・ふるさと納税返礼品、高知県須崎市からのシマアジをブリと並べて堪能。ブリとは異なるシマアジの繊細な旨味と食感に舌鼓。
昨日の記事の続きで、本日は高知県須崎市からの返礼品、美しいシマアジについて。
魚屋さんのような豪快パッケージ
須崎市からの返礼品は、いつも発泡スチロールのパッケージに氷たっぷりの状態で届きます。
現代の都市生活において、巨大な発泡スチロールを砕いてゴミ袋に入れる作業は少々骨が折れるもの。
とはいえ、まるで魚屋さんの店頭に並んでいるような生き生きとした外見には、やはり期待感と気分が盛り上がるんですよね。
ブリとの食べ比べの妙
実家に持っていって、ブリと並べて撮ったのがこの1枚。
よく似た身の色ではあるんですけど、味わいのベクトルの違いを科学するように比べるのは、実に興味深い体験でした。
シマアジの刺し身は、ブリの持つ濃厚な脂の旨味とは対照的な、繊細で洗練された味わい。
口に入れた瞬間の食感は、ブリがとろけるようなのに対し、シマアジはしっかりとコシがあり、プリッとした強い弾力を返してきます。
噛むほどに上品な甘みと磯の香りが口の中に広がり、その持続的な旨味がブリの脂とは異なる満足感を与えてくれます。
ブリが「強さ」と「コク」で勝負するなら、シマアジは「食感」と「香りの奥行き」で魅せるという対比かな。
シマアジのこの繊細な味わいは、鮮度管理とロジスティクスが極めて高いレベルにあるおかげ。
5人いるとはいえ、ブリに加えて形の良いシマアジ1枚全てを1食で食べ切るのはやはり無理というもの。
シマアジ半身が残ってしまったので実家に置いていき、翌日に食べてもらうことにしました。
後で聞いたところ、残りは鍋にしたとのこと。
加熱しても身が締まりすぎず、上品な出汁が出るシマアジの鍋。
さぞかし美味しかったんだろうなと、想像するだけで垂涎ものです。
終わりに
新鮮な魚介がもたらしてくれた食卓での会話と団らんは、何物にも代えがたい豊かな時間。
美味しい魚を送ってくれる須崎市の皆さんに感謝、ご馳走さまでした。
【おまけのワンポイント】
・シマアジは江戸時代の文献にも登場する高級魚で、古くからその味の良さが珍重されてきた歴史があります。高知県須崎市は、古くから漁業が盛んであり、特にブランド魚の養殖技術が発達しているとのこと。経験的な漁業の知恵、現代の水産学やバイオテクノロジーというアグリテックの最先端が組み合わさった成果がこのシマアジに表現されていたんでしょう。
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