モーションウィジット

2022年5月30日月曜日

【グルメ】新潟の料理と酒、お得価格でたっぷりと味わう

【この記事のポイント】
・ホテル近くで偶然見つけた居酒屋『案山子』、ここの料理が非常に美味
・特に感動したのは若竹煮、絶妙な食感と薄味が素晴らしかった



本日の宿、カントリーホテル新潟で無事に息子と合流。
晩飯を食べに行こうと外に出たんですけど、相変わらず雨がよく降っているなぁ。

ホテル近くで居酒屋を探して、たまたま発見した『案山子』というこのお店。
古そうではありながら清潔な店内、ジャズが流れてちょっと洒落ています。

最初はビールにしてと、お、「案山子おすすめのお酒」というのが3種類ある。
よし、これを全て制覇するという目論見でツマミを注文。

まずはお疲れさまということで、乾杯!
それほど歩きはしなかったけど、旅の一日を過ごした後のビールは美味い。

突き出しの刻み昆布、油揚げ・イカ・人参入りで、薄味ながらもいい味つけ。
これは他の料理も期待できそうだ。

刺し身盛り合わせ、ヒラマサが2切れで終わってしまったとのことで残りはしめ鯖にしてくれています。

まずはシロギスの昆布締め、さっぱりとした旨味が素晴らしい。
ヒラマサはコリッと新鮮、噛むほどに旨味が深い。

赤ハチメという魚は聞いたことがないけど... あ、メバルのことなのか。
そろそろ旬の終わりですけど、コリッとした食感に脂もほどよくいい味。

しめ鯖は締めすぎておらず、頃合いの良さが心地よい仕上がりです。

ここで息子が一言、「わさびが旨い」と、どれどれ。
おぉ、絶妙に甘味を感じるのはなぜなのか、これを残しちゃ勿体ないと、刺し身に余ったものまで全て完食です。

刺身の途中からは、一本目の「ゆきつばき 純米吟醸」を飲んでいたんですよね。

口に含んだ瞬間は華やかさ、奥深い旨味に変わって後味はすっきりとした仕上がり。
さっぱりとした刺身にもよく合う酒、いきなりの美味しさにテンション上げ上げ。

若竹煮、これが無茶苦茶美味かった。

シャリッとした絶妙な食感、優しい味付けは素材の新鮮さを活かす程度に。
菜の花もワカメも食感の良さは同様で、季節の味覚がこの小鉢にあり、という感じでした。

栃尾の油揚げ、ネギと納豆が入っています。

表面はカリッと密度の高い焼き加減、中は程よい歯触り。
大将が厨房で焼き加減について指示していましたけど、そうか、この食感を出すために細かく調整していたんだな。


ここで2本目の「鶴齢 山田錦 純米 生原酒」の燗。
含んだ瞬間は大人しく、次第にじっくりと膨らむ旨味に際限なく、飲み下しても余韻が長いというのが特徴です。

お次の料理はサラダ蕎麦、蕎麦は揚げてあるのかと思いきや、普通に蕎麦だとは。
この蕎麦、適度なコシがあって普通以上に美味いんですよ。

単独でも食べたい蕎麦、日本酒にも濃い汁の味がよく合うこと。

おぉ、待ってましたハムカツ。

薄いのはハムチーズで、さっくりと食感のいい衣を纏った柔らかいチーズとハムのコントラストがいい。
厚いハムは旨味が強く、これぞ正にツマミのハムカツという味わいですね。


日本酒は3本目、「村祐 茜 亀口取り」に。
一口目で驚くのは爽やかな酸味、日本酒ではないような風味です。

甘味もしっかりとありながら、スッと引いていき後味はすっきり。
個性的な日本酒なんですね。

料理はモツ煮込み。
味噌の味が関東と違い、深い旨味を追求しているような奥深さ、これとモツの風味が滲みた大根がたまらないんです。

七味は不要と感じさせ、村祐の酸味・甘味にピタッとハマっています。

最後はうど味噌。
このうどは単独でパリンと食べても旨く、食感の良さと儚い苦味いい感じなんです。

味噌はそのままだと甘塩っぱく、試しにこれを舌に乗せて村祐を口に含んでみよう。
あれ、味噌の溶け具合で味が暴れるようで、増々面白い酒なんだなと実感です。

いやぁ、食った食った、そして呑んだ。
全てが美味しく、これだけ食べて呑んでも一人4,000円ほど。

雨が降っていたから偶然に出会えたお店ながら、酒も料理も素晴らしかった。
ご馳走さまでした。






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