・奥久慈の静かな朝を彩る、「合理的かつ戦略的な朝食」。伊東園ホテルズが提供する、一泊二食付きお正月プランというコストパフォーマンスの極致、バイキング形式という「自由」の中に潜む罠を回避する私なりの作戦をご紹介。
『ホテル奥久慈館』での目覚めは、驚くほど快適なもの。
1965年築の建物とはいえ、手入れの行き届いた10帖の和室に敷かれた布団は、適度な弾力で旅の疲れを優しく受け止めてくれました。
まずは一日の活動エネルギーを補給すべく朝食会場へと向かいます。
バイキングのUIデザイン:九つ仕切り皿の「最適化」アルゴリズム
バイキング会場で我々を待ち構えているのは、お馴染みの「九つ仕切り皿」。
このグリッドデザインを目にすると、人間には不思議と「すべての空きを埋めなければならない」という強迫観念(あるいはコンプリート欲求)が働きます。
とはいえ、九つのセルすべてを密度高く埋めてしまえば、待っているのは明らかな「オーバーカロリー」。
そこで私が導き出した最適解は、「2つから3つのブロックをサラダ専用に割り当てる」という作戦です。
レタスやキャベツといった葉物野菜は「かさ」があるため、1ブロックでは到底収まらず。
あえて複数のセルを緑で埋め尽くすことで、プレート全体の彩りを保ちつつ、食べ過ぎを物理的に抑制するんですよね。
和洋中の混在:主食を「うどん」に置換する選択
今回、私の「9スロット」に配置された精鋭たちは以下の通りです。
・和食の重鎮: ひじき煮、茄子の浸し、きんぴらごぼう
・タンパク質ソース: 白身魚のフライ、鯖の塩焼き
・アクセント: 切り干し大根、そして中華枠の焼売
野菜の滋味を感じつつ、ボリュームもしっかり確保したラインナップですね。
ここで特筆すべきは主食の選択。
白飯の誘惑を断ち切り、今回は「うどん」をセレクトしました。
朝の胃に優しく、かつエネルギーへの変換効率も良い。
この「主食の置換」も、朝のパフォーマンスを最大化するための技なんじゃないかなと。
奥久慈のポテンシャルと「正月料金」の経済学
実際に箸を進めてみると、どれも突出した派手さはないものの、味付けが濃すぎることもなし。
素材の味が活かされた「ごく普通に、しみじみと美味い」クオリティでした。
後から気づいたんですけど、奥久慈といえば「卵」が有名な地域。
温泉卵をスキップしてしまったのはミスだったかなと、少し反省です。
ここで、今回の滞在をコストで振り返ってみます。
伊東園ホテルズの今回の宿泊費は、お正月という超繁忙期かつ一泊二食付きでありながら、1人あたり13,000円を切るという価格設定でした。
なんとも圧倒的なコストパフォーマンス。
設備はレトロですけど、サービスと食事の質、そして温泉というリソースを考慮すれば、この価格は十分なROI(投資対効果)を叩き出していると言えるだでしょう。
正直なところ、この企業の運営ノウハウには、効率化を尊ぶ一市民として脱帽です。
さて、腹八分目の満足感と共に、二日目の旅程を開始します。
今日は常陸太田(ひたちおおた)の歴史に触れ、水戸の街を散策しつつ、少し早めに帰路につくようにしようと思います。
【おまけのワンポイント】
・朝食バイキングで提供された「うどん」は、冷えた体に優しく、かつ血糖値の急上昇を抑えやすいと言われています。朝食にはもってこいの主食ですね。
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