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2023年7月7日金曜日

【観光】『臨江閣』の150畳広間は圧巻の大空間

【この記事のポイント】
・前橋の臨江閣は明治時代に群馬県が生糸産地として繁栄していたことを示す歴史的建造物、150畳の大広間は一見の価値あり



本日は、かつての前橋の繁栄ぶりを垣間見ることができる観光スポット、『臨江閣』についてのご紹介です。

明治時代中盤の1884年にまずは本館、1910年には別館が竣工したというこの臨江閣。
1893年には明治天皇が宿泊するなど、迎賓館として使われてきた建物です。

無料で一般公開されており、入り口になっているのは別館、延べ床面積1,000平方メートルという巨大な建造物。
大地震だとヤバそうだなと思いましたけど、7年前に耐震補強工事がされているとのことなので心配はまずないでしょう。

横にある品のいいのが本館で、こちらは古風な高級旅館といった佇まいです。

本館は見た目通り純和風。
畳の間が続いており、偉い人との面会では身分によってどこまで行ってもいいのかが決まっていそうです。
今日では何の制限もないようでしたけど、こんな綺麗な畳を歩いていいのかと躊躇しますよね。

別館の2階に続く階段。
こんなに幅広の階段があるということは、さぞや大勢の人が通ることを意識したんだろうなと...

おぉ、何だこの広間の大きさは!

畳の数は12枚×12枚の144枚。
床の間もあるので150畳以上というとんでもない広さ、こんなに広い和室は初めて見たな。

ん? しかも柱がない。
床が抜けたりしないのか、どういう構造になっているんだろう。

と、そんな疑問に答えてくれる展示がしっかりありました。

正確に理解することはできませんでしたけど、どうやら木の反りを使って床を支えるという構造になっている、といったような記述。
鉄筋やコンクリートを使う今日とは違って当時の木造が基本、建築技術のレベルは高かったんでしょう。

と茶室もありましたけど、こちらはそうと言われなければわからないような地味な建物。
凝った建物なんでしょうけど、本館・別館の凄さを見てしまうと、物置小屋のような印象だったというのが正直なところでした。

ライトアップもされるようで、さぞかし綺麗なんでしょうね。

群馬県が生糸産地として繁栄していた明治時代を感じることができるスポット。
前橋を訪れることがあれば、ここだけは行っておいた方がよいと思います。




臨江閣
前橋市大手町3-15
027-231-5792
開館時間 9:00〜17:00
休館日 毎週月、年末年始
無料

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