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2023年6月13日火曜日

【グルメ】昔ながらの駅蕎麦を味わいたくなったら

【この記事のポイント】
・JR千葉駅の『菜の花そば』、昔ながらのスピード重視な駅蕎麦を味わえる貴重なお店



久々に駅蕎麦らしい蕎麦を食べたい。
そんなことを考えた休日、千葉駅の『菜の花そば』に行くことに。

千葉駅にはJR東日本子会社の『そばいち』があるのに加え、改装前から西口にあったこのお店がまだ残っているんです。

かつては『湾岸そば』という名前だったかな。
立ち食いカウンターのみ、昔ながらのスタイルを貫くこのお店。

面白いのは改札内外に入口があること。
当然、両者は区切られていて、カウンター内の店員さんのみがいずれにも対応できるという構造。

改装前と全く変わっていないので、駅全体は劇的に綺麗になった千葉駅でも、ここには手をつけていないんだということが伺えます。

今回食べたのは海苔つけそば450円。
券売機でピリ辛マークがついていたのに惹かれてのチョイス、駅蕎麦では辛さに期待できずなんですけどね。

完成まで1分ちょっと、このスピード感が駅蕎麦の真骨頂。
さて、それでは頂きましょう。

蕎麦はフカっとした食感、今風の生蕎麦茹で上げではなく、予めできているのを温めるタイプ。
最近はこういったスタイルがむしろ珍しくなっていて、たまには食べてみたいなと思ったのがこの日だったんです。

箸で一つまみ、海苔入りのつけ汁をくぐらせてズズッと。
うん、海苔の香ばしさ、汁は甘めで... 後味がほんの微かに辛いかな。

蕎麦の食感は外見通りで、お世辞にもいい味とはいえず。
でも何だか妙に懐かしい気がして、駅蕎麦の原点に再会したような気分に。

若い頃、急いでいる時にサクッと食べた感覚。
最近は多少時間をかけてでも美味いものをと思うようになりましたけど、当時は味なんかよくわからず、とにかく効率ばかり重視していたような。

そうだ、こういうのは汁に漬けてしまうのが美味しいんですよ。
ガボッとすくい上げて、汁に入れて混ぜ混ぜ、味を染み込ませてからズズッと。

うん、美味い。
このダイナミックな食べ方の方がこの蕎麦らしい味が出ます。

提供も早ければ食べ終えるのも早い。
そんな駅蕎麦を味わえたことに感謝、ご馳走さまでした。






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