モーションウィジット

2023年10月31日火曜日

【旅行】かつてどこかで見た風景がそのまま残る佐久島

【この記事のポイント】
・三河湾に浮かぶ佐久島を観光、アートを観光の売りにしているスポットながら、昭和そのまんまの長閑な風景が素晴らしい。



佐久島、と聞いてどこの島なのかがピンと来る方はいらっしゃいますでしょうか。

三河湾に浮かぶ離島の一つ、他の2つは日間賀島と篠島。

3つの島は近いけど国が分かれている、日間賀島と篠島は尾張、佐久島だけが三河。
なので渡船ルートも別々で、佐久島には西尾市からしか渡れない。
なんていう話を義理の父から教えてもらいました。

佐久島への渡船、西尾市の一色港から出ています。

想像していたよりも大きな船で定員は100人強。
9:30と観光にしては早めの時間の便ながら、ほぼ満員というのもまた意外でした。

ところで、佐久島はどんな島なのか。
・人口196人(65歳以上108人)の離島(2020年4月1日現在)。
・面積は173ha、東京ディズニーランドの約3.5倍。海岸線の長さは約11.4キロメートル。

河口湖の周囲は20kmなのでこれよりも二回りほど小さく、過疎化が進んでいるということか。

・1996年からアートにより島おこし、アート作品を巡るスタンプラリーが楽しめ、さまざまなアートイベントも随時開催。
・人が住むようになったのは紀元前3000年ごろ、古墳時代後期の古墳や縄文・弥生式の土器片などが多く出土。
・海洋性気候のため暖地性植物が多く生息して、南の島の気分を味わえる独特の風景も広がっている。また、「三河湾の黒真珠」と称される西地区の黒壁集落は、佐久島で最も印象的な風景の一つ。

なるほど。
知られていないだけで実は魅力ありそうだなということで、今回の旅行で訪問したという訳です。

島に到着、近くにあった地図を確認してみると...経年劣化していて字が見えない。

観光地なのにいきなりこれじゃぁねぇ... 待てよ。
もしかすると、冒険に出るんだという気分を盛り上げるための演出?

本当にそうだとしたら、かなり高度な技じゃないだろうか。

船を降りたのは西港、長閑な風景が残っているなと。
昭和がそのまま保存されているようで、郷愁感をそそられます。

『弁天サロン』という建物、ここが島おこしの拠点なんだとか。
ちゃんとした地図をゲットしてと、さて、島巡りに行くとしましょうかね。

いきなりグッと来る風景、昔そのまんまのたばこ屋さんですよ。
営業はしていないようですけど、昔の街がそのまんま残っているという風景を歩くことができる。

住民の方が「雨が降りそうなんだけど、洗濯物を干そうかどうか... 迷いますよねぇ。」なんて話しかけてくれたり。
それだけでもまったりとした気分になれる素敵な島。

黒壁の風景、これもいいですよね。

道の向こうからひょっこり、知り合いが歩いて来たりするかもしれないな。
そんな想像を掻き立ててくれます。

代表的なアート、おひるねハウス。
アートと言われるものは全く理解できないのは何処も一緒ですけど、この作品は『名探偵コナン』の劇場版にも登場したことがあると、娘が教えてくれました。

島内にはカフェもいくつかあり、美味しそうなものがあるんですよ。

気温が低いのでシェイクは厳しいし、朝食がボリューミーだったのでお腹は空いておらず。
ここで食べてしまうとランチを食べられなくなるよなぁと、ちょっと残念に感じながら先を急ごうというところで、続きはまた明日。




【おまけのワンポイント】
・佐久島までの渡船は20分程度、渡船料金は片道830円とお手軽な設定。

2023年10月30日月曜日

【グルメ】名古屋コーチンのTKG、見た目通りに濃厚なのか

【この記事のポイント】
・名古屋コーチンのTKG食べ放題、この魅力にも屈せずご飯は何とか1杯で我慢



サンヒルズ三河湾に宿泊、2日めの朝を迎えてと。

窓から外を見ると、おぉ、竹島が綺麗だな。

そうか、海だ。
ベタ凪で並が穏やかな海、この安心感が景色を一段と綺麗にしてくれているのでしょう。

今日は佐久島に船で渡るので、風がないのはありがたい。
(と、この時間はそう思っていたんですよね...)

