モーションウィジット

2023年7月27日木曜日

【旅行】往時の姿に戻りつつある出島に

【この記事のポイント】
・長崎といえば出島、陸地に埋没してはいるものの、魅力的な観光地としてしっかり整備されている



ランチの後、目指すは出島。
言わずと知れた長崎ならではの観光名所ですね。

出島周辺は埋め立てられて、もはや島ではないというのは有名だと思います。
確かにその通りなんですけど、出島として区別できないほど街に同化してしまっている訳ではないんです。

今日でもエリアは囲まれていて、そのまんま『出島』として観光スポットに。
入場料は520円と良心的、この出島表門橋は2017年に完成したもので、いかにも異文化世界の出島に行く、そんな気分を盛り上げてくれます。

島内にある建物は、江戸時代を再現したもの。

出島が建設されたのは1636年、元々はポルトガル人を管理することが目的だったというのはご存知でしょうか。
島原の乱を受け、カトリック国であるポルトガルとの関係を断ち切りたい江戸幕府。
そこにオランダ人が横槍を入れ、日本に必要な輸入品は自分たちで賄えると主張。

当時商館があった平戸藩がオランダ貿易を独占していることへの危惧もあり、オランダ商館を出島に移転させた、というのが初期の歴史だったとのことです。

江戸時代当時の出島への入口模型。

そういえばNHKの土曜ドラマ「わげもん ~長崎通訳異聞~」でもこの橋や門がよく出てきたっけか。
キンプリの永瀬なんとかが主演していましたけど、その割にはこのドラマ、なかなか面白かったんですよね。

展示スペース内では、発掘された遺構も観ることができます。

出島は埋立地、江戸時代でも埋め立てができたのかと思う方もいらっしゃるでしょうけど、そもそも江戸の街は大掛かりな埋立地。
出島ぐらいなら大したことはない、ということでしょう。

外見は昔の建物でも、展示物は近代的。
エアコンも効いていて快適な展示室でしたけど、出島は広いので全体をササッと観る程度にしてと。

カピタン部屋、オランダ商館長の家が最も大きな建物。

造りは洋館でも畳敷き、オランダ人は靴を脱いで生活していたのかどうか。
靴を履きっぱなしの生活って疲れそうですよね。

航空写真でみた出島、赤で囲まれているところ。
本格的な埋め立てが始まったのは明治に入ってからですけど、元の姿が想像できないほどに海岸線が変わっているのがよくわかりますね。

出島の記事、明日にも続きます。




出島
長崎県長崎市出島町6-1
095-821-7200
営業時間 8:00~21:00
年中無休

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