・元旦という絶望的なタイミングでの宿探しで巡り合った、昭和の面影を現代に活かす『ホテル奥久慈館』。居住性は想像以上によく、奥久慈の名湯にも心身を癒やされる。
昨日の記事では袋田の滝について書くと予告していたんですけど、まずはその前にと。
今回の旅の拠点をご紹介しておきます。
それは茨城県大子町に位置する『ホテル奥久慈館』。
格安ホテルの再生で知られる「伊東園ホテルズ」が運営する一軒です。
実は今回の旅行、計画が決まったのは元旦という、出発わずか2日前。
通常であれば、この時期の袋田の滝周辺で宿を確保するのは至難の業です。
とりあえずと楽天トラベルの空室情報を探したところ、たまたまこのホテルで3部屋の空きを発見。
迷わず、そして慌てて予約を確定させたんですよね。
再生の歴史と経営戦略:『大子観光ホテル』から現代へ
伊東園ホテルズは、経営不振に陥った地方の老舗ホテルを買収し、リーズナブルな価格帯で再生させるビジネスモデルを得意としています。
ここ『ホテル奥久慈館』も、かつては『大子観光ホテル』として親しまれていた場所。
現在の形態でリニューアルオープンしたのは2007年とのことで、地域観光を支える重要なインフラとしての役割を引き継いでいます。
1965年築のレトロモダン:10帖和室の「居住性」
建物の竣工は1965年(昭和40年)。
人間でいえば還暦を迎える歴史ある建築なので、建物の古さは否めないなと。
でも、案内された10帖の和室に一歩足を踏み入れると、畳や障子は隅々までメンテナンスされており、清潔感に溢れていたのは好印象。
広縁には椅子が設置されており、ここでのんびりと寛げるのも嬉しいポイント。
冷蔵庫も、昨今の都市型ビジネスホテルに見られる最小限のタイプではなく、旅の飲み物をしっかり収容できる余裕あるサイズなのが助かります。
特に感心したのが、「電源」の確保。
テレビは小型ながらも、その周辺や壁面には十分な数のプラグ差し込み口が用意されていました。
スマートフォンにカメラ、モバイルバッテリーと、充電すべきデバイスが多い現代の旅行者にとって、この「電源環境の充実」は、スペック表には現れない大きな付加価値といえるでしょう。
和のホスピタリティ:お着き菓子と名湯のデータ
テーブルの上には、旅の疲れを癒やす「お着き菓子」。
くるみゆべしと麩菓子という、宿の風情にマッチした和のラインナップです。
…と思ったら、到着した瞬間に麩菓子の一つが息子の胃袋へ。
若い世代にとっても、この素朴な甘みは魅力的なようですね。
そして、この宿の最大の資産は何といっても「温泉」にあります。
・『ホテル奥久慈館』が誇る天然温泉は、肌に優しくまとわりつくようなアルカリ性単純泉が特徴。
・大浴場は2つあり、時間帯によって男女入れ替え。それぞれに湯船は2つ、計4つの風情を楽しめるという造り。
・湯上がりの肌がしっとりと整うその泉質は、まさに「美人の湯」と呼ぶにふさわしいクオリティ。
・歴史ある名湯を肌で感じながら、旅の疲れを芯からリセットできる贅沢な時間。
さて、荷物を置いて人心地ついたところで。
日が落ち切る前に、いよいよ本日の主目的である「袋田の滝」の観光へと繰り出そうというところで、続きはまた明日。
ホテル奥久慈館
茨城県久慈郡大子町池田2369-3
0570-002-780(ナビダイヤル) / 0295-72-0650(直通)
チェックイン 15:00 〜
チェックアウト 〜 11:00
客室数 全91室(和室中心)
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