モーションウィジット

2023年6月19日月曜日

【イベント】さすがアメリカ、輸送機の大きさも半端じゃない

【この記事のポイント】
・大口を開ける魚のようなC-5輸送機は半端なくデカく、日本の新鋭輸送機C-2の2.7倍もの最大離陸重量があるというのに驚き



更に奥に進むと、大型の機体が並んでいます。

手前にあるのは普通のジャンボジェット機みたいだけど、これも輸送機なのか…あ。
比較的安全な空、味方を支援する重要な役割のあれだ。

後方から延びるノズル、そう、空中給油機のKC-135スタラトタンカーです。
民間旅客機のボーイング707という古い機体の姉妹機と言われ、運用開始は1957年と相当古い設計。
近代化改修されながら使われており、次世代機への移行にはコストが掛かりすぎると更なる延命を図るとされています。

補給用燃料を20万ポンド(116,000リットル)積載できるとのこと。
いかにも燃料を食いそうなF-15の機内タンクが8,000L弱とのことなので、15機を満タンにできるだけの量があるというから凄い。

むむっ、これはなんだ。

前部がパカッと上に開き、大口を開ける魚のようなバカでかい機体。
世界最大級の輸送機、C-5ギャラクシー。

最大に「級」が付くのはロシアのAn-124 ルスラーンに抜かれたから、でも最大積載重量は10%も変わらず。

並んで入る人との比較で、いかにデカいかおわかり頂けますよね。
前後方を同時に開くことができるのは、積み込みと積み降ろしを同時に行えるということか。

貨物室は超広々、飛行機というよりも船のサイズですね。
アメリカ軍主力戦車のM1A1エイブラムスは重量約60tもあるそうで、これを2両運ぶことができるというのは凄まじいパワー。

全長75.31m・翼幅67.89m・全高19.84mで最大離陸重量は388t。
日本の新鋭輸送機C-2は全長43.9m・翼幅44.4m・全高14.2mより2周り大きく、最大離陸重量141tと比べると実に2.7倍もあるんです。
こんだけ違えば、そりゃデカいよな。

いやぁ、それにしても凄かった。

ギャラクシーを見ることができたのは、もしかして今日ここに来た最大の成果だったかもしれないな。
そんなことを思いながら、次の展示エリアに移動しようというところで、続きはまた明日。




【おまけのワンポイント】
・ロシアのAn-124 ルスラーンよりも更にデカい機体でAn-225 ムリーヤというのがあり、これがウクライナのアントノフ国際空港で破壊さたのが2022年の2月。完成機は1機しかない機体らしく、ウクライナ侵攻の愚かさが惜しまれます。

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