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2025年11月28日金曜日

【ふるさと納税】絶品「ご馳走フライ」に舌鼓!真鯛の旨さを最大限に引き出したアラ汁と湯引き鍋も

【この記事のポイント】
・ふるさと納税で届いた大量の真鯛、消費プロジェクトの続編。身はサクサクふわふわの「フライ」、アラは旨味濃厚な「味噌汁」、そして湯引きは贅沢な「しゃぶしゃぶ風の鍋」へと華麗に変身。


先日、宮崎県延岡市と高知県須崎市から、時を同じくして大量の真鯛が送られてきたというお話を書きました。
その消費計画、「真鯛プロジェクト」の終結についてまとめておきます。

刺身の残りは、絶品フライへ





高知県須崎市から届いた豪快な真鯛。
息子も加えた4人がかりで刺身で堪能したものの、それでも1/4ほどが残ってしまいました。

どうしたものか。
妻曰く、「絶対にフライが良い」と強い推し、これが大正解でした。

サクッとした黄金色の衣から現れるのは、驚くほどふわっふわに仕上がった純白の身。
刺身で食べた時のあのシコシコとした弾力とは全く違う、優しい食感です。

火を通したことで、真鯛の持つ上品な甘みがより一層引き立っている。
アジフライや白身魚のフライとも一線を画す、まさに「ご馳走フライ」です。

ソースも良いですけど、シンプルに塩とレモンで。
この真鯛のポテンシャルを最大限に引き出してくれる、そんな食べ方だと思います。

骨の髄まで、旨味を味わい尽くす





須崎市の真鯛に付いてきたアラ、少し残しておいたものを味噌汁の出汁に。
これもまた素晴らしい味わいでした。

魚のアラを食べる文化は、魚を獲る海辺の町で、**新鮮な食材を無駄にしないという漁師さんたちの知恵と工夫**から生まれたもの。
この味噌汁には、そうした**日本の食文化の歴史**が詰まっている気がします。

お椀から立ち上る磯の香り。
一口すすると、真鯛の骨や頭から染み出した濃厚な旨味とコラーゲンが味噌の風味と一体となって、口の中いっぱいに広がります。

そして骨の周りに残ったわずかな身を、ほじりながらいただく。
日本人に生まれて良かった、心からそう思える瞬間です。

魚のアラを食べる文化は、魚を獲る海辺の町で、新鮮な食材を無駄にしないという漁師さんたちの知恵と工夫から生まれたもの。
この味噌汁には、そうした日本の食文化の歴史が詰まっている気がします。

最後の締めは贅沢な鍋





そして最後に残ったのは、宮崎県延岡市の「真鯛の湯引き」。
白菜、春菊、えのき、ネギといった鍋の定番野菜と共に、贅沢な鍋の具材として頂くことにしました。

一度湯通ししてあるこの真鯛。
鮮度も抜群なので、火は軽く通すだけで十分です。

煮立った鍋に最後に乗せて、これがもう最高。
半生状態に火が通った真鯛の身はとろけるように柔らかく、それでいてプリッとした食感も残っている。

口に入れた瞬間、上品な脂の甘みがふわっと広がります。
野菜の旨味が溶け出した温かい出汁、これとの相性も言うまでもなし。

ポン酢でさっぱりといただくのも良し、出汁の味をそのまま楽しむのもまた良いんです。

最後に



というわけで、二つの自治体から時を同じくして届いた大量の真鯛。
刺身に煮付け、フライ、味噌汁、そして鍋と、その持つポテンシャルをあらゆる角度から味わい尽くすことができました。

真鯛という一つの魚が、これほどまでに多彩な表情を見せてくれる。
料理のバリエーションを考えるのも、実に楽しい時間だったなと。

美味しい料理を楽しませてくれた、二匹の真鯛に心から感謝。
ご馳走さまでした。







【おまけのワンポイント】
・魚のアラは旨味の宝庫。捨ててしまうのは非常にもったいない食材です。今回のように味噌汁にするのはもちろん、塩を振って焼くだけでも、立派な酒の肴になりますよね。

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