モーションウィジット

2024年3月31日日曜日

【山登り】顔振峠までの山道ではトレッキングポールが大活躍

【この記事のポイント】
・下山では顔振峠を経由、舗装路と並行する山道を歩いて登山気分を満喫



「関八州見晴台からの下り、ちょっと怖いかもしれません。無理そうだったら迂回しますんで。」と師匠。
そうは言ってたけれど、迂回路に行くつもりなんかないんだろうな。

下ってから振り返ったのがこの写真です。

急坂で木の根っこだらけ、横は双方とも切り立った尾根筋。
そんな怖さの要素満載ではあるものの、さほど苦もなく下ることができたのは、大滝への極細道があったからでしょうね。

トレッキングポールを突きながら、所々で屈みながらまぁ何とかなったなと。

ここからは尾根が基本、とはいえ、これだけの道幅があれば問題はないですね。
木が多いというのもポイントで、視界が遮られる分、恐怖感はなくなるもの。

途中、アスファルトの道に出ることも。
ホッと一息つくことはできるんですけど、その後は決まって登り坂。

狭い道も所々あり、こういうところはゆっくりと。

切り立ったトラバース道(斜面を横断する道)を歩く時には、トレッキングポールを左右にしっかりと突いて上体のバランスを保持。
後ろから人が来た時には、ペースが乱れることがないように先を譲って。

そんなマイペースの歩き方が確立した...なんていうのにはまだ早いか。

傘杉峠まで到着、ここで気付いたのは、舗装路と登山道は平行していること。
だったら舗装路の方が楽だし、早いんじゃない?

「そうなんですけど、せっかく山に来たんだから登山道を歩きましょう。」
いかにも師匠らしい反応だ。

えぇと、あ、顔振峠まで1.1km、しかもここからは舗装路。
いやぁ、ようやく一安心ですね。

ところで、顔振峠は普通に読めば「かおふりとうげ」ですよね。
地元の方は「かあぶりとうげ」、登山の方は「こうぶりとうげ」と読むんだそうですけど、どちらも変わった読み方。

「飯能」だって地名としては風変わりだし、「秩父」も知らなきゃ読めず。
この近辺は難読地名の宝庫なのかもしれません。

顔振峠には茶屋があるのでここで一休み、というところで、続きはまた明日。




【おまけのワンポイント】
・顔振峠の由来は、源義経が山の美しさに見惚れて振り返りながら歩いたからだという伝説があるんだとか。これは奥州平泉に逃れる道中のことなんだそうですけど、鎌倉からもさほど離れていないこの地、感心があったのは景色ではなく、鎌倉だったのかも。

2024年3月30日土曜日

【山登り】寒い季節のアウトドア麺はカレーヌードル!

【この記事のポイント】 ・関八州見晴台でのランチ、カレーヌードルとハムカツサンドが堪らなく美味だったなと
いやぁ、高山不動からの登りもまたキツかった。 舗装道路に出る直前は狭い通路、しかも崖側は急斜面で怖いのなんの。 私のような怖がりは、車道の奥武蔵グリーンライを歩くのが良いようです。
関八州見晴台入口、実はここまでは車でも来ることができるんです。 楽なのは間違いないですけど、はるばる歩いてきて、あと少しで到着するかと思うとモチベーションも上がるもの。 よし、あと一踏ん張りだ。 と、ここの登りもなかなかのキツさで、安全な道ではあるものの足にくる勾配が続くんです。 登っているのは10分もかからずなんですけどね。
お〜、ようやく到着! 関八州見晴台は想像していた以上に広い。 そして右手の建物が高山不動奥の院です。
標高はわずか771.1mですけど、ここに至るまでの2.5時間はそこそこタフだった。 歩いて登ったが故の満足感に暫し浸ってと。
関八州見晴台、つまり8つの国を見渡せるというわけですね。 武蔵国・相模国・安房国・上総国・下総国・常陸国・上野国・下野国か。 この日は薄っすらと低い雲があり、さすがに房総までは見渡せなかったものの、雲と山並みというのもまた美しい景色。
見取り図で確認、へぇ、手前に日和田山が見え、晴れていればその先に新宿のビル群、その先が房総。 本当に安房まで見えるか、残念ながらこの日は確認できずでした。
それはいいとしてと、さて、少し早めのランチを食べることにしましょう。 この日は師匠が登山用ガスバーナーを持ってきてくれるのでカップ麺、そして万が一のためのランチパック・ハムカツ。 ランチパックの方は下山するまで食べない方がいいんですけど、すっかりお腹が空いてしまったんです。
カップ麺はカレーヌードル、寒い時期のアウトドアといえばやっぱりカレー味が一番。 スパイスのおかげで食欲が満たされるのと、何と言っても身体が内部から温まるのがいいんです。 かつて真冬の海で船釣りをやっていた時、沖上がりの船宿で食べるカレーの極上の旨さを思い出しながら、ズズッ、ズズッとあっという間に完食。 ランチパックは一つ残しておきたかったものの、勢いにのってペロッと2枚を完食です。
後から登ってきた高校生らしき集団、野菜をカットし始めて何やら楽しそう。 近くにいた山ガールが「何を作るの?」と聞いたところ、「クラムチャウダーです」と。 そりゃ美味そうだな、でも、野菜を煮込むのにどれだけ時間がかかるだろう。 家庭のガスコンロと違って、登山用のがバーナーは火力がそれほど強くはないですからね。
我々は食後のコーヒーを愉しんでと。 師匠の持ってきてくれたガスバーナーに改めて大感謝、さて、それじゃ下山しようかというところで、続きはまた明日。

