モーションウィジット

2021年7月2日金曜日

【散歩】千葉氏ゆかりの地、妙見本宮​とお茶の水を巡る

とある休日、千葉駅を起点にウォーキングをと思ったのは、今年初春に取り組んでいた「総武線の各駅からウォーキング」を完成させたかったから。
終点の千葉駅だけが残っていて、暑くなる前に済ませておきたかったんです。

千葉駅近辺はそこそこ都会、道路も広いんですよね。
近い割にはほとんど歩いたことのない街で、土地勘がないのでGoogleマップを確認しながら東に向かいます。

お、千葉常胤像を発見。
これを読んで頂いている方の大半は、千葉常胤なんてご存知ないですよね。

平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した武将、源頼朝を助け鎌倉幕府樹立に貢献した千葉氏中興の祖。
千葉氏は鎌倉時代、室町時代と存続し、豊臣秀吉の小田原征伐で所領を没収されるまで関東で活躍し続けた名家なんです。

「SORGENTE」と書かれた白い石のモニュメント。
イタリア語で「源泉」を意味するらしいですけど、そう言われりゃそう見えるかな。

裏に見えているのが目的地の千葉神社で、そのすぐ近くに源泉があるというのは、何かはっきりとした意図がありそうですね。

その千葉神社、別名は妙見本宮。
千葉氏は守護神として北辰妙見尊星王を祀っており、この北辰妙見尊星王というのは北極星・北斗七星のことなんです。

千葉・北辰という2つのキーワード、千葉周作・北辰一刀流に繋がる方は歴史オタかな。

千葉周作の祖先は千葉常胤といわれていますけど、あながち無くはなさそうな。
ちなみに千葉周作は坂本龍馬の剣術の師匠、娘の千葉佐那は龍馬の婚約者…だったっけ。

千葉神社は太平洋戦争で消失しており、建造物は全てその後建てたもの。

とはいえ、朱塗りで大規模な楼門や社殿は迫力があって一見の価値ありです。
この千葉天神は社殿と比べると地味ですけど、これ単独でもかなり立派ですよね。

朱塗りの橋もかかっていて、水面にはこい鯉が泳いでいたりと大規模な神社。
建造物が新しいので風情があるとは言えないものの、手近な観光地としては悪くないところだと思います。

千葉神社から南へ、都川を渡ったところにあるのが「お茶の水」。
総武線がここ千葉駅から御茶ノ水駅まで、というのも奇遇ではありますね。

このお茶ノ水、源頼朝がこの水で煎れたお茶を美味いと言ったとか、徳川家康が喉を潤したとかいうものだとのこと。

頼朝時代には、お茶は日常の飲み物じゃなく薬だったんじゃなかったっけ。
まぁ怪しいところもありながら、城の飲み水だったのは間違いないでしょう。

なんていう歴史を感じながらの街歩き、今日は一先ずここまでとしておきます。




千葉神社(妙見本宮)
043-224-2211
千葉県千葉市中央区院内1-16-1
参拝時間:6:00〜18:00

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