・大阪2日目の朝、近隣の神社散歩でカメラ設定を間違える大失態。前夜のドローン撮影設定のまま撮ってしまい、露出オーバーの写真を連発。補正しつつも、長年のカメラ好きとして猛省です。
大阪2日目の朝。
旅先では少し早起きして、ホテル周辺を散歩するのが私の習慣、この日は近所の神社を巡ってみました。
まずはホテルからほど近い、坐摩(いかすり)神社へ。
しかしこの日の私は、とんだ大失敗をやらかしてしまったんです。
いきなりの大失敗、真っ白な写真
坐摩神社に到着し、まずは鳥居の外から一枚。
この写真、なんだか色が不自然ですよね。
まるで絵画のような、妙に作ったような色あい。
実は、元の写真がこれ。
見事に露出オーバー、いわゆる「白飛び」というやつです。
なぜこんなことになってしまったのかというと、原因は前日の夜のドローン撮影。
暗い夜空のドローンを撮るために、ISO感度を思いっきり上げていたんですね。
そして、その設定を元に戻すのをすっかり忘れたまま、この日の撮影を始めてしまったというわけです。
一眼レフを長年愛用している身として、これは非常にお恥ずかしい初歩的なミス。
RAW映像を補正して何とか色を取り戻したのが、上の写真というわけです。
境内に佇む、ユニークな獅子
少々暗い場所は、ISO感度が高い設定でも問題なく写っていました。
境内の植え込みの中に、こんなものを発見。
狛犬…かと思いきや、これは「獅子」のようです。
お尻をきゅっと上げて、顔を斜め上に向けて威嚇するような、なんともユニークで躍動感のあるポーズ。
一対で置かれていないことから、対の「狛犬」ではなく、単体の「獅子」として作られたものらしい。
御堂筋を歩き、難波神社へ
坐摩神社を後にして、次に向かうのは難波(なんば)神社。
大阪のメインストリート、御堂筋を歩きます。
この御堂筋の写真、露出オーバーだったものを補正した一枚です。
そして難波神社に到着。
こちらも、補正の跡が隠しきれない色合いの写真ですね。
難波神社は、反正(はんぜい)天皇の時代に創建されたと伝わる非常に古い神社。
もとは違う場所にあったものを、豊臣秀吉による大坂城築城の際に現在地へ移されたという歴史があるそうです。
文楽と和算、歴史の香り
境内には、人形浄瑠璃・文楽の祖とされる人の碑がありました。
江戸時代、この神社の境内で人形浄瑠璃が盛んに上演され、それが今日の文楽へと繋がっていく。
ここが芸能発祥の地の一つだと思うと、感慨深いものがあります。
こちらは「算額顕彰碑」。
算額というのは、江戸時代に流行した「和算」という日本独自の数学の問題が解けたことを記念して、神社やお寺に奉納した絵馬のようなものらしい。
難問を解いた喜びと神仏への感謝をこうして形に残したんですね。
PCやAIもない時代、当時の人々の知的好奇心や探求心に頭が下がります。
この難波神社の御祭神は仁徳天皇。
有名な「民のかまど」の逸話で知られる天皇です。
高台から民家の集落を眺めた際、食事の支度をする煙が立ち上っていないことに気づき、民の貧しさを察して3年間も税を免除したという、慈悲深い人柄が伝わる物語。
大阪の街の真ん中で、そんな古代の天皇の心に思いを馳せる朝の散歩となりました。
さて、カメラの設定も直したし、次なる目的地へ。
というところで、続きはまた明日。
・カメラ好きの皆さん、前の日の撮影設定の確認は忘れずに行いましょう。特に夜景撮影の後などは要注意です。今回の私のように、朝の光の中で真っ白な写真を量産してしまうことになります…(言われるまでもない、ですかね)
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