・ふるさと納税返礼品のラッシュで冷凍庫がパンパンに。その片隅で眠っていた北海道別海町の「ホタテ」を救出。北の海の恵みがもたらす、二つの絶品料理にうっとり。
ここ最近、我が家の冷凍庫は嬉しい悲鳴を上げています。
続々と送られてくる、ふるさと納税の返礼品。
美味しいものばかりなのはありがたいんですけど、冷凍庫はもはや飽和状態。
このパンパンの冷凍庫を何とか片付けねば。
そんな中、片隅でひっそりと、でも確かな存在感を放っていたのがホタテ。
北海道別海町からの返礼品なので、美味しいことに疑いはなし。
無造作な袋に詰まった北の至宝
冷凍庫のスペースを少しでも節約しようと、化粧箱は早々に捨ててしまっていたんだ。
北の海が育んだ素晴らしい宝石、こんなにも無造作にビニール袋に入っている。
なんと贅沢な光景でしょう。
熱々とろーり、ホタテのグラタン
さて、このホタテをどうやって味わうか。
まず妻が作ってくれたのは、ホタテのグラタンでした。
熱々のホワイトソースの中から、大粒のホタテがゴロゴロと顔を出す。
一口食べると、まずホワイトソースのクリーミーで優しい味わいが口の中いっぱいに。
そして主役のホタテは、火を通したことで甘みがぐっと凝縮されています。
プリッとした弾力のある食感もたまらないですね。
表面のこんがりと焼かれたチーズの塩気とコクが、全体の味を見事に引き締めてくれる。
子供から大人まで、誰もが笑顔になる鉄板の美味しさでした。
これぞ真骨頂、極上の刺身
そしてもちろん、刺身も外すわけにはいかないなと。
素材のポテンシャルを最もダイレクトに味わえる、そんな食べ方です。
北海道の東端に位置する別海町。
目の前には北方四島を望む野付(のつけ)半島が広がり、その内側は栄養豊富な野付湾となっています。
この静かで豊かな海で育つ別海町のホタテ、グリコーゲンなどの旨味成分をたっぷりと蓄えているのが特徴。
その身は驚くほど肉厚で、繊維一本一本がしっかりとしているんです。
醤油をほんの少し、そして口に運ぶ。
まず舌の上で感じるのは、ねっとりとした官能的な食感。
そして噛みしめるほどにあふれ出してくる、濃厚でクリーミーな甘み。
後味には、ほのかな磯の香りが爽やかに抜けていきます。
まさに北の海の恵みを丸ごといただいているような、至福の味わい。
昔は高級品だったホタテ、今やふるさと納税で手軽に楽しめるようになったのも、北海道の漁師さんたちが養殖技術を進化させてきたおかげ。
まさに北の漁業の歴史の賜物ですね。
最後に
というわけで、冷凍庫の奥で眠っていたお宝ホタテ。
洋風のグラタンと和の刺身という二つの異なるアプローチで、その実力を心ゆくまで堪能しました。
同じ食材でも、調理法を変えることで全く違う美味しさが生まれる。
料理の奥深さと面白さを改めて実感した次第です。
素晴らしい味を送ってくれた別海町に感謝。
ご馳走さまでした。
【おまけのワンポイント】
・ホタテの貝柱には、白くて丸い「目」のような部分がありますが、あれは閉殻筋(貝柱)を動かすための神経が集まったもの。本当の目ではないそうです。本物の目は外套膜(ヒモ)の縁、たくさん並んでいる小さな黒い点々で、その数はなんと100個以上もあるんだそうです。
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