モーションウィジット

2018年12月8日土曜日

【イベント】ヘリコプターでお辞儀? 航空救難団の華麗なる技

F-4の迫力をたっぷり感じた次は、RF-4の偵察飛行。
 
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上空を航過するRF-4、ただ飛んでいるだけじゃないんです。
 
何をしているかというと、写真撮影。
高速で飛びながら、地上の写真を撮っているとのこと。
 
実際にその写真が基地内に展示されていましたけど、人の顔までは判別できないにせよ、体型や洋服ははっきりわかるレベル。
被災地の撮影なんかでも活躍しているそうですけど、写真の詳細さにはビックリでした。
 
そうだ、あの写真の写真も撮っておけばよかったな。
一体どれだけ性能のいいレンズやカメラなんだろうか。
 
気にはなるものの、国家機密なんだろうなぁ。
 
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ここで暫く時間が空いたので、売店で軽食を買っていると。
 
上空を飛んでいたUH-60から何かが落ちたような…
あ、パラシュートだ!
 
ゆっくりと降下してきますけど、完璧に落下をコントロールしています。
 
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地上近くまで来ると、2基が並んでシンクロした動きに。
この完璧な降下は、航空救難団の隊員ですね。
 
プログラムでは40分ほどの時間があったところ、UH-60とペアとなる航空機のU-125の調子が悪かったので飛ばず。
なので間を持たせるためにパラシュート降下した、と読んだんだけど違うかな。
 
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UH-60が飛び立って、航空救難団のリペリング降下。
 
過去あちこちの航空祭で見てきたので、目新しいものはないんですけどね。
とはいえ、降下のスピードは無茶苦茶早くて、さすがは身体能力では自衛隊トップクラスの精鋭と呼ばれる人達だなと改めて感心。
 
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救助活動も素早く、危なげな様子は何一つなく、完璧に完了するのはいつものこと。
 
ハプニングがないので、面白味がないといえばないんです。
でも、その安定感が航空救難団というものなのでしょう。
 
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飛び去り際、急制動で前のめりに傾く様子は、まるでお辞儀をしているような。
 
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着陸も静かで滑らか、全てにおいて技術が高いんでしょうね。
 
 
そういえば、航空救難団のヘリが墜落、乗員3名が死亡、1名が行方不明になったのは去年10月のこと。
浜松基地所属機で、海上での夜間訓練中でした。
 
原因は機長の空間識失調と、様々な偶然が重なった結果とのことですけど、こんな技術を持った航空救難団でも落ちることがあるのかと驚いた出来事。
再発防止策を徹底して、悲劇を二度と繰り返さないよう願うばかりですね。
 
 
【今日のワンポイント】
・浜松の事故で墜落した機体は、海底700mから引き揚げたとのらしい。これもまた凄い技です。
 

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