・千葉県立中央博物館を見学、研究員の方のキノコのお話、特別展のチバニアン期古生物など、新たに知ることが多く有意義だった。
とある休日、この日は千葉県立中央博物館に行ってみようかなと。
博物館に行くことが目的というよりも、『信長の野望 出陣』の領地を増やしたくて普段行かないところにというのが本音。
なので展示物にはそれほど期待はしておらず、ササッと観て帰るでもいいかなと思いながらの訪問でした。
千葉県立中央博物館には、京成線の千葉寺から徒歩20分ほど、それも苦にならないのは『信長の野望 出陣』のおかげ。
これがなくても歩いてばかりの私が言うと説得力がないですけど、健康づくりにも役立つアプリって素晴らしいと思います。
博物館に到着、ん?なんかここに来たことがあるような記憶もあるけど...
博物館なんてどこも似たようなものだし、気のせいか。
入館すると、館内放送が流れて。
「11:00から当館研究員によるキノコの解説が始まります。ご興味のある方は受付前のロビーにお集まりください。」といったような内容(だったと思う)。
正直キノコにはそれほど興味があるわけじゃないけど、まぁせっかくだから聞いてみるかなと。
そんな薄い期待に反して、この内容がなかなか面白かったんです。
・房総のきのこは700種類、そのうち50種類が毒キノコなので当たる確立は焼く1/10。
・毒キノコがどうして毒だとわかるのかと言うと、誰かが食べて毒にやられるから。
・凶悪なのはドクツルタケ、食べてすぐお腹が痛くなるものの、これは直ぐに治る。その後、1週間から10日かけて肝臓や腎臓が破壊されて死に至る。
・カエンタケも循環器不全や呼吸不全等を起こして死をもたらすなど、世の中には恐ろしいキノコもある。
もっと明るい話題も多数あったものの、印象に残ったのはやはり毒キノコのお話。
さて、展示は特別展から、この日は「蘇るチバニアン期の古生物」。
チバニアン期は、地球磁場が逆転していたということで有名な77万年前から13万年前までの期間。
千葉の市原市でその時期の地層が見つかったのでこの名前になっているというもの。
房総半島は沈み込むプレートの力で陸化してきており、この時代に海で堆積していた地層が隆起して地上に現れているんだとか。
地層が柔らかく浸食されて今のような低山となっていますけど、これがなければ3,000m近くにもなるんだそうです。
そんなチバニアン期にいた生物。
ナウマンゾウは有名、同じく象でトウヨウゾウ、ムカシマンモスなんていうのも。
ムカシって「昔」のこと? マンモスにつけるとういことは相当昔なんでしょう。
オオキトド、これは半端なくデカい。
オオキが「大き」なのか人の名の「大木」なのかはわからず、こんなトドがいたなんて考えただけでも恐ろしいですね。
いやぁ、博物館って想像していたよりも遥かに楽しい。
なんていうところで、続きはまた明日。
【おまけのワンポイント】
・キノコが盛りに不可欠なのは、木と共生しているから。水分や栄養をやりとりして、お互いに助け合いながら行きているんだそうです。メジャーな組み合わせが松茸と赤松ですね。
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