モーションウィジット

2022年3月1日火曜日

【旅行】全天候型・無料の学習施設、富士山世界遺産センターもまた楽し

【この記事のポイント】
・富士山世界遺産センターは、無料で見学できる施設
・古来の宗教や民俗、地勢的な成り立ちなど、多面的に富士山について知識をつけることができる展示物



河口湖ショッピングセンターBELLを離れ、横町バイパスを東に歩き始めると...

かろうじて雪掻きされているのは、平均台なみの幅しかない。
両腕を延ばしてバランスをとりながら歩き始めたものの、そうだ、よく考えたら無理にこの幅を歩くことはないんだ。

私はしっかりとした長靴を履いているので、両端の雪にズボズボと足を踏み入れても全く問題ないわけですね。

目的地の直前まで到着、そこで見た光景。
雪原にしか見えないでしょうけど、これは横町バイパス(国道139号)沿いの歩道なんです。

雪が降り初めてから、私の前に歩いたのは数名のみというところでしょう。
こんなところを歩こうという人はほぼいない、そりゃそうだろうな。

待てよ。
人が通らないところだけに、ここでコケて雪に埋もれると、数日後に凍結状態で発見されるんだろう。

そう思うと、一歩一歩を慎重に歩まねば。

こんな道中を辿って到着したのは、『富士山世界遺産センター』というところ。

こんな日にわざわざ来るところではない。
そうわかっていながらも、行動範囲が限られる日に行ける観光施設ということでの訪問でした。

順路は南館からでということで近づくと、へぇ、この施設は無料なんだ。

富士山が世界遺産に登録されたのは2013年、この施設のオープンは3年後の2016年。
世界遺産としての富士山の価値を国内外に分かりやすく伝え、また、保全活動や調査研究の拠点ともなる施設、ということなんだそう。

館内は写真撮影禁止ということだったので、パンフレットのマップをアップしておきます。

左側がメイン展示の南館ですけど、番号が細かく書いてあるのが順路。
これがあまりにも複雑過ぎてよくわからんのです。

富士山の疑似登山ビデオがあったり、江戸時代の富士山登山の様子をジオラマで解説していたり。
江戸時代は人足を雇う必要があったので、登山にも大金がかかった、なんていうエピソードが語られているのは面白い。

また、様々な時代の富士山登山日記も展示されていて、そこに綴られている文を眺めたりするのもいいんですけどね。
順路にはあまり拘らず、足の赴くがままに学んでいくのがいいんでしょう。

北館はガランとしており、それほどの見どころはなかったかな。

ここで学んだこととして、富士山として世界遺産登録されているのは25ヵ所あるということ。
そういえば、三保の松原でもそんな話を聞いたことがあるような気がします。

列挙しておくと、以下がその25ヵ所。
1-1 山頂の信仰遺跡群
1-2 大宮・村山口登山道  (現富士宮口登山道)
1-3 須山口登山道  (現御殿場口登山道)
1-4 須走口登山道
1-5 吉田口登山道
1-6 北口本宮冨士浅間神社
1-7 西湖
1-8 精進湖
1-9 本栖湖
2 富士山本宮浅間大社
3 山宮浅間神社
4 村山浅間神社
5 須山浅間神社
6 東口本宮冨士浅間神社 (須走浅間神社)
7 河口浅間神社
8 冨士御室浅間神社
9 御師住宅(旧外川家住宅)
10 御師住宅(小佐野家住宅)
11 山中湖
12 河口湖
13 忍野八海(出口池)
14 忍野八海(お釜池)
15 忍野八海(底抜池)
16 忍野八海(銚子池)
17 忍野八海(湧池)
18 忍野八海(濁池)
19 忍野八海(鏡池)
20 忍野八海(菖蒲池)
21 船津胎内樹型
22 吉田胎内樹型
23 人穴富士講遺跡
24 白糸ノ滝
25 三保松原

忍野八海だけでも8ヵ所もあったりと、単位がよくわからんというのが正直なところではありますけど、まぁ細かいことは気にしないようにしましょう。

展望台は雪で閉鎖だったのはちょっと残念。
とはいえ無料で見学できる施設としてはかなり立派なもの、館内は暖かいので寒さ避けにもいいし、雨の日のスポットとしてもオススメできるところだと思います。

雪の中を歩いてきて、少々お腹が減ってきた。
ランチのお店を探すかなというところで、続きはまた明日。




富士山世界遺産センター
0555-72-0259
南都留郡 富士河口湖町船津6663-1
営業時間: 9:00~17:00 (7月~8月 8:30~18:00、12月~2月 9:00~16:30)
定休日: 第4火曜日

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