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2025年9月20日土曜日

【グルメ】無添加・長期熟成!佐賀『シャルキュティエ田嶋』の絶品ハム・ソーセージ

【この記事のポイント】
・頂き物のハム・ソーセージ詰め合わせ、佐賀県太良町の『シャルキュティエ田嶋』の「月と森のほまれ」。無添加・長期熟成にこだわった本場ドイツ製法の逸品、グラタンやピザ、サンドイッチなど様々な料理で堪能。素材の力が生み出す本物の美味しさに感動しました。



佐賀県太良町にある『田嶋ハム工房』が作るハム・ソーセージの詰め合わせ、なんとも嬉しい頂き物。

「月と森のほまれ」と名付けられた商品の作り手は、「シャルキュティエ田嶋」とあります。
シャルキュティエとは、フランス語で食肉加工技術を持つ職人のこと。
そう表記するだけで、なんだかぐっとお洒落で、本格的な響きになりますね。

この『田嶋ハム工房』、味付けに用いる食塩、砂糖、香辛料以外の添加物(発色剤など)を一切使わず、本場ドイツの製法を守り続けているのだとか。
原材料も、地元・佐賀や長崎の豚肉をはじめ、塩や燻製のチップに至るまで、こだわり抜いているんだそうです。

豪華な詰め合わせと、幸せのおすそ分け




届いたパッケージを開けてみると、ソーセージが4パック、ロースハム、ベーコン、ボローニャソーセージと実に豪華な詰め合わせ。
これが届いた日、息子が家に遊びに来ていたので、「これ、持って帰るか?」とソーセージを2パックおすそ分けしてと。
残りを、我が家3人で、何回かに分けてじっくりと味わうことにしました。

名脇役にして主役、ベーコンの実力




最初に食卓に登場したのはベーコン。
たっぷりのベーコンを使って、妻がグラタンに仕上げてくれました。

ホワイトソースのクリーミーな味わいの中で、このベーコンは存在感あります。

燻製の豊かな香りと、噛むほどにじゅわっと溢れ出す、凝縮された肉の旨味。
グラタン全体の味を、明らかにワンランク、ツーランク上に引き上げてくれていました。


「このベーコンは、そのまま焼いただけのが一番美味しいよ」と妻。
残っていた分を、さっと焼いてくれました。

早速一口… うん、確かに。
スモークの香りがよりはっきりと立ち上り、そして何よりも脂の甘みと旨味がダイレクトに感じられる。

スーパーで買ういつものベーコンとは、一味も二味も違う。
これは、素晴らしい逸品です。

素材が光る、ソーセージとボローニャ




また別の日。

夕食のおかずが、ほんの少しだけ物足りない。
そんな時に、「あ、ソーセージがあったじゃないか」と思い出したんです。

フライパンで表面を軽く炙るだけで、立派な一品に。
皮はパリッと、中は驚くほどしっとりと柔らかい。

余計なものが入っていない、豚肉本来の純粋な美味しさが伝わってきたなと。


ボローニャソーセージは普段あまり食べる機会がないので、他と比べるのは難しいんですよね。
とはいえ、これもまた間違いのない味でした。

今回はピザの具材として使ってみたところ、その存在感は抜群。

玉ねぎの甘み、チーズのコク、そしてトマトソースの酸味。
このボローニャソーセージの力強い旨味は、それら全てをどっしりと受け止めてくれていました。

最後の主役、長期熟成ロースハム




そして、最後に残ったのが、このロースハム。
これは、やはりサンドイッチの具材にするのが王道でしょう。

薄くスライスしようと思ったものの、発色剤を使っていない自然なハムは脂肪の部分が驚くほど柔らかく、包丁の扱いに一苦労。
厚さがかなりバラけてしまいました。

さらに最後に残った端の部分を切るのにも難儀し、こちらはやむなくサイコロ状にカット。
私の包丁の技術には、まだまだ課題ありですね。

しかし、そんな不格好さも吹き飛ばすほど、このハムの味は抜群。
化学調味料は一切使わず、長崎県五島灘の塩と、北海道産の甜菜糖、そして香辛料のみで、じっくりと2週間も漬け込んだ長期熟成ロースハム。

しっとりと柔らかな口当たりの中に、肉本来の繊細な甘みと、熟成された深い旨味が感じられます。
これは、ただの「ハム」という言葉では片付けられない、一つの完成された「料理」でした。

最後に



というわけで、佐賀県からやってきた、シャルキュティエの心のこもった贈り物。
そのどれもが、素材の良さと、丁寧な仕事ぶりを雄弁に物語る、素晴らしい逸品でした。

現代社会では効率化や自動化が追求されますけど、食の世界にはこうした時間と手間を惜しまない「手仕事」にしか生み出せない価値があるのだなと、改めて実感させられました。

美味しいハムとソーセージに、心から感謝。
ご馳走さまでした。




【おまけのワンポイント】
・「シャルキュトリ(Charcuterie)」とは、フランス語でハム、ソーセージ、パテ、テリーヌといった食肉加工品の総称のこと。そして、それらを作る職人が「シャルキュティエ(Charcutier)」と呼ばれます。ワインやチーズを選ぶように、シャルキュトリの世界を知ると、食卓がまた一つ、豊かになるんでしょうね。

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