・息子との福島三名城巡りの旅… だったはずが出発直前に息子が発熱でダウン。旅程を急遽変更しての一人旅、スマホを駆使して新幹線と宿をキャンセルし、損失を最小限に抑える。次なる試練はレンタカーの超横長ナビ、目的地を設定することすらできず…
昨日から連載を始めた福島県三名城巡りの旅。
今日の記事は、華やかな駅弁で始まった旅立ちの裏では、様々なハプニングに見舞われていたというお話です。
出発直前の凶報と、瞬時の判断
家の最寄り駅のホーム、電車を待っていたまさにその時。
息子から電話がかかってきました。
まさか、寝坊したか?
いや、まだこの時間なら十分に間に合うはずだが…
「ごめん、朝起きたら38.4℃あって… ちょっと無理すりゃ行けないこともないんだけどね」
なんと、そうきたか。
「いや、無理するような旅行でもないんだから、しっかり休むようにしなさい」
「うん、わかった。ごめん。」
電話を切り、その場で私の頭はフル回転を始めます。
これはただの一人旅への変更ではない。
金銭的な損失をいかに最小限に抑えるかという、リアル戦略シミュレーションの始まりです。
課題1:新幹線チケット
えきねっとのサイトを確認。よし、出発前なら、キャンセル料を払えば払い戻し可能だ。
アクション: 即座にスマートフォンで、息子の一人分をキャンセル処理。
課題2:宿泊
宿のキャンセルポリシーを確認。当日のキャンセルは100%だが、翌日の分は50%のキャンセル料で済む。
宿泊代は、今晩が2名で16,000円。土曜日である明晩は、28,000円と高くなる。
ということは、1泊だけの旅程に短縮すれば、明日の宿泊費28,000円の半額、14,000円が返金される計算。
もともと明後日は午前中に白河の小峰城に行くだけの予定、白河は東京からも近いので、また別の機会にいつでも行けるだろう。
明日行く予定の会津も、東京まで4時間程度で移動できるので帰ってきてもなんとかなるはず。
結論: コストパフォーマンスを考えると、1泊2日に短縮して14,000円の返金を受けるのがベストな選択。
アクション: こちらもスマホで、翌日の宿泊分をキャンセル。
そんなこんなで、2泊3日の旅は1泊2日の弾丸一人旅に。
三名城巡りだったのを一つ減らす、という変更をすることにしました。
世の中ままならず、株主優待の罠
今回の新幹線のチケット、実はJR東日本の株主優待券を使い、40%オフというお得な価格で購入していたんです。
お得に買えたぞと喜んでいたものの、まさかこんな事態になるとは。
当然ながら、キャンセルしても株主優待券が戻ってくるわけではなし。
結果として払い戻される金額も、通常より少ないんです。
世の中、なかなか上手くはいかないもの。
まぁこれは仕方ない、返金があるだけましですね。
気を取り直して、郡山駅に到着。
さて、予約しておいたタイムズカーシェアの駐車場は…あ、あっちか。
一人旅の相棒と、新たな刺客
一人だけになったのだからと、一瞬、車を借りるのをやめて電車で二本松まで行こうかとも考えました。
しかし、
東北本線は、首都圏と違って運行本数が少ない。待ち時間で時間をロスする可能性が高い。
目的地の二本松城(霞ヶ城)は、駅から少し離れている。しかも山城なので、天守まで行く時間が足りなくなるリスクも。
やはり車という機動力は貴重な戦力です。
今回借りたのは、MAZDA3。
インテリアは、なかなかスタイリッシュで格好良いんですよね。
でも、このカーナビがなかなかの曲者です。
この超横長のディスプレイ、ヘディングアップ(進行方向が上)表示にすると、前方の地図がほんの僅かな距離しか表示されない。
左右に広く表示されたところで、運転中に見ることはまずないので意味はなし。
しかもディスプレイはタッチパネルではなく、操作はこのダイヤルで行うという欧州車によくあるスタイル。
ダイヤルを回して、五十音の中から文字を選び、目的地を入力するだけでも一苦労です。
…で、あれ? 「決定」ボタンは一体どれなんだ?
結局、私はこのナビに目的地を設定することすらできず。
息子がいてくれれば、彼は優秀な「人間ナビ」になってくれるんですけどね。
最後に
というわけで、旅の始まりから、次々と降りかかる想定外の事態。
息子が来られなくなったのは残念ですけど、これもまた一人旅の醍醐味ではありますね。
気を取り直してと。
スマートフォンのナビを頼りに、二本松に向けての一人ドライブを開始しようかな。
というところで、続きはまた明日。
【おまけのワンポイント】
・最近のカーシェアやレンタカーは車種によってカーナビの操作性が大きく異なりますけど、ここまで操作性が低いのは初めて。これからはマツダを避けるようにしようかなと。
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