・万博2日目の締めくくりは、師匠のリクエストでタイパビリオンへ。シアターや豪華な展示でタイの魅力を満喫。医療や食の分野で世界に貢献しようとする姿勢はなかなかのものでした
Commons-Fを出て、大屋根リングに沿って歩を進めると、タイ、スペイン、サウジアラビアといった国々のパビリオンが並んでいます。
どこが一番空いているかな、なんて探っていたところ、師匠が「タイパビリオンを観たい」とひと言。
あ、そういえば、タイ人の知り合いがいるという話をしていたっけ。
それならば、たとえ多少並んでいたとしても、ここは観ていくべきでしょうね。
黄金に輝く、タイパビリオン
タイ王国の寺院建築を思わせる、きらびやかで優雅な外観です。
繊細な装飾と、空に伸びる屋根の曲線が美しいんですけど…
あれ?
よく見ると屋根は片袖のみ。
残る片側は鏡に写ったものというのがユニークですね。
待ち時間は30分ほどありましたけど、まぁこれぐらいは当たり前というのが万博。
タイの魅力を五感で体験する
パビリオンの内部は、まずシアター形式の展示から始まります。
巨大なスクリーンに映し出されるのは、タイの豊かな自然、活気あふれる街並み、そして未来へと向かう人々の姿。
映像と音に包まれる没入感のある演出で、一気にタイの世界へと引き込まれます。
シアターを抜けた次の部屋もまた映像。
こちらはプロジェクションマッピング的、立体のスクリーンに投影されるのか。
タイといえば、国技であるムエタイも欠かせない。
力強い戦士の映像、その迫力と精神性を伝えてくれます。
映像を観た後に展示室に移動。
展示室はタイの伝統と、未来へ向けた革新が融合した空間デザイン。
特に印象的だったのが、医療と食に関する展示です。
こちらは「1000の医療施設」というテーマ。
世界中の人々を対象に、国際基準の包括的な医療やケアを提供する「メディカルハブ」となることを目指しているとのこと。
国の新たな戦略に、その意気込みを感じますね。
そして「10000種類の健康メニュー」。
地元の食材を活かしつつ、タイ料理を世界で最もヘルシーで美味しい料理にしていこうという取り組み。
食文化への誇りと、それをさらに発展させようという情熱が伝わってきました。
辛味・酸味・甘味・塩味・旨味のバランス、加えてハーブやスパイスの香りが絶妙なタイ料理。
美味しいですよね。
さ〜て、そろそろ時間かな。
二日間にわたる万博散策も、これにておしまい。
名残惜しいですけど、東京に帰るとしましょうか。
さようなら、大阪万博
会場を後にする前に、公式キャラクターのミャクミャク像を。
今回の大阪万博、正直なところ来る前はそこまで期待値が高かったわけではありませんでした。
でも実際に来てみれば、そこは知的好奇心を刺激されっぱなしの、最高に面白い空間。
世界中の国々のパビリオンを巡り、その国の歴史や文化、そして未来へのビジョンに触れる。
最新のテクノロジーが、私たちの生活をどう変えていくのかを肌で感じる。
そして、美味しいグルメとの出会い。
これはまさに、私の趣味である歴史、IT、グルメ、そしてウォーキングの全てを一度に満たしてくれる壮大な祭典だったなと。
この面白さなら、機会があればまた来てもいいかな。
そんな満足感を胸に、夢洲を後にしました。
【おまけのワンポイント】
・各国のパビリオンでは、その国が今、世界に向けて何を発信したいのかという「国の意志」のようなものが感じられて非常に興味深かったです。待ち時間だけでなく、そうした視点で訪れるパビリオンを選んでみるのも面白いかもしれません。
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