モーションウィジット

2020年3月11日水曜日

【観光】空堀に土塁に門に、岩槻城の遺構をゆったりと散歩

豆腐ラーメンでお腹いっぱい、身体も温まったしと。
さて、散歩を再開するか。

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『レストラン大手門』のさいたま市民会館いわつきは、岩槻城址公園内。
城址らしき風景が残っているのはここのみで、かつては新曲輪、鍛治曲輪といわれていた東南端のごく一部のみです。

この広場、かつては本丸を臨む沼堀だったんだろうな。
当時の姿を、一度見てみたいものですね。

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赤いギザギザ橋、八ツ橋は城址公園のシンボル的な存在。
池に鯉がいて、長閑に餌をやる親子の姿が平和で微笑ましい。

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一段低くなった溝を歩いていると、ん? 堀障子の説明板。
そうか、単なる溝だと思っていたのは、かつての堀だったんだ。

堀障子というのは、堀の中に一定のパターンの凸凹をつけたもの。
攻撃側は凸で横移動が困難になるので、守兵側は戦い易くなるんです。

簡単な工夫ながらも、実戦ではかなり役立ったんでしょうね。

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溝はこんな感じで続いてますけど、この通路の下に凸凹が眠っているのか。
萌えながら写真を撮る姿、死体遺棄の候補地探しでもしているように見えたかも。

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これが城の全体図。
城址公園は右下の曲輪なので、現代の地図と重ね合わせると相当な規模だったことがわかると思います。

内堀は沼、この広さが半端じゃないですね。
蚊が半端なくいたんだろうな。

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数少ない城の遺物は門、こちらは黒門と呼ばれていたとのこと。

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そしてこちらは裏門。
いずれも江戸時代に作られたものでしょうけど、野ざらしの割にはよく保存されています。

この門に辿り着くのに少々手間取って、「あ、あれだ」と近づいて行ったら公衆トイレだった、ということが2回ほど。

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公園外、おそらく新曲輪の堀、ここが最も深くて城址っぽかったかなと。
人の手があまり入っていないせいだろうな。

こんな感じで、微かに残る城の痕跡を辿るというのがここの楽しみ方。
かなりマニアックですけど、ご興味がある方はどうぞ。


岩槻城址公園
048-757-9122
さいたま市岩槻区太田3-4
開園時間 9:00~21:00

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