モーションウィジット

2020年3月31日火曜日

【観光】尾道への下り道、みかんソフトを食べながら

さて、再びしまなみ海道紀行に戻ります。


千光寺からの下りは登りと違う道にして、街中に戻ることにしようかなと。

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まずは鼓岩、おぉ、向島がよく見渡せて景色がいいなぁ。

「千光寺第2の巨石」、一番はどこにあるんだろう。
「岩の上を小石で打つと、ポンポンと鼓のような音がする」、う~ん、手頃な小石が見当たらず… しかもあの上に行くのは怖い。

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おや、あなたは誰?「頼山陽」って聞いたことあるな。

調べてみると、そうだ、尊王攘夷論の始祖。
尾道には友人が多くて度々来たとのこと、千光寺にも登ったことがあるんだそう。

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近くにあったのは、岩割の松。

スゲぇなこれ、本当に松の根が割ったの?
どうやら、元々割れ目があったところに根が伸びた、というのが真実のようです。

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洒落た洋風の建物は、『プティアノン』という名のレストラン。
あ、ソフトクリームがあるぞ、よしよし、これを食べてみよう。

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写真を撮る前に、一口食べてしまったのは失敗。
みかん味で酸味が効いていて、坂を登って乾いた喉を潤すのにおいしかったな。

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え? これが道? と思うような細さ。
踏み外して落ちると、そのまま海まで転がり落ちて行くような錯覚に陥ります。

怖くもあるんだけど、綺麗な景色。

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猫の足跡、コンクリートが乾く前に猫が歩いた、ということに…

あ、猫がいきなり寄ってきたぞ。
何かも貰えると思ったのか、知らんぷりしていたらサッサと去っていくのは、さすが猫。

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ふぅ、ようやく街中まで戻ってきたと思いきや…
この横断歩道、柵の高さが50cmくらいしかなく(←ちょっと大げさ)、今にも落ちそうで怖いんですよ。


そんなこんなの下り道、パラっと小雨にあった程度でまだよかったかな。


【今日のワンポイント】
・3つの記事で尾道の坂歩きをまとめましたけど、寺は他にいくつもあったりと、省略しているものも多数。この坂歩きだけで、1日かけた方がいいくらい充実していますよ。

2020年3月30日月曜日

【時事】雪と桜、コロナに沈黙する街にも美しい風景

【時事】雪と桜、コロナに沈黙する街にも美しい風景

しまなみ海道連載の真っ最中ですけど、昨日の関東は雪。
この季節に珍しいので、近所の法華経寺まで、写真撮影に行ってきた記事を載せておきます。

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参道に到着、人が少ないな。
コロナ対策の外出自粛で都心に人が少ないというのは見ていたけど、こんなところまで。

いや、単に寒いからですね。
ん? 雪を撮りに歩くのも、不要不急の外出?

いや、千葉は東京に行かないように、だったよな。
それに軽く身体を動かすための近所の散歩はOKでしたね。

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参道を見ると、おぉ、期待通り、桜も満開じゃないですか。

今年はコロナ対策で、花見にも行っていないんですよね。
雪と桜、これが今年の唯一の花見になりそうだ。

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頭上は桜に覆われて、ハラハラと落ちてくるのは雪。
なんて綺麗な景色なんだろうか。

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人が通らないところには、わずかながら積雪もありますね。
今年は暖冬、雪も1回降っただけだったので、桜と雪を一気に楽しめるというのは、なんともいえない贅沢。

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見慣れた景色も、雪と桜でお化粧されると別物。
京都か北陸のお寺に来たみたいな錯覚に陥ります。

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五重塔、綺麗なものですね。
青い空に桜もいいけど、雪もなかなか風情があるじゃないですか。

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この季節に降る雪なんて、もしかして初めてかな。
ネットで調べてみたら、過去30年で…え、6回もあった?

直近は2015年って書いてあるけど、全然覚えていないや。
それほど珍しいことでもないと知ると、ありがたい気持ちも半減ですけど、気分が沈みがちなこの時節にはいい日だったなと。


【今日のワンポイント】
・1988年は、開花後に9cmの積雪があって桜の枝が折れたりということもあったそうな。覚えていないなぁ。

2020年3月29日日曜日

【観光】猫の細道から千光寺へ、尾道らしい坂の風景

艮神社の南側、ねこ喫茶に面した脇道から、猫の細道に登っていくことができます。

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ん? 「Cafe坂婆」、なかなかお洒落じゃないですか。
中にフクロウがいる? レモンスカッシュ美味しそう。

入りたいけど、この後雨が降ってくるんだよな。
先を急ぐことにしましょう。

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石に猫顔のペインティング、いかにも尾道という風景を通り過ぎながら。

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坂がキツくて、これは息が切れるのは必定…

途中の「ミーシャのハーブ庭園 ブーケ ダルブル」というお店の前には、「本日は魔女会議にでかけていますのでお休みです」という表示。
なかなかユニークじゃないですか。

