・『新宿みやざき館 KONNE』で購入した、本場の「チキン南蛮」をお土産に。今や全国区となった宮崎のソウルフードの歴史に思いを馳せつつ、甘酢とタルタルソースが絡む絶妙なハーモニーを堪能。レトルトとは思えない本格的な味わいに感動。
新宿にある宮崎県のアンテナショップ『新宿みやざき館 KONNE』。
先日ご紹介した「洋風チーズ饅頭」に続き、購入してきたお土産の第二弾はこれを外すわけにはいかないという品。
そう、宮崎グルメの王者、「チキン南蛮」です。
本場の味、手軽にご家庭で
今回購入したのは、「ネオフーズ竹森」という会社が作っているもの。
パッケージには、なんとも食欲をそそる口上が書かれています。
「国産若鶏の鶏ムネ肉にニンニク等でしっかりと味をつけて揚げて甘酢に浸してさっぱりに仕上げました。本場宮崎の味をご自宅でお手軽にお楽しみいただけます。1人前170gとボリューミーで、大満足の1品です。」
チキン南蛮は今でこそ全国区の知名度を誇る宮崎料理、でも私が子供の頃、関東で食べた記憶はないんですよね。
ファミリーレストランのメニューに加わったり、お弁当チェーンの定番商品になったりした2000年代以降に、一気に全国区の食べ物になったんじゃないかなと。
歴史を紐解くと、そのルーツは昭和30年代、延岡市にあった洋食店のまかない料理だと言われているんだそうです。
いざ実食、甘酢とタルタルの黄金比
この日の夕食の主役として、レンジで温めてお皿に盛り付けます。
付属のタルタルソースをかければ、お店で出てくるような本格的なビジュアル。
よし、それでは頂きましょう。
まず一口、うん、鶏肉が驚くほど柔らかい。
パサつきがちな鶏むね肉を使っているとは思えない、しっとりとした仕上がり。
衣に染み込んだ甘酢は酸味と甘みのバランスが絶妙で、さっぱりとしていながらも後を引く美味しさ。
そして、この料理のもう一つの主役はタルタルソース。
マヨネーズのコクと、卵のまろやかさ、そして玉ねぎのシャキシャキとした食感が、甘酢の効いた鶏肉と見事に絡み合います。
この「揚げ物×甘酢×タルタルソース」という、カロリーの三重奏。
背徳感はさておき、この組み合わせは美味しくないわけがない、まさに黄金の組み合わせです。
最後に
というわけで、『新宿みやざき館 KONNE』で手に入れた、本場のチキン南蛮。
レトルトタイプでありながら、その味は専門店にも引けを取らない非常にクオリティの高い一品、ボリュームもたっぷりで大満足でした。
かつては宮崎のローカルフードだったこの料理が、今や全国の食卓で当たり前のように愛されている。
その普及の歴史に思いを馳せながら食べると、また感慨深いものがありますね。
さすがの人気メニュー、その実力を改めて認識できたことに感謝。
ご馳走さまでした。
【おまけのワンポイント】
・チキン南蛮には、実はタルタルソースを「かける」スタイルと「かけない」スタイルの、二つの流派が存在するらしい。発祥の店とされる延岡市の『直ちゃん』は、タルタルなしの甘酢あんのみ。一方、同じく延岡市の『おぐら』が、タルタルソースをかけるスタイルを広めたと言われています。あなたはどちら派?
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