【おまけのワンポイント】 ・「ヤマノススメ」では、関八州見晴台で山コーヒーに挑戦、師匠はこれを見てガスバーナーを持ってきてくれたとのことでした。

2024年3月29日金曜日

【山登り】関東三大不動の一つ、高山不動尊にお詣り

【この記事のポイント】
・関東三大不動の一つと言われる高山不動尊、山奥にあるのに規模が大きく、古びたお堂には歴史に裏付けられた力強さがある



東京近郊で不動尊といえば、何と言っても有名なのは成田山新勝寺ですよね。
先週行った高幡不動も名が通っていて、これらが関東三大不動のうちの2つ。

じゃ、残る一つは何か。
諸説ありとのことですけど、今回行った高山不動も有力候補の一つなんだそうです。

現地に着いてまず驚いたのは大銀杏。
樹齢800年と言われているそうですけど、創建が654年といわれるこの常楽院であれば嘘と断じることはできないでしょう。
枝ぶりは見事なもの、葉が生い茂る姿も拝んでみたいもの。

そしてもう一つの見どころはこの石段。

120段・高低差18mというと大したことなさそうですけど、勾配は36〜38°とかなりの傾斜。
しかも各段には奥行きがなく、足裏の半分程度しか接地させることができないんです。

今回は登り、中央の鎖に掴まりながら、もう片手ではトレッキングポールを突きながら。
これを下ることができるのは、相当に勇気のある方だけだと思います。

一度登り切ってしまうと、近くに寄るのも嫌なぐらいの怖さ。
こんなところをよく登れたと、自分を称えくなりますね。

お堂はこんな感じ、山奥にあるのにかなりの規模だなと。
年季がかった木材、歴史の重みを感じる力強さがありますね。

開口部が多いので、お堂の中に入っても明るいんですよね。
他のお寺では見たことがないような造り、関東三大不動の一つと言われる理由も何となくわかるなと。

境内にこんな案内があるのは、関八州見晴台には高山不動の奥の院があるから。
そこそこ登らねばならずで、よし、覚悟を決めて出発するかな。

今日は師匠の足取りがやけに軽く、スタスタと登り始めるんですよね。

後で聞いたところだと、日々会社の階段を昇ったり、スクワットをしたりと特訓を重ねているんだそうです。
しかも毎週末に山登りをしているので、そりゃ差がついて当然。

何とか頑張って後ろをついていこうというところで、続きはまた明日。




高山不動尊
埼玉県飯能市高山346
042-978-0027
参拝自由

2024年3月28日木曜日

【山登り】登り道がキツいのは、ノロに罹って身体が弱ったから?

【この記事のポイント】
・高山不動への登山道、途中にある不動の滝と白滝は回避したものの、月一登山の温さに浸かった身体にはそこそこ堪えるレベルだったかなと



恐怖の大滝コースを脱して、再び高山不動を目指す登山道へ。

こんな感じでわかりやすく道案内が出ているのは嬉しいけど、関八州見晴台まではまだまだあるな...
危険なルートは避けたいので、不動の滝と白滝はもう行くのを止めておこう。

「え〜、不動の滝も白滝も、大滝より全然楽勝の道っすよ。」

師匠はそう言うけれど、大滝だって「大したことない」って言ってたじゃないか。
もはや全く信用せず、滝は止めよう、高山不動を目指そうの一点張りで回避。

高山不動までの登山道、これとて私には十分に怖いんですよ。

目が慣れてきているのと、何よりもトレッキングポールのおかげで恐怖感が軽減されているから何とかなるというもの。
特にこの日は大滝までの道を経験しているのが大きかったのか、こんな狭い登山道も普通に登っていけるのが不思議といえば不思議でした。

それにしても、今日の師匠はやたらに元気がいい。

半袖に短パンだから?
登りではいつも私の方が余裕あったのに、今日は置いていかれます。

そうか、ノロウィルスにやられた私の体力が戻っていないのかな...