さて、一日のスタートの朝食。
昨晩は呑んでいたので食欲は100%とはいえないですけど、元気をつけるためには食べなければです。

よし、それでは頂きます。

中央のオカズ、焼き鯖がメインですね。

ご飯と一緒に食べると抜群に美味いんだよなと思いながらも、ご飯の量をセーブしないとランチを食べられなくなるかなと。
丁寧に仕上げた魚は、単独で食べても美味しいですからね。

右下の赤いもの、これが何だかよくわからず。
ジャコが入っていてピリ辛、ご飯が進むことこの上ない危険な美味しさでした。

イカの刺身、やはり美味。
新鮮な魚介が豊富な地域に旅行すると、こういったものが全て美味いというのが嬉しいものです。

ご飯を食べすぎないように我慢していたのは、名古屋コーチンの生卵があるから。
これをTKGにすると普通の卵とどう違うのか、じっくり味わいたいなと。

名古屋コーチンの特徴は、小ぶりで卵黄の比率が高いこと。
なので濃厚そうですけど、意外にもむしろさっぱりとした味でした。

雑味がないというか、おそらく卵本来の味であろう旨味が強い。
欲望のリミッターを外せば、ご飯3杯は軽くいけてしまう美味しさと言えるでしょう。

まぁ明日の朝も食べればいいということで、1杯で我慢してと。
充実した朝食、ご馳走さまでした。




【おまけのワンポイント】
・名古屋コーチンってそもそも何? 調べてみたところ名古屋の在来鶏と中国から輸入された鶏を交配した種なんだとか。卵をよく産むのと、赤みを帯びて締まった旨味の強い肉が特徴なんだそうです。

2023年10月29日日曜日

【グルメ】ふわふわ鰈に旨味たっぷり蒸し鮑、何とも贅沢な夕食

【この記事のポイント】
・『サンヒルズ三河湾』の豪華夕食、魚はもちろん、蒸し鮑の肝は何ともいえない独特の珍味



さぁて、サンヒルズ三河湾の夕食はと、この手の宿は食事が豪華なので楽しみですね。

今回は12人という大所帯、それでも雑然としないほどに広い食卓。
釜飯もあるし、いい品揃えですねぇ。

よし、それでは久々の皆さん揃っての旅行に乾杯!

まずはいかにも秋という前菜5種。

ムカゴに銀杏、煮こごりもいい味。
ビールがグイグイと進む前菜... あ、ビールの写真を撮るのを忘れてしまった。

お作りはマグロ2種、キンメ、サーモン、サンマに海老。

少し乾き気味ではあったものの、素材がいいので気にならず。
一品一品の余韻を楽しみつつ、次は何を食べようかと迷うのがまた幸せです。

茶碗蒸し、好きなんですよ。

そういえば、まだ息子が小さかった時の勝浦旅行。
走り寄ってきた息子にテーブル上の茶碗蒸しをひっくり返され、太ももが熱いうえに茶碗蒸しを食べられなくなったという悲劇があったんだ。
それを急に思い出してしまった。

カレイとゴボウの煮付け。

カレイはふわふわに柔らかく、ほんのり甘みの薄味。
軽く山椒がきいていて、これはさすがプロならではの味付けでした。

この日のメインはアワビ、活きているのを焼くので新鮮そのもの。
程よく蒸し焼きにしたアワビは旨味たっぷり、美味しいことは言うまでもなし。

肝の濃厚な苦味は独特、日本酒の肴でチビチビと食べたい。
一気に食べてしまうのは勿体ないし、こんなご馳走の一品として食べるのも惜しいですね。

お品書きに蓮根麺と書いてあるので、原材料は蓮根なんだろうか。

蓮根の味はせず、正体を探ろうとネットで調べてみたところ小麦粉に蓮根粉末を混ぜたものらしい。
話のネタとしては面白いので、もう少し蓮根感があっても良いかも。

釜で焚いたのは、栗とさつま芋のご飯。
赤出汁との相性もよく、お腹いっぱいなのについつい食べてしまいます。

デザートのフルーツは普通に美味、満腹感を増長させてくれる適量の甘味でした。

いやぁ、お腹いっぱいで大満足。
美味しい品々に感謝、ご馳走さまでした。






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2023年10月28日土曜日

【旅行】眺めよし、部屋も広しの『サンヒルズ三河湾』

【この記事のポイント】
・今回の宿は『サンヒルズ三河湾』、和室二間続きの広々とした部屋は超快適



初日の観光を終えて、宿泊先の『サンヒルズ三河湾』、ここに2連泊です。

三谷温泉街の内陸側の弘法山にあり、公務員は割安で泊まれるという施設、義兄に予約をとって頂きました。
朝夕食込みで1泊2万円弱という価格帯、普段私が旅行で使っているのよりグレード高めで楽しみ。

ネット上にはこの宿の情報がほとんどないものの、エントランスの造りをみるとバブル期頃にできた建物ですかね。
エントランスに向かうと、奥に向かって景色が開けています。

眺望抜群のロビー、明るくて開放感が半端ないですね。
こんなにいい場所なんだから、ただロビーとして使うだけでなく、お客さんにここで時間を過ごしてもらうような工夫があると良いのに少し勿体ないような。

