・高知県芸西村からのふるさと納税返礼品「訳ありカツオたたき 1.5kg」が到着、その量に嬉しい悲鳴をあげながらも、ポン酢と海洋深層水塩という二通りの食べ方でカツオのたたきを心ゆくまで堪能。
高知県芸西村からのふるさと納税返礼品、「訳ありカツオたたき 1.5kg」が到着。
非常に魅力的なものが届いたんですけど… あれ、頼んだっけか?とまずは戸惑うことに。
過去の注文履歴をサイトで確認すると、昨年末にまとめて注文したものの一つでした。
そうだ。
他のふるさと納税の品とあわせて一気に届くと大変なことになるだろうと、今年の10月指定で送ってもらうことにしたんでした。
過去の記事に書いた通り、今年は9月に返礼品をまとめて注文。
昨年12月時点では、まさかこんなことになっていようとは予想もしていなかった、ということですね。
「訳あり」がもたらす最高のコスパ
パッケージはこんな感じで、カツオのたたきという超美味なものが雑然と詰め込まれています。
これは「訳あり」だからでしょうけど、「訳あり」って一体どういうことだ?
説明を読むと、形が悪かったり、重さが規格外だったりするものらしい。
味に影響はなし、消費者にとっては最高のコストパフォーマンスを提供する「現代の掘り出し物」ですね。
日本の漁業では、規格外品をいかに流通させるかという課題が長年あったよう。
ふるさと納税は、これを解決する一つの有効なプラットフォームになっているんだなと。
とはいえ、冷凍とはいえ1.5kgはちょっと多過ぎだよな…
冷凍なので3ヶ月は保つものの、こりゃ気合を入れて食べなければ。
よし、まずは明日食べる分として、2つ解凍しておこう。
贅沢すぎる晩ごはん
翌日、解凍されたカツオをカットしていったんですけど…
こりゃ娘と私の2人分にしては明らかに多過ぎるぞ。
娘はこの皿の半分も食べられないだろうし、私が頑張るっきゃない。
覚悟を決めて、よし、それでは頂きましょう。
味付けは2種、まずはカツオのたたきの定番、ノーマルにポン酢で。
ポン酢のキリッとした酸味と柑橘の風味が、カツオの持つ濃厚な赤身の風味をさっぱりと引き立てます。
分厚く切られたカツオのたたきは、表面の香ばしい藁焼きの風味と、中心部の瑞々しい食感のコントラスト。
ニンニクやネギといった薬味と一緒にいただくことで、カツオの持つ鉄分由来のクセが中和され、洗練された旨味だけが残る。
この食べ方は、カツオのたたきを日本の食文化として確立させた、歴史的な知恵の賜物と言えるでしょうね。
もう一品は塩、カツオと一緒に送られてきた高知県室戸の海洋深層水塩を使ってと。
塩で食べるカツオのたたきは、ポン酢とは全く異なる、素材の持つポテンシャルを最大限に引き出す食べ方です。
海洋深層水塩のミネラル分、カツオの濃厚な旨味をさらに深く掘り起こし、雑味のないピュアな美味しさが際立つ。
藁焼きの香ばしさが口の中でダイレクトに感じられ、赤身の持つ深いコクと完璧に調和。
油分が少ないカツオの身を塩が適度に引き締め、薬味を添えることでまるで上質な肉を食べているかのような贅沢な満足感が得られます。
終わりに
な〜んて。
グルメぶった感想を考えつつ、頑張って皿の2/3ほど食べましたけど、もうこれだけでお腹いっぱい…
結局この日の晩ごはんはカツオと味噌汁のみ、ご飯など他は一切食べられずでした。
気合を入れ過ぎ、完全にやり過ぎてしまった…
とはいえ、美味しいカツオのたたきを心ゆくまで、胃袋の限界まで食べられた。
これは最高の贅沢、そう解釈することにしましょう。
美味しい返礼品に感謝、ご馳走さまでした。
(あ、まだ冷凍庫にいくつか残っています…これもまた次なる試練かな。)
【おまけのワンポイント】
・カツオの一本釣りは、江戸時代から続く高知県の伝統的な漁法。漁獲したカツオをすぐに船上で捌き、藁(わら)で炙ることで、鮮度を保ちつつ、独特の香ばしい風味を付けるという技術は、まさに海洋技術と食文化の結晶です。
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