モーションウィジット

2023年6月6日火曜日

【旅行】富士急運転手さんの業務連絡が面白かった

【この記事のポイント】
・河口湖からの帰路は富士山ビュー特急、自由席で運転席近くに陣取ったら面白い会話も聞けた



さて、明日は妻とのドライブがあるので、今日は早めに帰ることにしよう。

電車の時間を調べると、9:00前後に河口湖を出発する富士急行は...
8:59のトーマスランド号と、次は9:40の富士山ビュー特急、9:58にようやく普通電車があるという状況。

この流れでいくと、富士山ビュー特急に乗るのがベストかな。

甲府駅〜富士山駅のバスが8:4にあり、これが4分遅れで大桧に、河口湖駅には9:00ちょい過ぎに到着。
この時間、まだ駅前も人がそれほど多くはないなと。

駅員さんに聞いてみると、9:40の富士山ビュー特急に乗るには400円の特急料金が必要とのことで、指定席にするには+200円らしい。
この時間なら、自由席でも混んでいるということはないだろうなという読み。

10分前から乗車できるとのことで行ってみると、読みは的中して、自由席はガラガラ。
よし好きなところに座れるぞと、河口湖駅では最も後ろ、富士山駅でスイッチバックしたら運転席のすぐ後ろの席に陣取りました。

座席はこんな感じで、木をふんだんい使っているのでそれなりに高級感あり。
普通列車の横長席に200円追加で払うだけで、こんな席に座れるなら十分に価値ありですね。

運転席はかなりの広さ、運転手さんもスペースに余裕があって楽そうです。

子供のようにニヤニヤしながら乗っている私、でも最前列なので誰に顔を見られることもないという安心感。
いやぁ、こういうのって、楽しいものだな。

右手の車窓から富士山が見えるカーブにに、稲を植えたばかりの水田も美しいですね。
進行方向に向いて座っており、窓が大きな車両なので景色の見え方も素晴らしいものです。

ん?このテプラはなんだ。

「運転しの緊急時の連絡及び保安通信設備として、業務用携帯電話を使用することがあります」
あぁなるほど、「運転中に電話なんてけしからん」という人がいるんでしょうね。

車掌さんが運転席に入り、何やら運転手さんと会話。
すると本当に携帯で電話をしはじめて、その内容が何となく聞こえてきます。

曰く、明日の富士回遊のチケットを持っているお客さんがいて、どうやら河口湖駅で「このチケットで乗って、車内で係員にご相談ください。」と言われた、と主張しているとのこと。
運転手さんはここまで電話で伝えて... 「誰じゃ、お客さんにそんなデタラメ言ったのは!」とご立腹の一言。

その後も何言か会話、切電後に車掌さんに伝言、また駅に連絡と忙しい。
時々聞こえてくる音声から推測すると、
・できるって駅員が言ってしまったのだから仕方ない、お客さんから追加料金の徴収は不要
・富士急はいいとして、問題はその先のJRが対応してくれるかどうか
・大月駅でJRに相談するしかなく、私(運転手さん)がお詫びする
・お客さんは日本人、30歳代くらいの方

大月駅にもこの話は伝わっており、駅員さんが対象のお客さんを発見しようと声がけしていました。
杓子定規な対応じゃなく、お客さんを思っての連携プレーはなかなか素晴らしかったんですよね。

写真はないですけどもう一つ、高尾駅での出来事についても書いておきましょう。

前回、高尾駅で京王線に乗り換えた時は泥酔したおっさんに遭遇したんです。
5分で30mくらいしか歩けないくらいに酔っていて、横にいた奥さんであろう方が呆れ返っていたのを思い出していたところ...

向こうから歩いてくる若い女性、あれっ、よく見ると号泣か。
友達らしき人が付き添って歩いていますけど、人目に気を配る余裕もないほどにウヮンウヮンと顔を崩して泣いているんです。

よっぽど悲しいことがあったんだろうな。

私がこの駅で降りると、限界を超えた人生の様々な姿、人間の生き様を感じるシーンに巡り会えるようです。
次に降りた時は何があるのか、ちょっと楽しみです。

なんてところで、今日の記事はここまでとさせて頂きます。




【おまけのワンポイント】
・河口湖への往復は、当初はバスを使っていましたけど、慣れてくると電車の楽さがわかってくるものです。普通列車では、新宿から高尾まで40分強、そして大月までも同程度、その先の富士急行は1時間弱でトータル2時間半。標準で2時間前後のバスより確実に時間がかかるのは間違いなし。
・とはいえ、この時間で確実に着くというのは大きなメリット、バスだと渋滞で4~5時間かかることもありますからね。渋滞でノロノロ運転のバスで同じ姿勢で座っていなければならないのは辛いですけど、電車は自由に身体を動かせるというのもいいところです。

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