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2025年10月5日日曜日

【旅行】会津まつりへGO!「東北福興弁当」は旅への期待が爆発する美味さ

【この記事のポイント】
・息子の誘いで福島・会津まつりへ、二本松・会津・白河の三名城を巡る2泊3日の旅を計画。旅の始まりは東京駅で購入した「東北福興弁当」、東北6県の味が詰まった贅沢な駅弁に旅への期待が膨らみます。


「9月20日に会津まつりの藩公行列が開催されるんだけど、観に行かない?」
なんて息子からの誘い。

会社の予定を確認したところ、前日の金曜日も休暇取得でも問題はなし。
土日と合わせて2泊3日で、福島近辺をじっくり巡ってみることにしようかなと。

とはいえ、さすがは会津最大の祭り。
3週間前というタイミングでは、会津若松市内の宿はすでにどこも空きがないんですよね。

なるほど、じゃ拠点は郡山に置くことにしよう。
初日に二本松の霞ヶ城、2日目は会津若松の鶴ヶ城、そして最終日には白河の小峰城と福島が誇る三つの名城を巡る。

我ながらこれはなかなか、歴史好きにはたまらない良い旅になりそうです。

旅の始まりは、東北の味が詰まった駅弁から




平日の朝の東京駅。
通勤ラッシュの時間帯に被ると、電車も駅も人でごった返すこと間違いなし。
なので少し早め、7:40発のやまびこ号を予約しておきました。

朝食はもちろん駅弁、新幹線の中で優雅に食べるのが何よりですね。


数ある駅弁の中から、今回私が選んだのは、「東北福興弁当」(1,680円)。

朝食にしては少々贅沢な価格設定だとは思いつつも、「復興」を福を興すと書く「福興」と言い換えている。
そんなポジティブなネーミングに惹かれたんです。

そして何より、東北6県の厳選されたこだわりの味がこの一つの弁当に集結している。
そんなコンセプトがたまらなく魅力的。


パッケージを開けて、おぉこれは凄い品数。

やはり朝食には贅沢すぎるものの、目の前にこれだけ美味しそうな料理が並べば食欲は湧いてくる。
それが食いしん坊というものですね。

よし、それでは頂きましょう。



おかずは、まさに東北オールスターといった豪華な布陣。

- 山形名物の玉こんにゃく、甘めの味が中までしっかり染みています。
- 福島県産の若桃の甘露煮は、爽やかな桃の香りと上品な甘さ。
- 同じく福島の福島牛入りハンバーグは、小さいながらも肉の旨味がぎゅっと詰まっています。
- 青森県産の長芋は、わさび風味の酢漬けでさっぱりと。
- 同じく青森のにんにく塩麹で炒めたキャベツも、ほのかな酸味が良い箸休めに。
- 宮城県からは、牛タン入りの笹かまぼこと三陸産の煮あなご。この組み合わせが美味しくないわけがない。
- 岩手県産の味噌を使った鮭の味噌漬け焼き、味噌の香ばしさと鮭の脂の旨味が見事に調和していて個人的にはこれがベストヒット。
- 北三陸産のわかめ炒り煮は、濃いめの味付けでご飯が進みます。
- 秋田県産の山菜醤油煮、太いごぼうの食感が楽しい。
- 同じく秋田のがんもどきは、たらしょっつる(魚醤)を使った含め煮で素朴ながらも奥深い、シンプルな美味しさでした。


そしてご飯もまた、こだわりが詰まっています。

ベースは青森県産のさめ節と、秋田県産の比内地鶏スープで炊き上げた茶飯。
その上に岩手県産の菜彩鶏のそぼろ、福島県産のきゅうりの味噌漬けが乗っています。

この茶飯、どのおかずとも合うまさに万能の味わいなんですよね。

最後に


というわけで、福島への旅の始まりに頂いた東北の恵み満載の駅弁。
一つひとつのおかずをじっくりと味わいながら、これから訪れる土地への期待に胸が膨らみます。

さて、お腹も満たされたし、車窓からの景色でも楽しみながら最初の目的地、二本松へと向かうことにしましょう。
明日からもシリーズで連載していきますので、どうぞお楽しみに。




【おまけのワンポイント】
・駅弁の歴史は、明治18年(1885年)に栃木県の宇都宮駅で旅館「白木屋」が握り飯2個とたくあんを竹の皮に包んで販売したのが始まりとされています。当時はまだおかずも少なくシンプルなもの、鉄道網の発達とともに各地の特色を活かした、多様な駅弁が生まれていったんですね。

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