・名古屋旅行最終日は、名古屋駅から徒歩圏内の「円頓寺商店街」へ。道中では、あまりに個性的な戦国三英傑の像に遭遇。ツッコミどころ満載の光景に、名古屋の奥深さあり。
名古屋旅行の最終日。
新幹線の時間まで、午前中だけどこか観光できる場所はないものか。
そこで私が向かったのは、名古屋駅から歩いて行ける円頓寺商店街です。
円頓寺商店街は、名古屋で最も古い商店街の一つ。
江戸時代に始まる歴史ある商店街で、昭和レトロな雰囲気を色濃く残しています。
都会の中にひっそりと佇む、タイムカプセルのような場所かなと。
二つの円頓寺と、昭和の記憶
名古屋駅から歩くこと5分ちょっと、円頓寺商店街に到着… あれ?
アーケードの看板をよく見ると、「円頓寺本町商店街」と、「本町」の文字が付いています。
円頓寺商店街は東西に長く伸びており、途中の道で「円頓寺商店街」と、「円頓寺本町商店街」に分かれているんですね。
今回は西側にある「本町」から散策を始めることに。
おぉ、懐かしい。
サトウ製薬のマスコットキャラクター「サトちゃん」。
そういえば子供の頃、薬局の店先でこれを見かけると頭をポンポンと叩いていたような…
今思えばとんだ悪戯ですけど、当時は笑って許されるおおらかな時代だったんですよね。
名古屋城のシンボル、金の鯱(しゃちほこ)かな。
本物と比べると、その出来栄えはなんともユーモラス。
これを可愛らしいと見るか、少し残念と見るかは人それぞれ。
あまりに個性的すぎる、戦国三英傑像
商店街を抜け、名古屋市道江川線を渡ると「円頓寺商店街」の入口というところに到着。
ここに鎮座しているのが、この商店街の最大の見どころ。
戦国三英傑の像、これがなかなか面白いんですよ。
ん?
徳川家康、三方ヶ原の戦いで武田信玄に大敗を喫した直後、その悔しさを忘れないために描かせたという「しかみ像」がモチーフ。
しかめっ面で苦渋に満ちた、あの有名な肖像画です。
数ある家康の姿の中から、なぜ敢えてこの敗戦の姿を選んだんだろう。
そして戦国三英傑に混じって、なぜか4人目のメンバーとして選ばれているのが水戸黄門?
しかも等身大、かなりリアルな造形です。
特徴的な衣装と頭巾がなければ、普通のお年寄りと見間違えてしまいそうだなと。
織田信長は全身金ピカ。
そういえば、先日訪れた岐阜駅前の広場にあった像も、マントを羽織って鉄砲を構えたこんな姿だったような。
信長といえば、このイメージなのでしょうね。
極めつけはこれ、豊臣秀吉像… だよな。
なんと、首を取られているじゃないですか…
実はこれ、今年の夏に何者かによって折られてしまったんだとか。
武士である秀吉にとって、この姿は何とも口惜しいでしょうね。
最後に
というわけで、円頓寺商店街に至る前にすでにお腹いっぱい、色々な意味で非常に印象に残るものばかりでした。
英傑像をこれを見に行くだけでも、この商店街を訪れる価値はあるかもないですね。
さて、次はいよいよ、この本命の円頓寺商店街へというところで、続きはまた明日。
【おまけのワンポイント】
・円頓寺商店街は、毎年7月に行われる「円頓寺七夕まつり」でも有名です。アーケードには、お店の人たちが手作りした「張りぼて人形」が飾られ、多くの人で賑わいます。歴史ある商店街のもう一つの顔。いつか、その時期にも訪れてみたいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