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2026年1月7日水曜日

【グルメ】駅ができる前から続く味。ラーショ宝店で「中盛り」、常連が麺硬めを頼む理を悟る

【この記事のポイント】
・1984年創業、妙典駅誕生以前からこの地を見守り続ける『ラーメンショップ 宝店』を初訪問。「中盛り」の概念を覆す圧倒的なボリュームと、実直な味に舌鼓。


とある日、行徳総合病院での用事を済ませた帰り道のこと。

そうだ、いいチャンス。
以前から気になっていた『ラーメンショップ 宝店』に寄ってみよう。



創業は1984年(昭和59年)。

今でこそ整然とした街並みが広がる妙典エリアですけど、当時はまだ駅すら存在せず、周囲には原風景が残っていた時代。
そんな頃からこの場所で湯気を上げ続けてきたという事実に、敬意を払わずにはいられないですね。

「中盛り」という名の挑戦状



店内に入り、まずは券売機と対峙。
初訪問ということで、基本の「ラーメン」を選択です。

少し欲張って「中盛り(870円)」のボタンを押しましたけど、これが後の驚きへと繋がるんです。



店内は活気に満ちており、待つこと10分弱。
運ばれてきた一杯は、私の予想を遥かに上回る存在感でした。

丼の縁にまで散らされた背脂が、これぞ「ラーショ」という野性味を感じさせます。
そして中盛りでありながら、他店の大盛りを凌駕するほどの圧倒的な麺量。

立ち上る猛烈な湯気が、期待値をさらに押し上げます。
よし、それでは頂きましょう。



まずは、琥珀色のスープから一口。
うん、これはいい味。

豚骨の芳醇な旨味と醤油のキレが絶妙に溶け合い、背脂がコクの層を厚くしています。
後味には嫌な重さがなく、意外なほどスッキリと喉を通り抜ける洗練された仕上がりです。

麺の海を泳ぎ、理を悟る





続いて湯気の中に箸を差し入れ、麺を引き上げ。
ずっしりと持ち上がる中細麺は、スープをしっかりと抱き込んでいます。

3口ほど啜っても、底が見えない圧倒的なボリューム。
なるほど、常連っぽいお客さんが「麺硬めで」と注文しているのはこれだったのか。
この麺を最後まで楽しむには、伸びにくさを逆算した硬めが合理的なんですね。

味変で卓上の胡椒をサッと一振り。
香味が引き締まり、麺の甘みがより一層際立ちます。

格闘するように啜り、味わう。
この無心になれる時間こそ、ラーメンの醍醐味と言えるでしょう。



具材のチャーシューも、主役を食わんばかりの存在感。

昨今の流行りである「低温調理」や「ホロホロ」へのアンチテーゼのような、実直な肉の食感。
噛み締めるたびに染み出したタレの香ばしさと肉の旨味が、口の中で静かに混ざり合います。

最後に



シンプルながらも力強いワカメのアクセントも手伝い、最後まで飽きることなく完食。
中盛りのボリュームに圧倒されたものの、胃袋は清々しい満足感に満たされたなと。

妙典の街が変貌を遂げる中で、この場所だけが変わらぬ味を提供し続けてきた。
その懐かしい味を、いつまでも守ってほしい。

切にそう願わずにはいられない、冬の午後のひとときでした。
美味しかった、ご馳走さまでした。






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