モーションウィジット

2018年12月20日木曜日

【観光】塩を海水から生産するのは、それなりの技術なんだなと

この博物館、はっきり言って地味ですよね。
煙草を吸う人であればまだしも、塩をわざわざ博物館でなんて、ねぇ。
 
でも行ってみたら意外に面白かったというのが結論。
最後までお読み頂ければ幸いです。
 
DSC_9027.jpg
5階建の建物は、倉庫に併設されています。
入り口は目立たないので、地図を見ながら行った方が無難でしょう。
 
1階は受付やミュージアムショップのみ、2階と3階が展示スペース。
入館料100円ということからも、それほど規模が大きくないということはおわかり頂けるかなと。
 
DSC_8994.jpg
2階の「塩の世界」、展示スペースに入ると、岩塩がズラッと展示されています。
 
日本では塩を海水から採るというのが当たり前ですけど、世界には大きな地下岩塩層が多数。
海水からの生産は1/4で、3/4は岩塩だというデータに少々驚き。
 
DSC_8996.jpg
岩塩の有数の産地、ポーランドのヴィエリチカ岩塩坑の発見につながったとされる王妃聖キンガの像。
実はこの像、全てヴィエリチカ産の岩塩でできているそうです。
 
DSC_8997.jpg
日本の塩作りの様子を表した展示、こちらは塩という訳ではないらしい。
 
それにしても、掘ればガンガン塩を採れる地域と、地道に塩を生産する地域と。
勤勉さには、そんな塩の採れ方も関係しているかもしれないと、その場で思いつきの仮説が一つ浮かんできたり。
 
DSC_9000.jpg
今時は、塩を生産する工場も大掛かりなもの。
真空がキーワードらしいですけど、これは真空(=気圧が低い)は沸点が下がるので、高いエネルギー効率で塩を生産できるからだとのことです。
 
タービンを回すのにも水蒸気を活用してエネルギーとするなど、こういうところにも環境配慮ができているのは、さすがは日本。
 
ミュージアムショップで購入したのは、ウユニ塩湖の塩。
 
ボリビアは日本から遠いし、食事等の事情もイマイチとのことなので、一生行くことはないだろうなと。
なのでせめて、その味だけでも感じておこうと220円と安いこともあって買ってみたものです。
 
まだ味わっていないですけど、日本の塩とは違うんでしょうね。
まぁ味に期待というよりは、珍しさ重視ということで。
 
明日の記事も続きで、煙草の方について書いてみようと思います。
 
 
【今日のワンポイント】
・海水の塩分濃度は3%ですけど、地球の表面積の70%は海。塩の含有量は半端ではないですね。石油などと同様、岩塩も採掘でどんどん減っている訳でしょうから、いずれは日本の技術が今より更に世界に貢献していくのかな。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