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2018年6月4日月曜日

【観光】富山の登山道、福満寺にはポップな仁王像

登りの伏姫籠穴ルート、短時間とはいえ、急勾配と抉れた階段に悩まされて小休止を繰り返したんです。
下りは福満寺ルートにして、どちらが楽なのかを評価してみようかなと。
 
下り始めはなだらか。
木の間からの景色もよく、明らかにこっちの方がいい道だという印象。
 
てるてる坊主の頭みたいなのが付いた石仏もあったり。
そもそも下りは楽なものですけど、平和ないい雰囲気は明らかに福満寺ルートだなと。
 
ところがどっこい。
階段に差し掛かると、伏姫籠穴ルートと同様に抉れた階段に悩まされ。
 
階段が終わると、急勾配で落ち葉だらけの滑りやすい坂道。
下るのにも、足に力を入れて勢いづくことがないよう留意するほど、これを登るのはかなりキツいだろうなぁ。
 
結論としては、どっちも同じぐらいの辛さじゃないかなと。
伏姫籠穴ルートの延々と続く階段が良いか、福満寺ルートの急坂の後に続く短い階段が良いか。
 
いずれも同じ高さまで登るので、まぁ基本は一緒なんですけどね。
 
そんなこんなで、やっとこさたどり着いた福満寺。
 
あ、そうそう、登山口には杖として使う竹があるんですけど、これは借りた方がいいもの。
坂を登るのにも下るのにも、杖が一本あると違うものですね。
 
伏姫籠穴、福満寺、富山山頂尾根の3ヶ所で無料で借りることができて、そのどこかに返せばいいというシステム。
私は下り用に富山山頂尾根で借りましたけど、あれば登りも少しは楽だったかなと後悔したんです。
 
福満寺は731年に開創された寺で、富山山頂の観音堂まで続くもの。
 
焼失と再建、移転を繰り返し、本堂が今の場所になったのは1864年なんだそうです。
ということは、この六地蔵もそれほど古いものではないのか。
 
仁王像は1998年に山頂からこの山門に移されたとのこと。
 
「仁王門」の看板も、その時に作ったものなんですかね。
やけにポップで色鮮やか、もう少しはっきり言えば安っぽい印象。
 
仁王像にしても、間近に見ると何かが違うような…
運慶なんかとは比べちゃいけないのはよくわかっているんですけどね。
 
アニメに出てきそうな軽さかな。
逆にこんな仁王像は初めて見たので、ある意味貴重なものとも言えるのではないかと思いますよ。
 
 
福満寺
千葉県南房総市合戸569
0470-57-2846
宗派:真言宗智山派
本尊:十一面観世音
 

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