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三重塔は天寧寺、室町時代開山。
建立時は五重塔だったものを、老朽化したので江戸時代に上二層を取り除いたんだとか。

尾道水道や新尾道大橋まで見渡せて、これはなかなかの絶景。

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みはらし亭、カフェ併設のホステルなんだとか。
見晴らしのいい立地、料金も安いしこれは外国人には人気あるんだろうな。

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ようやく辿り着いた千光寺、ロープウェイはここに来るためのものんですよね。
ここからも再び階段、ちょっと疲れてきたな。

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全体を見て歩こうと思っていたものの、時間も遅くなってきたし、雨は降りそうだし。
軽く通過しようとしたところ、ん?なんだこれ。

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石鎚山鎖修行って、この鎖を登って行くのか。
奉納料100円を払って登り始めましたけど、そうだ、私は高所恐怖症だった。

頑張れば登れそうではあったものの、後ろからは誰もこないし… ここで怪我して、明日のサイクリングができなくなるのも嫌だし…

止める理由はいくらでも思いつきますよね。
途中でリタイヤして降りてきましたけど、もしかすると降りる方が怖かったのかも。

なんて言っているうちに、お、小雨が降り始めたぞ。
ちょっと急がなくっちゃ。


千光寺
0848-36-5495
尾道市西土堂町19-1
拝観時間 9:00~17:00

2020年3月28日土曜日

【観光】坂の街・尾道、映画ロケ地を巡り歩いたものの

さて、いかにも尾道という坂道を歩きに行くかな。

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まず目指すのは御袖天満宮、路地に入ると、おぉ、いかにも。
タイムスリップしたような風景に感動ですけど、あ、チコちゃんのポスターは現代っぽい。

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「転校生」って映画、ご覧になってますよね。
1982年公開の「転校生」、男女が入れ替わる時に落ちたシーンはこの階段で撮影されたそうな。

一瞬、懐かしいなぁと思ったものの、あれ、ストーリーは全然覚えていないや。
演じていたのは… これも当然思い出せず。

後で調べてみたら、尾美としのりと小林聡美でした。

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猫、これも尾道っぽいですね。
眠そうに大あくびをする姿、平和を感じる一コマでした。

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天満宮というので、菅原道眞に所縁がある神社。
大宰府へ流される途中に尾道へ、町の人に渡した着衣の袖を祀ったのが起源だそうです。

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次の目的地に向かう途中で通過した妙宣寺、尾道には神社仏閣が多いんですよね。
明治維新の際、福山藩に備えた広島藩の兵がこの寺を本陣として駐留していた、なんていう歴史があるんだそう。

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艮神社、この「艮」って読めます?
私はわからずでしたけど、「うしとら」なんですね。

この神社は「時をかける少女」の撮影地、原田知世でこの映画は覚えていますよ。
でも神社のシーンなんて、あったんだっけ?

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手水が龍ではなく、亀なんですよね。
しかもポケモンに出てきそうなコロッとした体型、他では見たことないなぁ。

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さて、ここまでは坂も大したことなかったので歩きでしたけど…
更に登るのにはロープウェイ使おうか、どうしようか。

途中の「猫の細道」も見てみたいから、やっぱり歩くかな。
覚悟を決めて歩き始めたところで、続きはまた明日。


御袖天満宮
0848-37-1889
広島県尾道市長江1-11-16

艮神社
0848-37-3320
広島県尾道市長江1-3-5

2020年3月27日金曜日

【観光】尾道にて、昭和レトロな商店街を散歩

福山城、なかなか良かったな。
さて、尾道まで、山陽本線で移動するか。

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やって来た電車は古風な黄色、趣があっていい車輌です。

沿線の風景も田舎ではあるんですけど、古くから栄えていた街、ということが見て取れるんですよね。
考えてみば、関東には小さな村落しかなかった時代から、ここには大勢の人が住んでいて、たたら鉄の流通拠点としても機能していたんだよな。

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電車で20分ちょっと、尾道に到着です。

駅舎も綺麗だし、駅前広場もかなりの規模。
さすが人気の観光地だ。

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明日の朝は、駅前桟橋から船に乗る予定。
朝一は人もいないだろうし、着いてから慌てないようにと事前にチェックしてと。

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本通り商店街はアーケード。

昭和っぽい懐かしさを残しながら、そこここに洒落たお店もあったり。
なるほど、これは女性ウケする街っぽい。

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脇道は車も通れないほどの細さですけど、風情があっていいものですね。
伊豆の温泉街に似た風景かな。

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風呂屋の建物を使ったカフェ、いかにもって感じ。
みかんジュース、美味しそうだな。

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おぉ、中華そばに天ぷらうどんか。

海賊の人形は何か関係があるのか? お持ち帰りができるって…中華そばを?
疑問は湧いてきますけど、こういうお店ってきっと安くて美味しいんですよね。

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そんな風景を見ながら、駅から15分ほど歩いて宿に到着。
さて、ここで荷物を置いてと、雨が降ってくる前に尾道の街を観光するかな。