途中から幅広の尾根道、これなら歩きやすいし気持ちいいものですね。
高山不動まであと少し、よし、頑張るぞ。

横瀬家奥都城、ってことはここは城趾?
いやいや、奥津城というのは神道のお墓のこと。

横瀬家というのは戦国大名、先祖は新田義貞の三男で、戦国末期には由良氏を名乗っていたんだそうです。
そういえば、由良国繁って昔の信長の野望か何かで見たような気がする。

なんて言っているうちに高山不動尊に到着。
にしても想像以上に険しい階段があるなというところで、続きはまた明日。




【おまけのワンポイント】
・高山不動尊に到着したのは10:20、西吾野駅をスタートしたのが8:30だったので2時間弱でした。大滝がよほど堪えたのか、意外なほどに時間が経過していないのに驚き。

2024年3月27日水曜日

【山登り】Youtubeで怖そうに見えた細い登山道、実際に行ってみたところ…

【この記事のポイント】
・西吾野駅から暫くはアスファルトの道、登山道に入ってすぐの大滝への極細道が無茶苦茶怖かったのは事前にYoutubeで確認した通りだった



関八州見晴台への登山、西吾野駅からスタート。
駅を降りた時には大勢いた登山客でしたけど、様々なコースに散ったのか前後にもほとんどおらず。

まずはアスファルトの登道をひたすら歩きます。
車もほとんど来ないので、堂々と道のど真ん中を歩けるというのは気持ちがいいもの。

駅から15分ほど。

橋を渡ると高山不動への近道ですけど、今日はこのルートではなく不動三滝方面に。
この橋の少し先にある道路を右折します。

登山道に向かう途中、「喜多川キャンピングベース」というキャンプ場前を通過。

段々状にウッドデッキのキャンプサイトが配されており、これならキャンプ初心者がでもテント泊し易いでしょう。
手軽に自然に触れることができる施設、これはいいなと感心。

更に奥に進むと、異様な外見の構造物が道路を跨いでいます。
あ、これ、ベルトコンベアか。

石灰石を運ぶためのもので、武甲鉱山から23.4kmもの長さで日高市にある太平洋セメントの工場まで繋がっているんだそう。
97%が地下化されていて、地上で観ることができるのは5ヶ所のみらしいです。

横倒しになっている立て札には、「高山不動尊奥の院」と書いてあります。
奥の院というのが関八州見晴台で、この道を進むのがかつては正規のルートだったということでしょうかね。

いよいよ登山道に。
西吾野駅から2.7km、上の写真にあるようなスポットもありそれほど距離があったような印象はなかったかなと。

よし、今日も歩くぞ。

と、張り切ったところまでは良かったんですけどね。
この後、不動三滝の一つ大滝に向かうルートが無茶苦茶怖かったんです。

昨日の記事にも書いた通り、事前にYoutubeで確認していた川沿いの極細道。
途中で「これは無理、止めたい。」と師匠には何回も伝えたものの、そんな甘っちょろい言葉には耳を貸してくれず。

幅30cmもない道というのが私のイメージですけど、実際にはもうちょっとあったのかな。
トレッキングポールを突くスペースが無かったことは間違いなく、山側の岩や木に掴まりながらの茨の道。

大滝に到着、水量は大したことないけど、2段の水の流れは美しい。
でも、あの道を戻るのは大変だよな...

「大丈夫です。戻りは別ルートになりますから。」と師匠。
ほっと安心したのも束の間、そのルートは同じく極細、更には登り坂で、落ち葉で足を滑らせてからは這って進まざるを得ず。

リュックが引っかかって倒木をくぐり抜けるのに一苦労したりと、こっちのルートの方が更に大変だったんです。

いやぁ、スタート直後で体力の半分を使い果たしたんじゃないか...
というところで、続きはまた明日。




【おまけのワンポイント】
・恐怖を感じるところでは写真を撮る余裕もないものですけど、今後のためにはそういうところこそ写真を撮っておくべき、というのも今回の教訓。

2024年3月26日火曜日

【山登り】ラビューに乗ってチーズトースト、目指すは関八州見晴台

【この記事のポイント】
・飯能と秩父の間にある関八州見晴台に、山道を15km以上も歩くというのは鈍った身体には堪えるだろうなと


師匠との山登り、3月は関八州見晴台。

今回も待ち合わせは西武池袋、いつもと同じ6:50発のラビューに乗ります。
毎月同じ電車に乗っていると季節の移ろいを感じるもので、空はすっかり明るくなってきたし、行楽の乗客も増えてきたなと。

