・Androidアプリ「Gboard」の手書き入力の高性能さに驚愕。これを機にAmazonでベストセラーの安価なスタイラスペンを購入し、アナログとデジタルの融合を図ってみようかなと。
最近はもっぱらグルメ系の記事ばかりを書いていましたけど、今日は少し趣向を変えてガジェットについて。
スマートフォンの文字入力用にスタイラスペンを買ってみた、というお話です。
「え、今さらなんで?」と思われるでしょう。
まずはそこに至るまでの、私の思考の変遷から解説します。
きっかけはKindle、そしてAI全部乗せデバイスとの出会い
最近、すっかりご無沙汰してしまっている読書。
いつか時間ができたら、またあの活字の世界に浸りたい、なんてことを考えていました。
そして、今どき本を読むなら、やはり電子書籍がいいだろう、と。
紙の本はとにかく嵩張る。
以前、家のリフォームの際に大量の本を処分しましたけど、あの重量感と運搬の大変さはには懲りたんです。
電子書籍といえば、AmazonのKindleが代名詞ですね。
他にもe-ink(電子ペーパー)を使ったタブレットを販売している会社はあるんだろうな。
なんて、軽い気持ちで調べてみたところ、とんでもない製品を見つけてしまった。
iFLYTEK AINOTE Air 2 - 未来すぎるAI手帳
(写真はiFLYTEK社公式サイトから借用)
ネットで私の目に飛び込んできたのが、「iFLYTEK AINOTE Air 2」という製品。
これは単なる読書端末ではない、今日のAI技術の粋を集めた超多機能デバイスです。
-リアルタイム音声文字起こし: 会議の音声を、話者まで識別してリアルタイムでテキスト化。
-自動翻訳: 音声をリアルタイムで翻訳・文字起こし。
-手書き文字のAIテキスト化: 96%以上の高精度でデジタルテキストに変換。
-AI要約・議事録作成: ChatGPTを活用して会議の内容を自動で要約、議事録まで作成。
スケジュールやタスク管理ももちろん可能。
要は、音声認識・自動翻訳、手書き文字認識、文章要約といった実用レベルにあるAIの機能をこれでもかと詰め込んだ、「超高機能なデジタル手帳」というわけです。
IT好きの私としては、思わず飛びつきたくなるような魅力的な製品。
しかし、ここで、ふと我に返ります。
これらの便利な機能は、入力した情報を、全て一旦、ネット上のサーバーにアップロードすることで実現されている。
会社の機密情報などを扱う上で、この情報漏洩のリスクは決して無視できない。
つまり私の場合、これは「仕事で使ってはいけないデバイス」なんですよね。
プライベートでこれらの機能を使う機会はまずないだろうし…
そのために7万円以上を出す意味は… ないな。
冷静に判断し、購入は見送ることにしました。
灯台下暗し、Gboard手書き入力の衝撃
iFLYTEKは不要ですけど、私の好奇心は別の方向へ。
そういえばAndroidの日本語入力アプリ「Gboard」にも、手書き入力の機能があったよな。
自慢じゃないですけど、私はかなりの悪筆家。
「手帳に書かれた文字は、高度に暗号化されているようなもの。だから落としても心配ないですね。」、なんて人に言われるほどです。
どうせ「Gboard」も、私の書いた文字は認識してくれないだろう。
そんな思いで、指で画面に文字を書いてみたところ…あれ?
ペンで書くよりもさらに酷いであろう、ぐにゃぐにゃの文字をいとも簡単に認識していく。
画数の多い複雑な漢字も全く問題ありません。
いやぁ、最近のAI技術は本当に凄いな。
これならば、十分に、実用に耐える。
そう確信し、スタイラスペンを買ってみようと思い立った、という次第です。
Amazonベストセラー1位と、紛失防止対策
Amazonで購入したのは「KINGONEタッチペン」。
「ベストセラー1位」という称号と、1,600円とたとえ失敗しても諦めのつくリーズナブルな価格が決め手でした。
充電ポートがUSB-Cだというのも、地味に嬉しいポイント。
ついでに購入したのが、シリコン製のストラップとリングバンド。
そう、これをスタイラスペンに装着し、紛失防止の対策としようというわけです。
普段使っているただのボールペンでさえ年に1本は紛失してしまう私、この対策は必須項目なのです。
いまだ、本格的な出番はなし
ストラップを装着するとこんな感じに。
少し邪魔といえば邪魔ですけど、手首に通して使えばうっかり落とすこともない。
そしてこの形状だと目立つので、置き忘れを防いでくれるはず。
さて、この新しい相棒を、どう活用しようか。
- 家で寝っ転がりながら、ブログのアイデアをメモするのもいい。
- 通勤電車の中でさっとアイデアを書き留めるのにも、使えるかもしれない。
- 旅行先での、ちょっとした記録にも、便利そうだ。
なんて様々な利用シーンを思い描いてはいるものの、実際のところ、まだ本格的な出番には恵まれておらず。
まぁ腐るものでもないので、おいおい機会を探っていこうかなと。
最後に
というわけで、AI全部乗せの未来のデバイスへの憧れから始まり、1,600円のスタイラスペンに行き着いたというお話。
最新技術を追い求めるのももちろん楽しい。
でも今、自分の手の中にあるテクノロジー(Gboard)の、知られざるポテンシャルを再発見し、それを最大限に活用するためのささやかな投資をしてみる。
これもまた、ITとの一つの面白い付き合い方なのかもしれないなと。
さて、このペンが私の生活を便利にしてくれる新たな武器となるかどうか。
成功した際には、また記事に書くことにします。
【おまけのワンポイント】
・スマホの画面は「静電容量方式」という仕組みで、指のタッチを検知しています。そのため、スタイラスペンもただの棒ではなく、ペン先から微弱な静電気を発生させるアクティブな電子機器。Amazonなどで安価に売られているものの多くはこの方式である一方、Apple Pencilなどは端末と連携し、筆圧検知などの高度な機能を持つ「電磁誘導方式」を採用しているんだそう。
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