・ふるさと納税の定期便、まさかのダブルブッキング。宮崎県延岡市と高知県須崎市から、時を同じくして大量の「真鯛」が到着。嬉しい悲鳴を上げつつ、さてどうしたものか。
昨年申し込んだ宮崎県延岡市からのふるさと納税定期便。
今月は「真鯛の湯引き」を送ってくれると、発送事前メールが届きました。
ほう、湯引きか。
これは良い酒の肴になりそうだ、なんて楽しみにしていたある日のこと。
再び、返礼品発送を知らせるメール。
「【定期便】1年間お届け!新鮮お刺身の定期便 12回コース【10月:タイ】」。
あれっ、タイって…同じメールが二重で送られてきたのだろうか…
いや待てよ、こりゃ違うぞ…
後から来たメールの差出人は高知県須崎市。
なるほど、そういうことか…
予期せぬ真鯛のダブルブッキング
昨年まで、ふるさと納税の申し込みを年末にまとめて行っていました。
なので12回コースの定期便は、12月から翌年の11月まで届くというパターン。
一方、今年は10月からの制度改定でポイント付与などが無くなるので、須崎市の定期便を9月に申し込んだんです。
つまり、この9月から11月までの3ヶ月間、二つの自治体からの定期便が重なることになる。
そして今月はたまたま、両方とも「真鯛」だったというわけです。
まずは宮崎県延岡市から、「真鯛の湯引き」が到着。
一匹をきれいに5枚におろし、真空パックになっています。
これだけでもかなりのボリューム。
家族3人なら、2回に分けて十分に楽しめますね。
続いて、高知県須崎市からも到着。
こちらはさらにボリュームがあり、しかも頭まで付いている。
家族3人では、この数日で食べ切るのはちょっと厳しい量だ…
緊急事態発生、真鯛プロジェクト始動
延岡市の真鯛も須崎市の真鯛も、もちろん消費期限は短い。
このままでは、我が家の食卓は、来る日も来る日も、真鯛が並ぶことになってしまいます。
美味しいのは間違いない、でもさすがに毎日はツラいだろう。
これは、緊急消費計画(真鯛プロジェクト)を、立案する必要ありです。
【フェーズ1】 今週末、息子が家にやってくる
- アクション: 須崎市の真鯛を使い、「兜煮」と刺身を振る舞う。これで半分以上は片付くはず。
【フェーズ2】 須崎市真鯛の残り半身の処遇
- アクション: 近所にお住まいの妻の友人宅にお裾分けする。
【フェーズ3】 延岡市の湯引きの消費
- 湯引きは、通常の刺身よりも日持ちが良い。今日食べてから少し間隔を空ければ、飽きずに美味しく食べられるはず。
よし。
この計画でいくことにしましょう。
まずは湯引きをじっくりと味わう
ということで、この日の夕食にはまず、延岡市の「真鯛の湯引き」を頂くことにしました。
「湯引き」とは、魚の皮目に、さっと熱湯をかけ、すぐに氷水で締める調理法。
こうすることで、皮と身の間にある旨味の詰まった脂が活性化、独特の食感が生まれます。
皮は柔らかく、それでいて程よい歯ごたえ。
身は、生の状態よりも甘みがぐっと増している。
そして口の中に広がる、上品な脂の旨味。
日本酒によく合う美味しさ、魚を知り尽くした、漁師町の知恵が生んだ絶品の味わいでした。
最後に
いやはや、それにしてもやはり真鯛は美味い。
お裾分けしてしまうのは勿体ない、なんて気もしてきてしまいす。
いやいや、でもここで恩を売っておけば、いずれまた別の美味しいものになって返ってくる可能性もある。
な〜んて意地汚い期待も少しだけしながら、須崎市の真鯛を旅に出すことにしましょう。
それにしても、これだけ素晴らしい魚を送ってくれる二つの自治体には本当に感謝。
延岡市の湯引きは魚を知り尽くした加工の妙、対する須崎市の真鯛(刺身)は素材そのままの力強さが魅力。
食べ比べるのが今から楽しみです。
まずは真鯛の湯引き、ご馳走さまでした。
【おまけのワンポイント】
・真鯛の「湯引き」は、皮付きだからこそ楽しめる調理法。お湯をかけて氷水で締めるだけなので、皮付きの真鯛が手に入ったら、ぜひ挑戦してみてください。
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