・大阪での朝食は、船場センタービルのレトロな喫茶店『パレット』へ。ハムトマトサンドのCセットを注文し、古き良き喫茶店の味を堪能。しかし、本当の驚きは会計時に。衝撃的な安さに、昭和から続く価格設定の謎とお店の心意気を感じました。
大阪の神社巡りを終えて、さて、次は朝食に。
この日は船場センタービル10号館の地下1階、『喫茶パレット』にお邪魔することに。
この佇まい、いかにも昭和レトロといった感じ。
私はこういうお店が大好きなんですよね。
店内では煙草が吸えるのも、一昔前の喫茶店ならではの趣です。
実はこのお店、7:00開店のはずが前日7:10に訪れた時はまだ閉まっていたんです。
この日は7:30過ぎにリベンジ、無事に営業していました。
このゆるさもまた、味がありますね。
悩ましい朝のメニュー選びと、現代の物価
さて、メニューはこんな感じ。
この日も万博で一日中歩き回る予定なので、朝はしっかり食べておきたいところです。
Cセット(サンドイッチ+ゆで卵)が430円、これにコーヒー330円もつけたら合計で760円か。
最近は何を食べても高く感じるので、外食の朝食としては標準的な価格かなと。
丁寧な仕事が光る、喫茶店の朝食
まずはコーヒーが運ばれてきました。
うん、喫茶店らしく丁寧にハンドドリップで淹れてくれたであろう、香り高い美味しいコーヒー。
こういう一杯が、朝の時間を豊かにしてくれますね。
そしてメインのCセット、ハムとトマトのサンドイッチ。
よし、それでは頂きます。
うんうん、一見するとシンプルですけど、これがなかなか。
ハムはちゃんと2枚重ねになっていて、薄っぺらくないのが嬉しい。
瑞々しいトマトの酸味と、ほんのり効いたマヨネーズとの相性も抜群。
パンの耳を落とした、昔ながらの丁寧な仕事ぶりが光ります。
コンビニのサンドイッチとは一線を画す、手作りの温かみが感じられる味ですね。
セットのゆで卵も、つるんと完璧に剥ける絶妙な茹で加減。
シンプルに塩をパラリと振って、ぱくり。
うん、なかなか満足度の高い朝食、ご馳走さまでした。
衝撃の会計!価格設定の謎
さて、お腹も満たされたところでお会計。
1,000円札をカウンターで渡すと、お店の方がにこやかに「430円です」と。
……ん?
え、よんひゃくさんじゅうえん?
一瞬、自分の耳を疑いました。
メニューをもう一度、頭の中で思い返します。
Cセットが430円、コーヒーは別で330円じゃなくて込みの値段だったんですね。
ということは、あの美味しいサンドイッチとゆで卵、合わせてたったの100円ということになるのか!
これは無茶苦茶安い、いや安すぎます。
この衝撃の事実を知ってしまうと、先ほどの料理の味の評価が、ぐんと1ランクも2ランクも上で感じられるから不思議なもの。
物価高が叫ばれる今の日本で、まだこんなお店が残っていたとは。
嬉しい発見と驚きに、なんだか心が温かくなった朝でした。
船場センタービルには、こうしたレトロで個性的なお店がたくさん眠っている様子。
大阪に行くことがあったら、探訪してみたいビル、そう記憶しておきます。
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