モーションウィジット

2023年7月23日日曜日

【グルメ】こんなに美味いヒラマサは初、天然鮎の苦味も最高

【この記事のポイント】
・東園の夕食、舌を満足させてくれるのは言うまでもなく、彩りのよさ、握り寿司のパフォーマンスも楽しませてくれた



雲仙の宿は『東園』。
「雲仙温泉・源泉かけ流し&おしどりの池を望む美食の宿」というのが冠についていて、まずは美食について書いておきます。

指定の時間にレストラン『on the lake』に入ると、広々とした席に案内されます。

凝った照明に照らされて、彩り美しい料理が浮かび上がるように置かれているのにまず感動。
さすが美食の宿の演出、期待が高まります。

まずはビールから、チェックイン時にオーダーをとってくれていたので、提供も早いんですよ。
それでは今日一日、お疲れさまでした、乾杯!

美しい料理、「おしどりの池」という名がつけられています。
これは東園が面しているダム湖が「おしどりの池」と呼ばれていることに因んだもの、敷き詰められた緑色はその池面を寒天で表現しているだそう。

お品書きは以下の通り、舌を目を楽しませてくれるものばかり。
・鯛真子あじさい
・海老てまり黄身寿司
・さざ波穴子
・鰻きんし巻
・蛸うま煮
・うすい豆腐

蛸が甘めで柔らかく煮付けられているのと、さざ波穴子の卵と穴子のベストなマッチングが最も印象的... いや、ほかも全て美味でした。

全て食べ終えた後、「湖面の寒天も食べられますよ」と。
確かにほんのり甘くていい味、でもこれを全部食べることはできずで、ちょっと勿体ないなと思いながらも諦めざるを得ずでした。

これまた美しい料理、雲仙産朝採れ 野菜スティック。
・アイコトマト
・渦巻ビーツ
・バターナッツ
・キュウリ
・ヤングコーン

この5品、島原産味噌ディップをつけて食べるという趣向。
採れたての野菜はどう食べても美味しいものですね。

鱧真丈のお吸い物、山椒の葉がしっかりと香ります。
冬瓜の歯ごたえ、じゅんさいの食感、いずれも素晴らしい仕上がり。

次は焼酎をということで、飲み比べセットをチョイス。
じゃがいも焼酎、樽香る麦焼酎、わかめ焼酎という組み合わせで、それぞれの原材料の風味がはっきりとあるという面白さ。

じゃがいもとわかめは珍しいと、父と息子も一口。
「ね、それぞれ味がわかるでしょ」との問いに、二人とも押し黙っていたのは何故だったんだろう。

お造りは鯛、ヨコワにヒラス。

ん?ヨコワって、そしてヒラスって何だろう。
ネットで調べてみると、それぞれメジマグロとヒラマサのこと。

特にヒラマサは絶品で、まだコリッとした食感が残る身からさっぱりとしたヒラマサならではの青魚味がほんのり。
こんなに塩梅のいいヒラマサは初めて食べた気がします。

続けては鮎、これも絶品だったんです。

鰭を飾る塩が焼酎によく合い、肝の苦味もまたよく合い。
盃が進んで仕方がない旨味、久々に味わうことができました。

え、お寿司を目の前で握ってくれるの?
職人さんが時々おしゃべりをしながら手際よく、外国人観光客向けのパフォーマンスなんでしょうけど、我々日本人にもインパクトがあります。

魚はお造りと同じ、ヨコワはトロ部分を使っているようです。
どれもお造りとはまた異なる素晴らしい味、刺身と寿司は別料理ということを改めて認識できました。

いやぁ、お腹いっぱい、大満足と思っていたら...

デッカいせいろ、雲仙あか牛温泉蒸しが運ばれてきましたよ。

これ、食べ切れるかなと心配したものの、実際い食べ始めてみると箸が進むんです。
牛肉はもちろん、敷き詰められた野菜にも牛の旨味が染み渡り、蒸したコーンも甘さ抜群でした。

デザートは寒ざらしとアイスクリーム。

真ん中にあるのがサトウキビの黒蜜で、どちらにかけてもいい味。
特にかんざらし、シンプルなだけに黒蜜の風味が印象的でした。


いやぁ、これだけの料理があってスタンダードプラン、凄くないですか。
プランのランクを上げたら、食べきれなくなること間違いなしですね。

素晴らしい料理の数々、本当に美味しかった。
ご馳走さまでした。


【おまけのワンポイント】
 ・料理だけでなく、器も素晴らしいかったこの夕食。使っているのは有田焼なんだそうです。

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