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2025年11月6日木曜日

【グルメ】30年ぶり再訪!台湾ラーメンの元祖『味仙』本店で辛さの「波状攻撃」を体験

【この記事のポイント】
・名古屋旅行の初日の夜、台湾ラーメンの元祖『味仙 今池本店』へ。30年ぶりの再訪で、その変貌ぶりと変わらぬ行列に驚き。麻婆豆腐や台湾ラーメンといった定番の辛旨メニューから、初めて挑戦する激辛の「イタリアン」まで、本店ならではの圧倒的なパワーを体感。


名古屋旅行の初日夕食。
義兄が予約しておいてくれたのは、名古屋めしの代表格、台湾ラーメンで有名なあの『味仙』です。

しかも、その総本山である「今池本店」。
このお店には、かれこれ30年以上も前に一度だけお邪魔したことがあります。

東京の神田にも支店ができて、ランチでたまに利用しますけど、初めて本店で食べたあの衝撃的な辛さと旨さには、遠く及ばない。
今日はあの感動に再び出会えるんだと、朝から楽しみにしていたんです。

30年の時を経て変貌した聖地





お店に到着して、まず驚たのはお店の外観。

あれ? いつの間にか小綺麗で立派な店構えになっている。
私の記憶の中にある、もっと雑然とした大衆食堂のような雰囲気はどこへやら。

更に驚いたのは、お店の前の行列です。

土曜日ということもあったんでしょうけど、店の前には30人以上のお客さんが入店待ち。
義兄が予約しておいてくれたおかげで我々はすんなりと入店したものの、待っている方々にはちょっと申し訳なく思うほどの凄まじい人気ぶりです。



店内も私の記憶とは全く違い、かなり綺麗にリニューアルされています。
そりゃ30年以上もの歳月が流れれば、色々なことが変わるものですよね。

よし、それでは久しぶりの家族の集まりに、乾杯!
グビッと飲み干す冷えたビール、やはり最高に美味い。

辛さと旨さ、怒涛の波状攻撃



食事のメニューは義兄に全てお任せ。



最初に運ばれてきたのは、麻婆豆腐とピータンです。

この麻婆豆腐、いきなりガツンとくる辛さ。
でもただ辛いだけではない、豆板醤のコクとひき肉の旨味が辛さの奥にしっかりと存在しています。

そしてピータンは、特有の独特のアンモニア臭とねっとりとした濃厚なコク。
辛い料理の合間の良い箸休めになります。



お〜これこれ。

30年前に初めてここに来た時にも食べた高菜炒め。
ニンニクの香りがこれでもかと効いていて、これがたまらなく美味なんです。

シンプルな料理だからこそ、店のレベルが分かる。
お店を代表する一品です。



今回、初めて食べた回鍋肉。

これもまた見た目に反して、なかなかのピリ辛。
豚肉とキャベツに辛甘い味噌ダレがよく絡み、ご飯が欲しくなる濃厚な味わい。

真打ち登場、台湾ラーメンと未知なる挑戦





想像していた以上に美味しかったのが鶏のから揚げ。

表面はカリッカリ、中はジューシーに仕上がっているのは、中華の技をフルに活用しているからでしょう。
端が止まらなくなり、立て続けに3つも食べてしまった…

きた〜。
『味仙』を、そして名古屋めしを全国区へと押し上げた代表メニュー、「台湾ラーメン」です。

鶏ガラベースのあっさりとした醤油スープ。
その上に、唐辛子とニンニクで激辛に炒めた豚ひき肉とニラがたっぷりと乗っています。

まずはスープを一口。
むせるほどの辛さ、でもその中に確かな旨味がある。

この辛さと旨味の絶妙なバランスこそが、『味仙』台湾ラーメンの真骨頂。
ストレートの中細麺にこのスープとひき肉がよく絡み、さすがの味に仕上がっています。


こちらも初めて食べたレバニラ炒め。
ボリューム満点で、これは意外にも辛くないんです。

レバーの火の通り加減が絶妙で、臭みは全くなくプリプリの食感。
辛いものが苦手な方でも安心して楽しめる、万人受けする一品ですね。



そして、宴の締めくくりに、皆が私が挑戦するのを楽しみにしていたこれ。
「台湾ラーメン」の激辛バージョン、「イタリアン」です。

味仙の台湾ラーメンには、辛さの段階があり、ノーマルの「台湾ラーメン」を基準に、辛さ控えめの「アメリカン」、そして、辛さ増しの「イタリアン」「アフリカン」と、その辛さは上がっていきます。

さすがに「アフリカン」は無理だろうと、人生初の「イタリアン」に挑戦です。



まずはスープを一口… コホッ、コホコホッ…
不覚にも咳き込んでしまった。

スープに入っている唐辛子、喉にダイレクトに張り付いてしまうようです。

二口、三口と慎重に進めても、やはり同じようにむせてしまう。
う〜ん、これはどうも私の喉と相性が悪いらしい。

仕方ない。
スープを飲むのは諦めて、麺だけを頂くことにしましょう。

麺に絡みついたスープだけでも、その辛さはノーマルの比ではないんです。
でも不思議なことに、その暴力的なまでの辛さの中に、やはり確かな旨味が生きている。

辛い、でも美味い。
この麻薬的な魅力。

汗だくになりながらも、麺だけを完食です。

最後に



というわけで、30年ぶりに訪れた『味仙 今池本店』。
想像を超える辛さ、そしてそれを上回る旨さにすっかりやられてしまいました。

神田の支店ももちろん美味しい。
でもやはり、この本店が持つ圧倒的なまでのエネルギー、そして「気」のようなものはここでしか味わえない。

『味仙』の真髄は、やはり本店にあり。
そのことを改めて私の舌と喉に深く刻み込むことができた、そんな素晴らしい夜でした。

いやぁ美味しかった、ご馳走さまでした。






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