モーションウィジット

2023年4月28日金曜日

【旅行】雨の河口湖、外国人観光客ばかりの美術館

【この記事のポイント】
・両親を連れてお気に入りの久保田一竹美術館を訪問、感動的な作品の数々に喜んでもらえたかなと
・外国人観光客が95%というのに驚きつつ、海外でも評価されているんだと嬉しくなった



今日は雨降りですけど、こういう日でも楽しめるスポットがあるのはメジャーな観光地である河口湖のいいところ。

昨年の秋に妻と行った『久保田一竹美術館』なら、両親も喜んでくれるんじゃないか。
提案してみると乗り気、宿から歩いて10分ちょっとという近さもこういう日に適している要素。

入口に到着、前回来た紅葉の季節の休日より遥かに空いているのは、平日で雨降りだからでしょう。
災い転じて福となす、とは正にこういうことかな。

おかげで誰も写り込まない構図で門を撮ることもできました。
東南アジア辺りの遺跡、そんな雰囲気の風景ですね。

新館の入り口、こんなところに馬の像があるとは気付かなかったな。
こちらは地中海、ギリシャ文明の影響を受けている島、というところかな。

新館内にあった像、撮影禁止かと思っていたもの。
外国人観光客が写真を撮っていて、よく見てみると一つ一つのに撮っていいかNGかの表示があったんですよね。

この観光客は、日本のものだと思って撮っているんだろうか。
日本の神様とは似ても似つかぬ… いや待てよ、天狗に似ているといえば似ているかな。

この博物館は絞り染め、つまり着物が展示物であるということを認識してくれてればまぁいいか。

本館は白い階段の上、中は写真撮影不可なので、様子については公式HPを御覧下さい。

【本館】作品展示室

秋に来た時も美しい作品が並んでましたけど、今回の展示もまた別の作品で素晴らしい。
両親も感動して鑑賞、ここをチョイスしたのは正解でした。

絞り染めだけでなく、庭の美しさもこの美術館の特徴。

雨降りであるがゆえ、苔の色がなお一層鮮やかで美しいんですよ。
傘をさしながらの散策、それでも両親ともに隅々まで歩いていたので、やはりここに来て良かったなと。

庭の最奥には慈母像窟。
インドの物資に彫ってもらった普賢菩薩像だそうで、久保田一竹の亡き母を偲ぶためのものなんだそうです。

帰り際、感じのいい美術館スタッフが話しかけてきてくれて、以下のようなお話を聞きました。
・この季節は富士山と桜で外国の方が多く、来館者の95%にもなる。
・この美術館が所蔵している絞り染めは104点。いずれも美術品であり、並行して着用の着物は多数作られていた。
・久保田一竹も元々は江戸縮緬の着物を造っていた。目にした辻が花の魅力に取り憑かれ、幻と言われた技法を自ら蘇らせた

104点もあるのなら、また来れば別の作品を見ることができるのでしょうね。
いや、同じものだとしても、全部記憶に残っているわけではないので心新たに楽しむことができるんだろうなと。




久保田一竹美術館
山梨県南都留郡富士河口湖町河口2255
0555-76-8811
営業時間 10:00〜17:00
休館日 火曜

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