モーションウィジット

2021年5月4日火曜日

【グルメ】焼きあさりを噛み締めると、浦安伝統の旨味たっぷり

ウォーキングも浦安駅に近づいた時、そうだ、『さつまや』に寄っていこう。

店名は正確には『焼蛤本舗さつまや』、焼きはまぐり、焼きあさりの専門店。
創業は昭和初期とのこと、そろそろ100年になろうかという老舗です。

100年前、当然ながら東西線は走っておらず、大規模な埋立もまだまだ後のこと。
これらはほぼ同時期で、1960年代に入ってからなのでまだ50年なんですね。

当時の浦安はどんな様子だったのか。
べか船などの昔の風景に囲まれた、静かな漁村だったんじゃないかな。

その後の発展を間近に見てきた『さつまや』、でもその焼きはまぐりの味は変わらず、ということでしょう。
外装や店内が綺麗になった気もしますけど、建て替えたのかな。

貝を焼くのにこんな横長コンロを使っているとは、きっと特注品なんでしょう。
一つ一つ並べて、頃合いをみて裏返すのは人の手、結構手間がかかっているなぁ。

今回買ってきたのは焼きあさり。
あさりは1本50円、はまぐりは150円と3倍もするんですよね。

当然はまぐりの方が大きいんですけど、味は甲乙つけがたいんです。
コスパ重視で、あさりを10本。

発泡酒を呑みながら、どれどれと一つ。

口に入れた瞬間は、固いなと思うだけ。
馴染んでくると、香ばしさに続いて徐々に旨味が広がっていきます。

噛むほどに旨味は広がり、そしてどんどんと勢いを増していく。
たった一粒のあさり、こんなに美味かったっけか。

そこに発泡酒をくピッと。
ん? 少々苦味が勝るので、軽めの日本酒か白ワインの方が合うかな。

なんて思いながらも、手が止まらず次の串へ。
変化のない味に慣れてしまうと感動は薄れていくので、一度に食べるのは3本くらいがいいでしょうね。


浦安を代表する昭和な漁村の味、美味しかった。
ご馳走さまでした。




さつまや 本店
047-351-2806
浦安市猫実4-16-24
営業時間 8:30~19:00
定休日 月・第3火

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