モーションウィジット

2025年10月29日水曜日

【ウォーキング】アニメ聖地で明治天皇も見た絶景!天覧山は歴史と文化の玉手箱

【この記事のポイント】
・巾着田の曼珠沙華を堪能した後、高麗峠を経て飯能のシンボル・天覧山へ。明治天皇もご覧になったであろう景色と、アニメ『ヤマノススメ』の聖地巡礼を楽しみます。道中ではGoogleレンズでキノコを調べたり、徳川綱吉の母ゆかりの十六羅漢像に遭遇したりと、知的好奇心を満たす充実のハイキングだったなと。


昨日の記事の続き。
巾着田の曼珠沙華を堪能した我々は、次なる目的地の高麗峠へと向かいます。

木漏れ日のハイキングと、ITの活用




一応は山道であるものの、高麗峠の標高はわずか177m。
20分ほど、あっという間に峠に到着です。

前日の雨で足元の土が少し滑りやすくなっていましたけど、何の心配もない快適なハイキングコースでした。


むむっ。
倒木に鮮やかなオレンジ色のキノコ、これは毒キノコ?

こういう時は、ITの力が役に立ちますね。
スマートフォンのGoogleレンズで写真をパシャリ、調べてみると、どうやら「ヒイロタケ」というサルノコシカケ科のキノコのようです。

食用には適さないものの、特に毒はないとのこと。
なるほど、一つ賢くなりました。


木漏れ日が差し込む緩やかな山道。
気温もちょうど良く、実に歩きやすい。

ハードな山登りも良いですけど、高所恐怖症の私には、これくらいのハイキングコースが性に合っているんですよね。


巾着田から3kmちょっと。
ここで、多峯主山(とうのすやま)と、天覧山(てんらんざん)への分かれ道に差し掛かります。

師匠も、まだ体力が完全に回復したわけではない。
ここは無理せず、天覧山へと進路をとることに。

アニメの聖地、天覧山からの絶景




天覧山山頂、標高195mに到着です。

この「天覧山」という名前の由来は、明治16年、明治天皇がこの山頂から近衛兵の大演習を「天覧」されたことから来ています。
かつては愛宕山や羅漢山と呼ばれていたそうですが、この行幸を記念して、改名されたんだそう。

そしてこの天覧山は、近年、別な意味でも有名になったんです。
それは女子高生たちの山登りを描いた、人気アニメ『ヤマノススメ』。

作中で主人公たちが初めて自分たちの力で登った山、それがこの天覧山なんです。
アニメファンにとっては、「聖地」と呼ぶべき場所。


明治天皇もご覧になったであろうこの景色、眼下には飯能の市街地が広がっています。

100年以上前、ここから見えた風景は、一体どんなものだったんだろう。
そんな歴史ロマンに、思いを馳せます。

歴史との、思わぬ遭遇




下山途中、更なる歴史的な遺物との出会い。
岩壁に彫られた、「十六羅漢像」です。

これは江戸時代、五代将軍・徳川綱吉の母である桂昌院(けいしょういん)の寄進によって造られたものだそう。

「桂昌院」という名前は、最近オーディオブックで聴いていた本で知ったばかり。
漢字でこう書くのかと、ここで初めて知ることができました。
まさかこんな場所で、その名前に出会うとは思いもせず。


天覧山を降り、麓にある飯能中央公園へ。
そこにはなぜか、鉄腕アトムの像が。

説明板には、「世界で唯一の(鉄腕アトム)銅像」と誇らしげに書かれていましたけど、師匠がかつて調べたところ「この像ができた当時は」という但し書きがつくそうです。
現在は他にもいくつか、アトムの像は存在するということですね。

師匠の強い"推し"


さて、時刻はまだ10:00前。
「この後、どうする? 宮沢湖温泉にでも移動してから、早めのランチにする?」

「いえ。どうしても、この近辺で行きたい店があるんです。」と師匠。

え、まだこんな早い時間なのに?
そう思いつつも、師匠の強い"推し"には理由があるんです。

よし、ここは黙ってついていくことにしますか。
というところで、続きはまた明日。




【おまけのワンポイント】
・『ヤマノススメ』は、飯能市が舞台となっており、作中には、天覧山をはじめ、飯能河原や商店街など、実在の場所が数多く登場します。アニメの聖地を巡るウォーキングも、また違った楽しみ方です。

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