ボートのある週末: 【グルメ】担々麺のようなつけ汁、蕎麦にもこんな食べ方があったか

2021年4月24日土曜日

【グルメ】担々麺のようなつけ汁、蕎麦にもこんな食べ方があったか

「孤独のグルメ」の世界観、現代日本の都会に生きる人に共感を得ますよね。
今日はそんなグルメの記事、錦糸町テルミナの『吉祥庵』でのランチです。

変わり種で「大辛冷やし胡麻ダレつけ蕎麦」を食べてみましたけど、胡麻たっぷりの胡麻ダレ、コシのある二八蕎麦との組み合わせでもなかなかいい味でしたよ。

午後から在宅勤務というとある日。
ここ最近のお決まりパターンの一つ、錦糸町にてランチです。

テルミナ2にはよく行くものの、そういえば昔からある錦糸町駅南口のテルミナ、5Fレストラン街では食べたことがないなと。
確か、蕎麦屋さんもあったはずだよな…

あ、『吉祥庵』ね。
よし、今日はここにしようかな。

さて、何を食べようか。
お昼なので蕎麦のみでよいなとメニューを見ると、お、これは面白そうなつけ蕎麦。

「大辛冷やし胡麻ダレつけ蕎麦」と「大辛冷やし肉つけ蕎麦」か。
どっちがいいかな。

「大辛」というキーワードにすっかりハメられて、いつの間にやら2者択一に。
豚よりも鶏だなということで、「大辛冷やし胡麻ダレつけ蕎麦」をチョイスです。

お、きたきた。
5分ほどというのは、さすが蕎麦のスピード。

あれ？メニューにあった半熟玉子がついていないけど...
「写真の半熟玉子はトッピングのイメージです」と書いてあって、わかりにくいけどもしかしてこれって…

「すみません、写真にある半熟玉子、デフォルトではついて来ないということですか？」
「はい、トッピングでの別注文なんです。」

確かにそう読めなくはないけど、だったら「写真の半熟玉子は、トッピングで別にご注文ください」の方がわかりやすいんじゃないかな。
まぁ別注文してまで、文句を言ってまで玉子を食べたい訳じゃないですね。

よし、それでは頂きます。

まずはつけ汁、これがこのメニューの最大の特徴ですね。

軽く一口… 大辛じゃなくピリ辛だけど、胡麻がたっぷりで美味。
見た目通り、坦々麺のスープって感じですかね。

蕎麦はというと、すっきりと綺麗な色。
一摘みすると、コシの強さが箸の先に伝わってくるようなリアクションが箸を揺らします。

つけ汁にチョチョイと浸けて、ズズッと一口… おっと、強く啜ると汁が飛び散りますね。
ゆっくりと啜ると、うん、麺のコシに胡麻が香るピリ辛つけ汁が美味い。

海苔が結構いい仕事をしていて、時々ホワっと、磯の風味を添えてくれるんです。
そして蕎麦の胡麻も同様、香ばしさのアクセント。

そうだ、天かすもついていたんだった。
食べ方がよくわからずなので、途中でつけ汁に入れてみましょう。

ここに蕎麦を入れて、ズルズルっと。
あれ、甘味があるまろやかな風味に変わるのが不思議だ。

天かすがつけ汁を吸って蕎麦に絡みやすくなる一方で、辛さを中和してくれるんですね。
身体にゃあまり良くないのかもしれないと思いつつ、禁断の果実のような美味しさでした。

次から次へとズズッと完食、ご馳走さまでした。

ところで、こういう食べ方は蕎麦の風味を消してしまうのでは、というご意見もあるんじゃないかと思います。
確かにそうで、つけ汁の味が濃いので蕎麦だろうがラーメンだろうがあんまり変わらない味になるとは思うんです。

なので、新蕎麦はこういう食べ方はもったいないかなと。 新蕎麦が出てくるまでの間、こういうのも蕎麦の楽しみ方の一つということでしょうね。