・休日のランチで『北海道そば さくら』に、カレーそばセットを注文。極太麺と出汁の効いたつゆ、和を感じるカレーライスの組み合わせを味わう。
とある休日、今日のランチは外食で済ませることに。
そうだ。
家の近くにある『北海道そば さくら』、そういえば暫く行っていなかったな。
お店は商業施設「SHOPS」の2階。
目立たない場所にあるので並ぶことはまずないものの、お客さんが絶えない隠れ人気店です。
最近の物価高、蕎麦も値段がそれなりに高くなっています。
1,000円までのメニューなんてないよな… あ、一つだけありました。
ということで、今回チョイスしたのはカレーライスセット1,000円。
カレーライスにミニ蕎麦がついてくるという構成です。
JRの駅そばチェーン『いろり庵きらく』にあるのは、ミニカレー丼と蕎麦というセット。
メインとサブの関係がが逆転しているというのは面白いですね。
ちなみに『いろり庵きらく』のミニカレー丼セットは720円。
これを考えれば、この本格的な蕎麦とカレーライスのセットが1,000円というのは、今日では十分にリーズナブルと言えるでしょう。
よし、それでは頂きましょう。
蕎麦つゆと極太麺のこだわり
まずは蕎麦、つゆを一口…
う〜ん、いい味だ。
北海道そば さくらのつゆは、昆布と鰹節の出汁が非常によく効いていて、甘さ控えめでキリッと引き締まった味わい。
醤油のカエシの角が立っておらず、まろやかでありながら、奥深い旨味が感じられます。
蕎麦の風味を邪魔しない、出汁の旨味が主役のこのつゆ。
北海道の厳しい環境下で育まれた、素材の味を尊重する食文化の現れということなのか。
麺は看板メニューの極太麺、これがまた美味しいんですよ。
一般的な蕎麦よりも明らかに太いこの極太麺。
蕎麦の豊かな風味をしっかりと保ちつつ、うどんのような力強いコシと食べ応えがあります。
つゆとの絡みも良く、口の中で蕎麦の香り、出汁の旨味、そして麺の弾力が一体となる美味しさ。
私はこれの大ファンなんですよね。
和風出汁が香るカレーライス
さて、カレーライスはどうでしょう。
辛さはほとんど感じず、和風の出汁がしっかりと効いた、まさに「蕎麦屋のカレー」。
豚肉や玉ねぎといった具材の旨味が溶け込み、出汁の香りが日本人の舌に馴染む優しい味わいを構成しています。
豚肉の質がよく、単品でも通用するボリュームたっぷりの大満足カレーといえるでしょう。
ちなみにですけど、「蕎麦屋のカレー」は、蕎麦つゆを作る際に残る出汁を有効活用しているとのこと。
江戸時代の食材ロス最小化という知恵を引き継いだ、歴史ある伝統料理なんだそうです。
現代のSDGsにも通じるような合理性が、この美味しさの根底にあるんだなと。
カレーと蕎麦、この組み合わせで一度に両方を食べたことはこれまでなかったかも。
両者それぞれの美味しさが見事に絡み合い、極太麺はつゆの旨味、カレーライスは出汁のコクという、互いの得意分野が活きている。
身体も温まってお腹いっぱい、非常に満足度の高いセットでした。
終わりに
蕎麦とカレーという二つの大衆食の組み合わせ、1,000円という価格でこれだけの満足感を提供してくれるのは素晴らしいことだなと。
日本の食文化の奥深さ、そしてローカルビジネスの頑張りを実感でした。
美味しいランチに感謝、ご馳走さまでした。
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