モーションウィジット

2025年12月1日月曜日

【グルメ】魚離れを止められるか?角上魚類の流通戦略と、8貫1,000円の寿司が放つ市場の目利き力

【この記事のポイント】
・休日の夕食は娘と二人、コスパ最強と名高い「角上魚類」で調達した寿司と惣菜。初めて食べたマグロにんにく塩焼きと、新鮮なマグロとイカの握りがなかなかの美味。


休日の夕食、今日は娘と二人きり。
たまには奮発して、美味しい寿司でも食べさせるとしようか。

こういう時に真っ先に頭に浮かぶのは、鮮度と価格のバランスが突出している『角上魚類』。
よし、ウォーキングがてら、ちょっくら行ってくるとするか。

角上魚類は、新潟・寺泊の魚市場をルーツに持つ新鮮な魚介類の供給元。
東京近郊のグルマンたちからも、絶大な信頼を得ています。

その流通の仕組みは、漁場から店舗までを自社で一貫して行うというもの。
伝統的な市場の知恵と現代のロジスティクスが融合した、見事なサプライチェーンマネジメントの好例と言えるでしょうね。

つまみ:食いしん坊の過ち





まず、ツマミにと買ってきたボイルヤリイカ。
角上魚類といえばホタルイカが安くて美味しいと有名ですけど、残念ながら今はシーズンじゃないですね。

とはいえ、このヤリイカも鮮度抜群。
さっと茹でられたイカ、メンマと和えるだけで立派な酒の肴が完成です。

そのままでも十分美味しいのですが、ゴマ油と少々の醤油で軽く風味付けしたのが奏功。
そこそこの量があったんですけど、あまりの美味しさに、ついつい手が伸びて…
結局、私一人で全部食べてしまった…

娘の好物:マグロにんにく塩焼きの妙





「マグロにんにく塩焼き」は、角上魚類の中でも特に人気のある惣菜の一つ。

娘の好物であるマグロを一人で食べてしまっては、さすがに罰が当たるだろうと半分に分けてと。
よし、それでは頂きましょう

まずは口に入れた瞬間、食欲をそそるニンニクの香ばしさが鼻腔を抜けます。
その強烈な風味に負けず劣らず、マグロの赤身が持つ濃厚な旨味がしっかりと主張してくるのが素晴らしい。

高温で焼き上げられた表面は香ばしさを纏いつつも、中身はマグロの赤身らしくしっとりとした柔らかさを保っています。
塩焼きというとシンプルに思えますけど、ニンニクのパンチが赤身の持つ鉄分由来のコクを増幅。
魚と肉の境界線を曖昧にするような満足感があります。

この絶妙な火入れと味付けは、単なる惣菜の域を超えたプロの職人技を感じさせる一品。
手軽に、しかもこのクオリティで提供できるのは、大量の新鮮なマグロを仕入れられる角上魚類の強みがあってこそでしょうね。

寿司:目利きの妙と最高のコスパ





そして今日の主役は、こちら。
8貫で1,000円という、驚くべきコスパを誇る握り寿司です。

ネタも大きく鮮やかな色をしており、内容も充実。
マグロ赤身2貫、真鯛、サーモン、イカ、海老、そしてマグロたたきといくらという非常にバランスの取れたラインナップです。

特に今回、美味しかったのはマグロとイカ。
マグロの赤身は、鮮度が高くて変な水っぽさが一切なく、濃厚な旨味と酸味が口の中に広がり、舌でとろけるような食感。

また、イカは噛むほどにねっとりとした甘みが湧き出してくる、質の高いもの。
細かく包丁を入れられた仕事も丁寧で、硬くなりがちなイカの食感を、ほどよい歯ごたえと柔らかさに調整していました。

シャリの大きさもネタとのバランスが良く、この価格でこのクオリティの握りを提供できるのは、市場の目利きがなせる技だと改めて感心。
娘も喜んでくれたし、角上魚類の素晴らしいコスパと確かな鮮度に感謝です。

いやぁ美味しかった、ご馳走さまでした。




【おまけのワンポイント】
・角上魚類の本拠地である新潟県寺泊は、江戸時代から北前船の寄港地として栄えた、歴史的に重要な漁業と流通の拠点。「対面販売」にこだわるのは単なるサービスではなく、魚の鮮度や調理法に関する情報を消費者に直接伝えるという、伝統的な魚市場文化の継承という意味もあるんでしょうね。

0 件のコメント:

コメントを投稿