・万博2日目は前日の教訓を活かし、少し遅めのスタート。無料レンタルの日傘の涼しさに感動した後、空いているドイツパビリオンへ。不思議な音声ガイド「サーキュラー」と共に巡るも、インパクトのある展示ではなかったというのが正直なところ。
大阪万博2日目。
この日は少しゆっくりと、朝9:00に師匠とホテルのロビーで待ち合わせ。
チェックアウトを済ませて荷物をフロントに預け、いざ会場へ、夢洲駅に到着したのは9:45頃でした。
前日、開場時間より早く着きすぎて、炎天下の行列で体力を消耗した反省を活かした時間設定だったんですよね。
10:00の入場待機列はすでに動き始めていましたが、それでも中に入るにはそれなりに時間がかかるもの。
この日は荷物を減らすために傘を持ってこなかったので、会場で無料レンタルされている日傘を借りてみることにしました。
これがなかなかの優れもの。
雨傘とは違い、日光をしっかり反射してくれる素材で体感温度が全然違います。
日傘、涼しいんだなと改めて実感…
って女性には当たり前ですよね。
最近は男性でも日傘をさす人が増えてきましたけど、私はこの日が初めてだったんです。
さて、会場に無事に入場し、師匠と作戦会議。
お互い明日から普通に仕事が待っている身、特に師匠は体力温存が最優先。
今日は空いているパビリオンをいくつか巡ったら、お昼前には会場を出よう、という結論になりました。
待ち時間10分、ドイツパビリオンへ
空いていそうなパビリオンはどこか…と探してやってきたのが、こちらのドイツパビリオン。
入口のスタッフの方に待ち時間を聞くと、なんと10分程度とのこと。
よし、まずはここに入ってみることにしましょう。
言葉通り、10分も待たずにすんなりと入口へ。
そういえば、第二次世界大戦で日本と三国同盟を結んでいたのはドイツとイタリア。
昨日のイタリアパビリオンは4時間待ちだったので、今回の万博では両国を制覇したわけですけど…
この待ち時間の差は一体何なんだ。
不思議な音声ガイド「サーキュラー」
入口で手渡されたのが、この丸い人形。
「サーキュラー」という名前だそうで、これが音声ガイドの役割を果たすとのことです。
展示物の前にある特定のポイントにかざすと、解説が流れる仕組み。
日本の「カワイイ文化」にインスパイアされて生まれたキャラクターらしい。
パビリオンは、螺旋状の坂道を上っていく構造になっています。
このサーキュラーを片手に、ドイツが提唱する未来の世界を巡る旅が始まります。
テーマは「循環」、しかし…
ドイツパビリオンのテーマは「Wa! Germany」。
「わ!」という驚きと、「輪」、つまりサーキュラーエコノミー(循環型経済)をかけているようです。
展示は資源を無駄なく使い、持続可能な社会を目指すというドイツの取り組みを紹介するものなんですよね。
しかし、展示内容はかなりコンセプチュアル。
一つひとつの展示でサーキュラーの語る内容をじっくりと聞いていけば面白いのかもしれませんけど、音声を聞くだけというのは単調な印象。
もっとドイツらしく、自動車産業や精密機械のようなテクノロジーや力強さを前面に押し出した展示のほうが、多くの人に響くのではないでしょうかね。
ドイツといえば、環境先進国であり、「黒い森(シュヴァルツヴァルト)」に代表される豊かな森林のイメージ。
最後のフロアにあった、木材をふんだんに使ったこの温かみのある空間は、ドイツらしくていい感じだったかな。
空いているパビリオンには、やはり空いているなりの理由があるもの。
でもよく考えてみると、これが万博の標準的なパビリオンの姿なのかもしれません。
昨日のイタリア館やヘルスケアパビリオンが、あまりにも刺激的すぎただけなんだろうな、と自分を納得させたドイツ館体験でした。
【おまけのワンポイント】
・万博会場の無料レンタル日傘、荷物チェックゲートまでしか使えないですけど非常に優秀です。特に男性は日傘を使う習慣がない方も多いと思いますが、体力の消耗度が全く違うのでぜひ活用してみてください。
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