・ふるさと納税の返礼品、長崎県西海市からの長崎和牛ステーキをステーキに。上質な和牛の美味しさを堪能しつつも、サシの多さによる胃の限界に直面という贅沢な悩みに…
長崎県西海市からのふるさと納税返礼品、品物が違ったというのは以前書いた記事でお伝えした通りです。
本来の返礼品、ステーキ用の長崎牛が届き、夕食にと考えたところで一つ問題が…
実は、我が家は和牛のサシがあまり得意ではない、つまり胃もたれしやすい体質なんですよね。
とはいえ、昨年いただいた長崎牛は美味しくいただけたという実績あり。
きっと今回も美味しく食べられるでしょう。
ちなみに長崎和牛は、温暖な気候と豊かな自然の中で育まれており、肉質はきめ細やかで赤身と脂のバランスが非常に優れているのが特徴。
脂身(サシ)は適度でありながらもその口どけが良く、胃もたれしにくい上品な味わい。
なので赤身好きや脂に強くない人にも受け入れられやすい、そんな評価が高いんだそうです。
今回もボリュームたっぷり。
娘と2人、2枚あるので1人1枚… と一瞬考えたものの、やっぱりちょっと多いかな?
重量を計ってみましょう。
おぉ、1枚215gもあるぞ…
ステーキハウスの標準的なサイズを優に超えるこのボリューム。
こりゃ1人1枚は絶対無理、半分こにしておきましょう。
ここで、ステーキの焼き方をAIアシスタントのGeminiに聞いてみました。
・まず強火で表面を素早く焼き固めることで、旨みを閉じ込めること。片面約30秒〜1分ほど焼き色がつくまで焼きます。
・次に、火加減を調整し、好みの焼き加減に応じて火を弱める。
・余分な脂はキッチンペーパーで拭き取り、焼き上がったらアルミホイルで包み、5分ほど休ませる。
なるほど、余熱調理を推奨していますね。
こうすることで肉汁が落ち着き、柔らかく仕上がるという肉の細胞レベルでの科学的な調理法。
焼き加減の計算と実食
よし、できた。
この和牛は比較的薄いので、レアを目指して焼いても、休ませる間に余熱でミディアムレアになるだろうという読みはぴったりでした。
焼き加減は上々、よし、それでは頂きましょう。
カットした和牛、まずは一口… おぉ。
口に入れた瞬間、長崎牛特有の上品な脂の甘みがじゅわっと広がり、同時に濃厚な赤身の旨味が追いかけてきます。
アルミホイルで休ませた効果なのか肉質は驚くほど柔らかく、噛むほどに肉汁が溢れてくるのがわかるなと。
和牛特有の香ばしい風味と、塩胡椒のシンプルな味付けが完璧に調和。
いや〜こりゃ贅沢だ。
な〜んて、3切れほど食べ進めたところで…
う〜ん、やっぱり脂が気になる。
口の中でとろけるような脂の甘み、最初こそ至福の味わいなんですけど…
数切れ食べ進めるうちに、胃の腑にじわりと重みがのしかかってくるのを感じます。
これは、美味しいと感じる脳の指令と、消化を司る胃が発する「これ以上は無理だ」という身体からの信号の衝突?
赤身の旨味は最高なんですけど、和牛の脂は私の胃にはパンチが効きすぎ。
100gちょっとなので問題ないだろう、なんて思っていたのは幻想で、やはり和牛の脂は少量しか食べられずです。
娘も私に同じく、和牛の脂には強くない。
親子揃って、頑張って自分の分は食べきろうと、大根おろしでさっぱりさせながらの完食でした。
終わりに
美味しいと感じるにも関わらず、量は食べられないものなんですよね。
それはまぁともかく、高品質な長崎和という返礼品に感謝。
ご馳走さまでした。
【おまけのワンポイント】
・和牛のサシ(脂肪)の主成分はオレイン酸で、この融点が低いことが「口どけの良さ」の理由。長崎牛のように、日本の各地域で独自の進化を遂げたブランド牛は、その地域の気候や歴史的な飼育方法といったローカルな知恵と、現代の遺伝子・飼育管理技術が融合したアグリテックの結晶とも言えるでしょう。
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