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2018年1月11日木曜日

【観光】顔面出血ご老人を介護する天使、そして四天王寺に

住吉大社を出て、次は通天閣や四天王寺方面に向かおうとすると、あれ、路面電車があるぞ。
 
ここまで来るときは南海本線、同じルートでと思っていたところが、調べてみると路面電車の阪堺線で天王寺駅前(という駅)まで行けるじゃないですか。
待ち時間も短いし、よし、これに乗ってみよう。
 
程なく到着した阪堺線、1両編成のレトロな車輌ですね。
 
こんな電車でもICカードが使えるのかと感心しながら吊革に掴まると、あれ、斜め前に座るお婆さんの顔面、出血しているぞ。
ティッシュで唇を押さえながらで、大丈夫かと心配になりながらも、余計なお世話と言われるんじゃないかと声をかけられなかったんです。
 
すると終点の天王寺駅前近く、立っていた30歳前後のお姉さんが「大丈夫ですか」と優しい一声。
目の横の擦り傷にそっと絆創膏を貼っていました。
 
洩れ聞こえてくる会話によると、どうやらお婆さんは転んでしまったらしく、眼鏡も壊れたとのこと。
杖もついているし、段差に引っかかったんでしょう。
 
それにしても、何て親切なお姉さんなんだろう。
小綺麗な身なりの方でしたけど、心まで綺麗な方なんだなと。
 
心温まるシーンを見て、日本もまだまだ捨てたもんじゃないなと感動でした。
 
そんなこんなで四天王寺に辿り着くと、いやぁ、ここも立派なお寺だなぁ。
建立は593年、聖徳太子によるものなんだとか。
 
ん? 何でお寺に鳥居なんだろう。
四天王寺HPで調べてみると、「元来鳥居は聖地結界の四門として古来インドより建てられたもので神社に限ったものではありません。」
へぇ、そうなのか。
 
鳥居に最も近い門は極楽門。
妙に綺麗だと思ったら、1962年に松下幸之助の寄贈により再建されたものなのだそうです。
 
門の内側、ん、何だこの船の舵のようなのは。
「参詣者はこれを回転させ、直接法門に触れることにより、洗心の功徳を積むことができる。」
 
ほぉ、なるほど。
一つを回転させると、他の転法輪のうちの一つが回り始めたんです。
 
機械仕掛けで繋がっている訳ではないので、これは単なる偶然。
いや、洗心の功徳を積んだのかな。
 
中心伽藍を参拝するには拝観料300円がかかるんですけど、ここはそれなりの価値あり。
五重塔は中に入ることができて、最上階まで階段で登ることまでできるんです。
 
現在建っているのは8代目、1959年(昭和34年)建立だそうなので、崩れるおそれもなく安心して上がれます。
外から見るよりも、内部は階段ばかりで狭いのが印象的でした。
 
金堂内壁には仏伝図が描かれており、これを見て歩くのがまた楽し。
飛鳥時代の建築様式を忠実に再現した建物が多数、なかなかの寺です。
 
遠方に見ゆるはあべのハルカス。
現代と飛鳥時代のコラボ、日本の歴史の長さを実感できるんですよね。
 
そうだ、境内を出たところにある薬屋さんには、陀羅尼助丸という胃腸薬の看板。
 
店のご主人に聞くと奈良の薬だそうですけど、オリジンは飛鳥時代。
四天王寺と同じ時代から受け継がれるものとは、ここにも歴史が生きています。
 
さすがは大阪だなと、改めて感じる場所でした。
 
 
四天王寺
大阪市天王寺区四天王寺1-11-18
06-6771-0066
参拝時間 4~ 9月:8:30 ~ 16:30、10~3月: 8:30 ~ 16:00
(お堂の外からのお参りは24時間)

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