モーションウィジット

2018年12月30日日曜日

【散歩】水天宮からスタート、人形町を歩いて巡る

とある日曜日、この日は少し歩こうと思ったんですけど、さてどこに行こう。
悩んだ末に、NHKのBS時代劇でやっている「立花登 青春手控え3」の舞台の一つ、小伝馬町の牢屋敷跡を観てみようかなと。
 
跡と言っても建物は何一つ残っておらずなんですけど、十思スクエア別館にはジオラマもあるとのこと。
まぁ土地の雰囲気を感じるだけでも面白いですしね。
 
小伝馬町まで地下鉄で行く手もある一方で、半蔵門線でなら定期で行けることに気付いて。
歩くという目的もあるし、よし、水天宮前から小伝馬町へ、そして三越前というルートにしよう。
 
DSC_9948.jpg
水天宮前駅で降りて、まずは水天宮にお参り。
と思ったら、ん、何だこの階段、以前来た時とは作りが完全に変わっている。
 
調べてみると、2013年から2016年にかけて大幅改装しているとのこと。
社殿は変わらず2階ですけど、境内全体が免震構造となっているらしい。
 
水天宮って、儲かっているんだなぁ。
 
DSC_9952.jpg
水天宮といえばずっとこの場所にあったのと思い込んでましたけど、実は以下のような移転歴があると今回初めて知りました。
・江戸時代には、三田の久留米藩有馬家の上屋敷内に。
・明治になって有馬家のお屋敷とともに水天宮も赤坂に一旦移転、翌年に有馬家中屋敷のあった現在の場所に再移転。
 
そして今や駅名にまでなるほど、有馬家よりも名が通る存在になってますね。
 
DSC_9954.jpg
時計台は見たことあるけど…え、これって動くんだ。
 
11:00~19:00までの毎正時、小話「人形町の由来」が流れ、江戸の街や町人の暮らしが伝わる人形が登場するらしい。
今度、狙って見に行ってみるか。
 
DSC_9955.jpg
ここは蛎殻町銀座と呼ばれた場所。
銀座って、現在の銀座とどういう関係?
 
松平定信の時代、銀貨改鋳の不正が発覚、この地に銀座を強制移転したらしい。
っていうことは、明治時代に入った時の銀座はここだったのか。
 
DSC_9960.jpg
ん、街角にいきなり鯨?
 
操り人形のバネは鯨の髭、かつては東京湾にも鯨がいたり、人形町は東京湾からすぐ近かったり。
人形町と鯨は関係があったんです。
 
DSC_9965.jpg
日本橋幼稚園の横にある案内板には、西郷隆盛の屋敷跡という説明。
 
そういえば、錦糸町にあった勝海舟が少年時代を過ごしたという旗本の家も、現在は幼稚園になっていたな。
まとまった土地が残っていたというカラクリでしょうけど、両者が同じというのは面白い。
 
DSC_9967.jpg
隅田川近くまで歩くと、お、こんなに人が集まる場所。
 
何が人を集めるのかな。
ネットで調べてみると、ここは強運厄除けのパワースポット。
 
当神社の御守を持った出征兵が全員生還したとか、東京大空襲の際に境内建物は無事だったとか。
へぇ、それはお参りしていかなくっちゃ。
 
DSC_9970.jpg
実は金運祈願でも御利益があるとのこと。
なるほど、ちょうど年末ジャンボの時期だったので、当選祈願の方も多かったんでしょうね。
 
さぁて、人形町通りに戻って、次は小伝馬町を目指して歩くというところで、続きはまた明日。
 
 
【今日のワンポイント】
・江戸時代、有馬家は水天宮の賽銭や販売品で潤っていたとのこと。その額年間2,000両とのことで、今も昔も人気の神社、結構な収入があるものですね。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