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2025年8月20日水曜日

【グルメ】唐辛子マーク1つ?セブン「麻婆丼」は辛さより「旨味」に全振りだった

【この記事のポイント】
・休日のランチ、セブン-イレブンの「旨辛界隈」シリーズから「中華だしの旨味引き立つ麻婆丼」をチョイス。唐辛子マーク1つだと刺激は皆無。しかし、その奥にある本格的な中華だしの旨味とコクに、コンビニ麻婆豆腐の新たな可能性を見出しました。



とある休日、妻と一緒に外出先から戻り、さて、ランチはどうしようか。
正直なところ、今から何かを作るのは面倒。

よし、こういう時は文明の利器、コンビニエンスストアに頼るに限る。
帰り道にあるセブン-イレブンで、お互いに好きなものを買って帰ってしまうことにしました。

店内のお弁当コーナーを物色、つい先日も食べたばかりだというのにまたしても私の手が伸びてしまうのが…
そう、麻婆豆腐なんです。

あの、白米との絶対的な相性。
そして程よい刺激があって、夏の気だるいさをシャキッとさせてくれるような。

旨辛界隈からの刺客、唐辛子マーク1つの実力は




今回選んだのは、「旨辛界隈」シリーズの一品、「中華だしの旨味引き立つ麻婆丼」、お値段は498円(税抜)です。

パッケージには、辛さの目安を示す唐辛子マークが一つ。
なるほど、辛さは控えめということか。

しかし、最近のコンビニ中華は侮れない。
この「旨辛」という言葉の裏に、どんな仕掛けが隠されているんでしょうね。


自宅に持ち帰り、パッケージをオープン。

麻婆豆腐の色は、刺激的な赤ではなく、どちらかといえば落ち着いた茶色。
ゴロゴロと入った豆腐が、なんとも美味しそうです。

おや、別添で花椒の小袋がついている。
なるほど、食べる直前に振りかけることで、痺れるような香りを最大限に楽しませようというユーザー体験を重視した設計思想ですね。

いざ実食、痺れないけど、これは美味い




ご飯と麻婆豆腐のセパレート式容器も、今やコンビニ弁当のデファクトスタンダード。
ご飯の上に、とろりとした麻婆豆腐をかけ、さらに添付の花椒を全体に満遍なく振りかけます。

準備は整ってと。
よし、それでは頂きましょう。


粉っぽく見えるほど、たっぷりと振りかけた花椒。
これは、かなり痺れるんじゃないだろうか…

なんて警戒心を抱きながら一口。
ん、んん?

なんと、全く辛くなく、そして痺れもしない。
あの舌がピリピリとするような「麻(マー)」の感覚は皆無です。
なるほど、唐辛子マーク1つというのはそういうことだったか。

でも、落胆する必要は全くなし。
これは辛さを追求した麻婆豆腐ではなく、「旨味」に全振りした麻婆豆腐なんですよね。

まず、商品名にもある通り、中華だしの味わいが非常に豊か。
鶏ガラや豚骨をベースにしたであろう奥行きのある旨味、これが口の中いっぱいに広がります。
そこに、豆板醤や甜麺醤のコクと、ひき肉の力強い旨味が加わる。

辛さはほとんど感じないものの、その分、素材一つひとつの味が際立って感じられるような。
しっかりとした木綿豆腐、優しい甘さと滑らかな舌触りも最高です。

これは刺激的な四川料理というよりは、日本人の口に合うように作られた、優しい町中華の麻婆豆腐の味わい。
この麻婆餡が、白米に合わないわけがないですね。

最後に


というわけで、セブン-イレブンの「旨辛界隈」からの刺客。
その辛さは、正直なところ肩透かしではありました。

でもその代わりに教えてくれたのは、辛さだけが麻婆豆腐の魅力ではない、ということ。
中華だしの奥深い旨味とコク。それこそが、この商品の本当の価値なんだなと。

ワンコインでお手軽に味わえる麻婆豆腐、日本のコンビニエンスストアというインフラの素晴らしさに改めて感謝。
ご馳走さまでした。




【おまけのワンポイント】
・麻婆豆腐の味の決め手となる「豆板醤(トウバンジャン)」は、そら豆に唐辛子や塩などを加えて発酵させた中国・四川省発祥の味噌の一種。その歴史は古く、300年以上前から作られているんだそう。そんな歴史を知ると、いつもの調味料もまた違った顔を見せてくれますね。

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