・銀座「南風楼」で味わう、中華料理とベトナム料理の独創的なフュージョン。洗練された空間で楽しむ、年末恒例の親族での温かなひとときは、最新の調理技術と伝統が織りなす、スパイスとハーブが香る美食体験。
師走の銀座の街、新春を迎える準備に余念がないですね。
この日は年末恒例となっている、両親と妹夫妻を交えての親族ランチ。
今回私たちが訪れたのは、銀座の「南風楼」でした。
「中華×ベトナム」という、東洋の二大潮流が交差するコンセプト。
訪れる前から、楽しみにしていたんですよね。
お店は並木通り沿いのビル3F。
なので通りがかりにふらっと入るようなところではなく、予約が前提だと考えた方がよいでしょう。
かつて妹夫妻が来たことがあるそうで、おかげで今回につながったというわけです。
案内されたのは、店の奥にあるオシャレな個室。
さて、まずはプレミアムモルツで、一年間の無事を祝して乾杯!
五感を刺激する前菜の調べ
本日は「香蓮コース」。
最初の一皿から、この店の独自性が存分に発揮されていました。
前菜と小皿の盛り合わせ、7種類もの料理が盛られています。
レモングラスとベトナムバジルが優雅に香る「天使のエビ」。
パリッとした食感の後にヌクチャムだれの旨味が広がる「ベトナム網揚げ春巻き」。
さらには鶏白湯とオイスターソースでとろけるまで煮込まれた「トンボーロー」などなど。
中華の力強い技法と、ベトナム料理の軽やかなハーブ使いの調和。
四川名菜の「よだれ鶏」や、ミントソースが鮮烈な「生春巻き」などもあって、一皿の上でアジアの地図を旅するような贅沢な構成に大満足です。
贅を尽くした温菜と選べる愉しみ
続いて運ばれてきたのは、黄金色に輝く「特性フカヒレスープ」。
スープを一口。
う〜ん、滋味深い。
色は醤油っぽいけど、角が一切ないまろやか味わい。
茶碗蒸しの玉子が底にあって、高級な味わいなんだけど… 文字に表現するのが難しい美味しさだなと。
赤酢を数滴垂らせばキリッとした酸味が加わり、さっぱりと味変させることができる。
複雑にして、至福」。
卵の優しさと赤酢のキレが、フカヒレの存在感をこれ以上ないほど引き立てていました。
合わせる飲み物は、芳醇な香りの「甕だし紹興酒」に。
時を重ねた酒特有の深みが、フカヒレの重厚な旨味を優しく受け止めてくれます。
次の選べる一品料理では、週替りメニューの「油淋鶏」をチョイス。
月並みな表現ですけど、外はカリッと、中はジューシーに揚げられた鶏肉。
でもよく考えてみると、これと鶏唐揚の違いってなんだろう。
「超美味しい唐揚げ」というのが適正な上限かもしれないなと。
とはいえ、香味野菜をたっぷりと使っているであろうタレは素晴らしく、食欲をさらに加速してくれるんですよね。
補足ですけど、母が選んだのは国産豚ヒレの黒酢ソース。
これが絶品だったらしく、最近は少し食が細り気味だった母もきれいに完食していました。
締めくくりと異国の余韻
食事の締めくくりも、好みに合わせて選択できるスタイル。
私は「四川風担々麺」を選びました。
スープを一口… おぉ、高級な味わい。
「静と動」が共存する、洗練の極み。
普段食べている担々麺の刺激とは一線を画す、シルクのような滑らかさと深いコクに圧倒されます。
胡麻の濃厚な風味と辣油の刺激。
麺も自家製のようで、スープとの絡みもよく美味しい逸品です。
洗練された銀座の空間で味わう、妥協のない辛味と旨味というのはなんて贅沢なんだろう。
家族それぞれ、フォーやチャーハンなど思い思いの品を堪能し、会話も自然と弾みます。
食後は、独特のドリップスタイルで供される「ベトナムコーヒー」。
苦いとは知りつつも、怖いもの見たさの好奇心でそのまま飲んでみたくなるものですね。
どれどれと一口… おぉ、超苦い!
やっぱりコンデンスミルクは必須と思い知りました。
デザートは「チェー」、ベトナムの伝統的なスイーツだそうです。
具材の食感とココナッツの優しい甘さ。
中には白玉まで入っていましたけど、ん? ベトナムにも白玉ってあるんですかね。
まぁそれはともかく、上品な甘さとベトナムコーヒーの組み合わせは最高、心地よい余韻を残してくれました。
最後に
年末行事の家族との時間は、何物にも代えがたいアナログな価値。
デジタルでは再現できない、五感を通じた絆の確認の場です。
美味しい料理が、その絆をより一層深めてくれたように感じました。
南風楼の素晴らしいホスピタリティに感謝。
美味しかった、ご馳走さまでした。
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