モーションウィジット

2022年12月22日木曜日

【イベント】大空を駆けるブルーインパルスの技

【この記事のポイント】
・大空を駆ける6機のブルーインパルス、感動的な演技に会場は大盛りあがり



F-15機動飛行というハイライトを一つ見逃して、ブルーインパルスの直前に到着した百里基地航空祭。
鬱憤がたまっている状態で、まだ飛ばないのかと見守っていると、お、ジェットエンジンの轟音が聞こえてきたぞ。

観客越しに見えた機体、スカイマーク。
音が静かなので、きっとそうだろうと思っていたんですけどね。

これだけの観客に見守られての離陸って、まずないんだろうな。
お気をつけて、いい旅を。


その後に飛び上がったブルーインパルスの4機。
さて、いつものあれだよな、久々なので楽しみだなぁ。

おぉ、きたぞ。
4機揃ってのオープニングご挨拶、ダイアモンドダーティーローパスに会場は大盛りあがり。

ダーティーって何? と思いますよね。
飛行機のタイヤ、フラップを下ろしたままの飛行のことを言うらしい。

陣取ったのが管制塔近くだったので、こんなに間近を通過してくれて、音の鋭さにも酔いしれます。

続けて5番機と6番機の離陸。

ローアングルキューバンで一気に高度を上げる5番機、ロールオンテイクオフで回転した6番機のスモークと重なる美しさ。
ブルーインパルスの技の凄さを感じる文様です。

チェンジオーバーターンは大好きな演目で、隊形を大きく展開する迫力。
直前まで縦一列で飛んでいたと言っても、想像がつかないですよね。

インバーテッド&コンティニュアスロールは動画で、10秒もない短いものなので是非ご覧ください。
クルクルと3回転する機体、上と下がわからなくなるんじゃないかという激しさです。

バーティカルクライムロール、回転しながら3000mまで一気に駆け上がり、そのまま宙返りをするという大技。
スモークの長さから、その高さを感じて頂けるかなと撮った1枚です。

1〜4番機が管制塔を通過した直後に撮ったもの。
太陽の眩しさに耐えながらの一瞬、お気に入りの1枚に仕上がったかなと。

この写真、何が起こっているかわかりますでしょうか。

手前側の5番機が背面飛行、すぐとなりを6番機が飛んでいるというもの。
背面飛行だと操縦桿の操作が左右逆になるので、こんなに近接して飛ぶのは難しいでしょう。

地味ながらも、ブルーインパルスらしいアクロバティックな技。

かの有名なバーティカルキューピッド。

飛び始めた当初はほぼ風がなかったのに、ここにきて少し吹いてしまってハートが崩れ気味。
現地の観客のハート、しっかりと射抜かれていました。

ワイドトゥーデルタループ、スモークの美しさはピカイチの迫力。

こんなに奥行きがあり、こんなにも高くまで飛ぶんだったっけか。
ブルーインパルスのアクロバットを観るのは3年ぶり、すっかり忘れてしまっていただけなのかな。

いや、空の蒼さもあるんじゃないか。
多少の雲はあったもののの、こんなにクリアな空でブルーインパルスを観るのは久々ですからね。

スモークの美しさに感動すること暫し。

タッククロス、背面飛行ですれ違うという危険な技。
シャッターを切るタイミングも難しいほどに速く、寄っている機体を撮れたのはこの1枚のみでした。

ラストの演目はコークスクリュー。
背面飛行の5番機のスモークをクルクルと廻る6番機、真っ直ぐに飛ぶのと螺旋状に飛ぶのとだと速度差は相当に大きいはず。
その差をお互いに調整しながら飛ぶ、これも難しいのは間違いなしですね。

驚嘆の連続の40分間。
ブルーインパルスを観ていると、他の何をしている時よりもあっという間に過ぎ去るものというのを改めて認識でした。

素晴らしい演技、ありがとうございました。




【おまけのワンポイント】
・今回撮った写真は、なるべく観客を入れてスモークの美しさを表現しようと思ったんです。かつては機体をアップで撮ることに夢中になっていたんですけど、ブルーインパルスの本質は機体じゃなく美しいスモークの軌跡と観ている人たちの感動。その本質を写すようにと、少し引き気味に撮ったというものでした。

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