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2022年5月28日土曜日

【旅行】燕市産業史料館、金属加工に興味津々

【この記事のポイント】
・燕市は金属加工で名が通った街、その歴史や芸術的な加工品を観ることができるのが燕市産業史料館
・駅から少々離れてはいるものの、観に行く価値は十分にあり



信越本線は東三条駅で乗り換え、弥彦線で燕三条駅に到着。

駅構内に鳥居? あ、彌彦神社ね。
弥彦神社は弥彦村にあるんですけど、新幹線で来た時はここが乗り換え駅になるよな。

弥彦神社には明日参拝する予定、今日は燕市を観光ということで。

まず到着したのは燕市産業史料館。
距離は2.5kmほど、本格的に雨が降っているなかなので、歩いている人は他には誰もおらずでした。

燕三条といえば、包丁をはじめとする金属加工で名が通っていますよね。

この燕三条、その名の自治体があるわけではなく、燕と三条は別の市。
しかも燕と三条は昔から仲がよろしくないことで有名なんだそうです。

燕は和釘など金属の生産地、その和釘を全国に売っていたのが三条の商人という構図。
燕の和釘を三条の商人が買い叩いていたことがバレてしまい、以来の仲の悪さなんだとか。

新幹線の駅は燕三条、近くにある信越道のインターは三条燕と、どっちを先にするかという争いの跡ここにありです。

史料館は燕市のもので、江戸時代に始まるこの地の金属加工についての展示があります。
技術が伝わってきたのは会津から、現代の我々の感覚では全く繋がりがらない街同士ですけど、当時は近い関係にあったようです。

これ、煙管の加工過程の展示なんです。
今時はタバコですら敵視される世の中ですけど、昔は煙管で金属加工の需要が多くあったんだなと。

煙管が多数展示されており、道具としての美しさを初めて認識しました。

フォルムの美しさに加えて、彫金と色彩は芸術レベル。
紙巻きタバコは機能性のみですけど、加熱式タバコになって再び道具としての美しさが前面に出てきている昨今、煙管のような美しさへの原点回帰という要素もあるのかもしれません。

ギネスに掲載されているという世界一大きなフォークとスプーン、高さは2m以上あります。
まぁこれは洒落のようなものとしても、食器も形状や色の美しさを追求する要素はあるもんです。

展示物で印象に残ったのはこれ、真空チャンバー。
装置内部を真空にするための容器、加工には相当の技術力が必要というのは容易に想像できます。

なぜこんなスターウォーズに出てきそうな形をしているのか、知りたいと思いながらも今日はこの後もう1ヶ所に寄ってから新潟まで移動するので時間がない。
詳細はいずれ調べようと史料館を後にしてというところで、続きはまた明日。




燕市産業史料館
0256-63-7666
新潟県燕市大曲4330-1
営業時間 9:00〜16:00
定休日 月、祝翌日、年末年始
入館料 大人400円

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