これも前回と同じく師匠はドトール開店前の行列にいるとのこと... お、今回も先頭ですね。
何時から並んでいるのかは聞きませんでしたけど、多少なりとも早起きをして貰っていることには深く感謝です。

私もすっかりお馴染みになったチーズトースト、これを素早くゲットするために並んでくれているんです。

そうでなくとも美味しいチーズトースト、苦労して頂いているのでなおのこといい味。
私も起きてから何も食べておらずなので、このチーズトーストは本当に美味しく感じるんですよね。

ラビューの中では、追加の朝食を食べながらお喋り。

「ところで、今日のコースはこれを考えています。」と師匠。
関八州見晴台というのは教えてもらっていたので、えぇと、「西武鉄道で行くハイキングコース24選」にあるこのルートでしょ。

ん?え? こっち

西武鉄道の方は11.8km・4時間15分に対して、ヤマップのは15.1km・5時間とちょっと長め。
関八州見晴台からの下り、顔振峠を経由するという違いか。

「了解です、ありがとう。ところで、不動三滝は私の実力じゃちょっと無理だから。」
「え?」

実は前の日にYoutubeで不動三滝まで歩く動画を見たんですけど、道があまりにも細く、観ているだけでも恐怖を感じたんです。

「大した滝でもないみたいだし、ここは飛ばしていこう。」
「まぁ現地で様子を見て決めましょう。」

無理、と言えばまぁ考慮はしてくれるだろうけど...

過去2回が温かったので、今日はしっかり山登りと張り切っている師匠。
嫌な予感がするなぁ。

飯能で鈍行に乗り換えて、西吾野駅で下車、この駅で降車するのは山登り系の方しかおらずでした。

さぁて、今日はどんな一日になるのか。
期待と不安のスタート、というところで、続きはまた明日。




【おまけのワンポイント】
・西吾野駅の乗降車人数は256人/日(2022年)。登山客&週末に集中しているんでしょうね。

2024年3月25日月曜日

【グルメ】ちくわ天そばって、こんなに美味いものだったんだ

【この記事のポイント】
・お気に入りの『原木そば』でちくわ天、蕎麦汁が染みるとこんなにいい味になるとは、イカ天に続いての新たな発見



午後から出社というとある日、原木中山でのランチはこの店と決めていたところに。

『原木そば』、過去にも何回かこのブログでご紹介したことがあるお店です。

・11:00少し過ぎ、ランチをやっているお店が少ない
・暫く食べていない
・寒い日だったので温かいものを食べたい
そんな三拍子が揃っていたんです。

「えぇと、今日は... ちくわ天そば、大盛りでお願いします」「はい、ちくわ天大盛りね」

ちくわ天、一体いつ以来食べていないだろう。
磯辺揚げが弁当に入っていたのを食べた程度で、立ち食い蕎麦ではおそらく初めて。

なぜここで食べたくなったのかというと、『原木そば』はメニューの種類がそれほどないから。
今まで食べたものを消していったところ、ちくわ天が残ったという次第。

「はい、お待たせしました。600円です。」

このお店には何回も来ているので、現金を商品と引換に渡すという流儀にも慣れたもの。
財布からポケットに600円を移してあって、サクッと支払いを済ませてと。

よし、それでは頂きましょう。

ん? ちくわ天は2本入っているのか。
蕎麦も大盛りなので、それなりのボリューム感がありますね。

まずは汁を一口。
色は濃いものの味はそれほどではなく、ほんのりと出汁が香っていい味。
暫く来ていないと、この汁を味わいたくなるんですよね。

蕎麦を一口ズズッと、うん、美味い。
蕎麦の香り云々とかいう問題じゃなく、汁を纏ったこの麺がいいんですよ。

蕎麦とはまた別のジャンル、駅蕎麦として素晴らしい味。
何回食べていても飽きることはなし。

ちくわ天はどうか、おぉ、これもまた美味いぞ。

汁を吸った衣に程よく味が染みていて、ちくわのプルッとした食感との組み合わせが絶妙。
最近になってイカ天の美味しさに目覚めた私、イカにも負けず劣らずちくわも美味いじゃないですか。

考えてみれば、研究を重ねて魚のすり身を美味しく加工しているのがちくわ。
そりゃ天ぷらにしても美味しいのが当然、ということですね。

衣がツルンと脱げてしまわない、これもちくわの特徴で、最後まで美味しく味わえますね。

蕎麦大盛りの楽しみ、味変で七味唐辛子を加えてと。
このお店の汁と蕎麦は辛さにも合うんです。

少し噎せそうになりながらも、美味しく完食。
危うく汁を全て飲みそうになりましたけど、底に沈む七味は残すのが無難でしょう。

いやぁ、美味しかった、ご馳走さまでした。






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