続きはまた明日の記事にて。


【今日のワンポイント】
・本通り商店街は1.2kmもの長さ。尾道というと坂道のイメージしかなかったんですけど、平地には数多くの商店があるんだなと。

2020年3月26日木曜日

【観光】左右対称に2つの社殿、福山八幡宮は個性的な造り

福山も探せば色々観光地があるんでしょうけど、今回の旅の初日は宿泊地である尾道がメイン。
駅近であと1ヶ所だけ巡ろうということで、福山八幡宮に向かうことに。

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福山八幡宮は駅から見て城の裏手、向かう途中には水野勝成の銅像がありました。

平時の服装からは、鬼日向の迫力は感じられず。
城を築き街を開きと、福山では開祖として親しまれているようです。

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福寿会館、茶会や展示会用のスペース。
日本庭園から天守を臨むと、タイムスリップしたようでなかなか趣があります。

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改めて振り返ると、ん? 石垣の上に人、さては忍者か?
いやいや、石垣点検の方のようですけど、高所でのロープ作業、危険なので気をつけてくださいね。

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城のすぐ裏手にある三蔵稲荷神社。
お参りしようかとも思いましたけど、今日は尾道の坂も歩くつもりなので体力温存しなくては。

この神社、備後国の守護神として、水野勝成が城内に建てたものなんだそうです。

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さて、福山八幡宮は…
お、あったぞ。

外見からすっかりお寺だと思い込んでましたけど、奥に鳥居があるじゃないですか。
福山城築城時にここに移転された神社のようですけど、寺のような門構はもっと後の時代のものなんだろうな。

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なかなかにハードな階段、一気に昇り切ると少々息が切れる。
初詣でも人気のある神社のようで、参道や境内は広く、人が少々多くても全く問題ないでしょう。

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お参りをしようとすると、あれ。
左手にある社殿と…

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右手にある社殿が全く同じ形をしているじゃないですか。
左右対称、シンメトリーな神社って初めてだな。

元々別の場所にあった2つの八幡宮、福山藩時代の移設時にこう造営されたとのこと。
両方にお参りすればご利益倍増… なんて思う人には、ご利益ないんだろうな。

珍しい景観に出会える神社、一度は観てみる価値ありでした。


福山八幡宮
084-924-0206
福山市北吉津町1-2-16
社務所 8:30~17:00

2020年3月25日水曜日

【観光】駅の隣にいきなり石垣、福山は城が身近にある街

前の記事にも書きましたけど、福山着は12:45、家を出てからちょうど6時間。
新幹線だと1時間短いようですけど、振り返ってみりゃうどんを食べたりもしていたんですよね。

料金は、新幹線だと18,000円。
対して飛行機だと、成田空港までは1,000円、LCCは9,000円、そして福山までのバスが1,400円。

合計11,400円と、6割程度で済んでしまいます。
フルサービスの飛行機だと料金は同程度なんでしょうけど、やはりLCCはお得なんだなと。

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さて、まず最初の観光地は福山城。
先祖がここに住んでいたので、一度行ってみたかったんです。

福山城は、福山駅に隣接。
というか、福山城の三ノ丸の一部に駅を建設したので、駅から徒歩0分でお城に行くことができます。

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いきなりドンと立派な石垣、圧倒されますね。
えぇと、本丸に登るには…左に進めばいいんだな。

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入り口は筋金御門、伏見城から移築したものらしいです。

名前の通り鉄を多用している門、実戦を意識しているのでしょう。
修理中のトタンをくぐって入れましたけど、この見てくれ、閉鎖しているのかと一瞬焦りました。

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おぉ、広い本丸に立派な天守だな。

第2次世界大戦の空襲で焼け、1966年に復原したもの。
横に付櫓がある複合天守、五重六層で威厳があります。

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中は展示室になっていましたけど、一部を除き撮影禁止。
鎧や刀剣は、阿部家時代のものが多数ありました。

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この城を築いたのは水野勝成。
「鬼日向」と言われた武将で、うちの先祖は水野勝成の与力だったと聞いています。

水野勝成は徳川家康の従兄弟。

父親忠重の部下を斬って勘当され出奔、諸国を転々としながら緒戦で活躍したり。
抜け駆け禁止の戦では、これを破った同僚の武士を追って抜かし、自らが一番槍をつけたり。

「鬼日向」というのは、明智光秀の官名だった日向守を気にせず拝命したことによるもの。
豪胆な人物だったようですけど、これほどの大城郭を築き上げ、毛利氏等への備えとして福山を任されたということは、徳川家から大層信頼された人物だったんでしょう。

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天守から見下ろした街、駅がすぐそばというのがお分かりいただけるかなと。
かつてはビル群の先まで堀の内、全てが残っていれば、さぞや立派だったんだろうな。


福山城、駅近で手軽に行ける城廓。
観光地としての魅力を十二分に感じるスポットでした。


福山城
084-922-2177
広島県福山市丸之内1-8
開館時間 9:00~17:00(4~8月は18:30)
休館日 月
入館料 200円