宿泊する部屋は、和室2間の三河湾ビューデラックス和室。
10畳と6畳という余裕のある造りなので、家族4人余裕をもって過ごすことができます。

広い方の部屋、10畳あると布団が置いてあってもテーブルは隅に寄せずそのまま。

6畳は布団でほぼいっぱいながら、荷物を置いておく余裕もありますね。

それだけじゃなく、広縁にもテーブルと椅子のセットが二組。
家族全員が広縁で座って会話をすることができる訳ですけど、家にはそんなニーズはないか。

こんなにもゆったりとスペースがあるというのは、この宿の最大のいいところだと思います。

部屋からの眺望、三河湾を見下ろせて気分いいですね。
昼間に行った竹島もよくみえ、この宿ご自慢の景色もまた素晴らしい。

そんな景色を眺めながら、黒伊佐錦ハイボールで一服、よし、乾杯。
すっきりとした辛口、ここまでの移動の疲れをスッと癒やしてくれます。

ツマミのアカザエビせんべい、この後の夕食に備えてグッと控えめに。
適度な塩気と海老の風味、ツマミとしてもイケる一品でした。


最後に、この宿の大浴場にも触れておきましょう。

三谷温泉は奈良時代から続く歴史のある湯で、サンヒルズには露天風呂と内湯を備えた大浴場があります。
造りに個性はないものの、どちらもいい湯加減でゆったり、日々の疲れを癒やすにはいい温泉。


自分で計画する旅行だと、行きたいところにあわせて宿を変えるというのが基本ですけど、同じ宿でゆっくり過ごすというのもいいもの。
じっくりと巡りたい街に行く時には、今回の経験を活かしてみようと思います。






2023年10月27日金曜日

【旅行】水族館でこんなに笑ったのは初めてかな

【この記事のポイント】
・期待せずに入った竹島水族館、ウィットのきいた展示の工夫が素晴らしい



竹島からもほど近い竹島水族館、ここが初日最後の観光先。

大人になって水族館の面白さはわかるようになってはいるものの、竹島に水族館があったとは知らず、きっと昔のリゾート地にあった古い水族館だろう。
入る価値があるのか、まぁ他には何もないからな、そんな気持ちで向かったというのが本音でした。

え、何このシャッターだらけの建物。

調べてみると1963年の建築、2年前に閉鎖された竹島パルクという土産物店街。
地震が起きた時には倒壊するかもしれないけど、取り壊さずに残してあるのはなぜ?

竹島水族館は、この古い建物の端っこにあるんですよね。
多少はリニューアルされているようですけど、竹島パルクの様子をみてこりゃ想像していた通りだろうなと。

チケットを購入する行列ができていて、その間に見たのがこの表示。

「狭い!小さい!」「*期待せずに入ると期待以上の水族館です。」
なるほど、自虐ネタで期待値コントロールか。

入館料は500円/大人1名と安く、その割には館内は綺麗で魚もそれなりにいるようです。
へぇ、頑張っているんだなと思っていた時、義兄に「水槽の横にある手書きの文章が面白いよ。」と教えて頂き。

どれどれ。

「そのアマゾンじゃねぇっ!」
最初に見たのがこのネタ、思わずニヤリとしてしまいました。

なるほど、これは確かに面白そうだぞ。

「うわぁ... 気持ちわる その一言は褒め言葉」か。
ウツボだよな、だったらそんなに気持ち悪いこともないんじゃないか。

...

確かに、気持ち悪い。
蛇しかり、ニョロニョロ系が大量に動いていると不気味なことこのうえない。

「けっこう長いです。」というのはチンアナゴ。
手のひらにのっている写真をみて、ウゲッ、これも気持ち悪いぞ。

普段はこんな姿、まさか砂の中にあんなに長いボディが入っているとは想像もせず。
面白いだけでなく、勉強にもなって凄いぞ竹島水族館。

ん? この魚、動かない。
死んで色が変わり始めているんじゃないか。

「生きてるの?」「大丈夫ですか?」「弱っていませんか?」
「大丈夫、元気いっぱい生きています。」

へぇ、そうなんだ。

「お客さんに「大丈夫ですよ〜」と言いながら「大丈夫、だよ..ね..」と不安になったりします」と結び。

う〜ん、これは秀逸。
暫くは思い出してニヤニヤと笑っていたネタでした。


シュールなネタばかり取り上げましたけど、全体としては決してそんなことはなく。
小さな水族館でしかできないユニークな展示、これは一見の価値ありです。




竹島水族館
愛知県蒲郡市竹島町1-6
0533-68-2059
営業時間 9:00〜17:00