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2026年1月11日日曜日

【観光】火災を越えた1200年の祈り。「三社一殿」の立川諏訪神社、骨董市で触れる「時」の断片

【この記事のポイント】
・立川の喧騒を離れ、1200年の歴史を刻む「立川諏訪神社」へ。平成の火災を乗り越え再建された、壮麗な「三社一殿」の社殿構造がユニーク。


立川のIKEAで無事に目当ての品を手に入れ、腹ごしらえも済ませた後。
せっかくここまで遠征したんだから、どこかこの地の観光地にも寄ってみたいなと。

昭和記念公園がメジャーではあるものの、散策に時間を要しすぎるのが難点。
そこで駅からほど近く、歴史あるという『諏訪神社』を訪れることにしました。



諏訪神社は駅の北側に位置するIKEAとは反対の南側にあるので、20分以上の道のり。
街の景色を楽しみながらのウォーキングには、まさに絶好の距離感です。

参道に近づくと、あれ、何やら多くの人々で賑わっていますね。



正体は「骨董市」。

ずらりと並ぶ古物、私には真贋がわからないので手を出しませんけど、え、こんなガラクタみたいなもの売れるの?なんていうものもあります。
大半は捨ててしまった私のガラクタ、あれもこういうところに持ってくれば売れるんでしょうかね。

歴史と火を乗り越えた「三社一殿」の威容





この神社の創建は古く、嵯峨天皇の御代である811年と伝えられているんだとか。
信州の諏訪大社から分霊を勧請したのが始まり、江戸時代には徳川将軍家からも朱印状を賜るなど、まさにこの地域の歴史的の中心。

立川が大きく変貌を遂げる中で、一貫して変わらぬ信仰を集め続けてきた聖域なんだそうです。



境内は驚くほど広く、静謐な空気が流れています。
いつごろ作られた拝殿だろうかとネットで調べてみると、え、1994年に焼失して再建されたのか。

- 1994年、放火によって江戸時代から続いていた壮麗な社殿が全焼。
- 氏子や地域住民の熱意により、大規模な再建プロジェクトが始動、 失われた伝統の形を現代の技術で復元。



2002年に再建された現在の拝殿は、非常に珍しい「三社一殿(さんしゃいちでん)」という構造。

中央に諏訪神社、向かって右側に八幡神社、左側に稲荷神社という三つの社が一つの大きな社殿の中に。
異なる御神徳を持つ神々が集合しているのは、再建時にさらなる地域の安寧を願って整えられたものなんだそうです。

三社それぞれにご利益があって、これが一つにまとまった「パワースポット」という訳ですね。

守り継がれる祈りの形:アマビエと「目の神様」





神楽殿の奥へと進むと、そこにはコロナ禍で一躍有名になった「アマビエ」がありました。

疫病退散の象徴として、現代の不安を鎮めるために建立されたこの像。
古くから伝わる伝承が、21世紀のパンデミックという未曾有の危機に際して再び脚光を浴びたのは、時代を超えても人間が求める心の拠り所は変わらないことの証左なんでしょうね。

アマビエのそのすぐ隣に鎮座しているのが「目の神様」。

御神木「もみの木」の根元の窪みに溜まった水で目を洗うと、眼病が治るという言い伝えがあったとのこと。
残念ながらみの木は平成の火災で焼失、祠だけが奇跡的に残されて、現在は地下水を引き込んでいるんだそうです。

三社一殿にアマビエ、そして目の神様まで。
何の気なしに寄った諏訪神社でしたけど、様々な見どころがありました。

立川でも充実した時間を過ごすことができたことに感謝。
さて、 IKEAで手に入れた新たな相棒を手に、心地よい疲れを感じながら帰路につくことにしましょう。




諏訪神社
東京都立川市柴崎町1-5-15
042-522-5806
参拝時間:7:00 〜 17:00

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